こんにちは。新宿美術学院三上です。
本日は冬期講習前期初日です。
受講生のみなさんが大きな画材バックを持って、登校している姿を見ると気が引き締まる思いでいっぱいになります。自分が受験生だった頃のこの時期は、ホントに切羽詰まっていて友達から「笑わなくなったね」と冗談で言われたものでした。
これからが本当の勝負の時期になります。新美のみんなの合格を心から祈っています。
冬期講習の申込もまだまだ受け付けていますので、参加をお待ちしております。
少し予断になりましたが、本題の合格者体験をお伝えしたいと思います。本日は芸大デザイン合格者の体験記です。皆さんの参考にして頂ければと思います。
「合格体験記」
東京芸術大学デザイン科合格 平井理乃
「君はわかろうとしてない…」夜間部の頃先生に何気なく言われた言葉です、ただ目標が欲しいという理由だけでなんとなく新美に入った私はその言葉の意味も理解しようともせずに聞き流してしまいました。
昼間部に入り、決まったパターンにぼんやりと当てはめるだけの制作を続けていた自分に疑問を持って、初めて物事を理解することの大切さに気づきました。受験対策で頭が凝り固まって、知った気になって制作していた自分を反省し、それ以来『理解して、よく味わってから伝える』を目標とするようになりました。
先生からアドバイスをもらうとき、画材を試すとき、モチーフを違った角度から見つめるとき…当たり前の事に対する心構えを少し変えるだけでも対象を自分なりに捉えることができる気がして、制作を楽しめるようになりました。制作を続けていると自己嫌悪に陥ることも多々ありましたが、全ての成功と失敗が詰まった自分を信じてみるのもいいかもしれない、ということも新美で学びました。
二度目の一次試験で席に着いたときにこの一枚を絶対に無駄にしたくないと思えたのも、充実した時間があってこそのことでした。新美で出会えた全ての方々に感謝致します。ありがとうございました。