日別アーカイブ: 2013年10月29日

日本画科-普段のアトリエ風景-

 

日本画科講師の金子です。

この時期、冷気いよいよ加わって参りましたが、皆様方にはお変わりございませんでしょうか。

 

さて、今回はアトリエ風景を紹介したいと思います!見学に来られる方の多くがアトリエの雰囲気を気にされるかと思いますが、そういったことを踏まえて普段のアトリエの様子をお伝えしたいと思います。

その前に、先週終了したB全サイズパネルで制作を行う選択課題の「大作着彩(昼間部のみ)」の制作風景を紹介します。

この選択課題は、デッサン、着彩を2日間で仕上げる「通常課題コース」と“B全サイズパネル”で制作を行う「大作着彩コース」に分かれます。「大作着彩コース」は、テーマコンセプトが自由のため、モチーフ選びからセッティングまで生徒一人一人が行っています。

尚、大作制作は普段出来ないことにチャレンジ出来る半面、受験を意識した制作時間から暫く離れてしまうため、それなりのリスクが伴います。そのため、各自の目的に応じてコースを選択しています。

1←アトリエ上部から俯瞰して見てみると、熱気に溢れている感じが伝わってきます。

2←今年度の大作制作は8日間という短い期間ではありましたが、朝から夜まで粘りを見せる生徒が多かったです。

3←上位者の作品。奥の壁面がやや単調ですが、それぞれのモチーフに実感が有り、また画面全体に自然な見え方が構築されていて非常に好印象です。ファービーやペンギンなど本人の趣向も感じられ、程良い遊び心が観る側をホッとさせてくれます。

 

ちなみに、アトリエ半分側ではデッサン・着彩を2日間で仕上げる「通常課題コース」の生徒たちが頑張っていました。こちらもいい緊張感がありました。

 

― ここからは、普段のアトリエ風景です。

■昼間部アトリエ風景

4←明るい室内です。画像は着彩課題ですが、7卓ほどならば、一人一人のスペースを確保して制作することが可能です。

5←真剣な眼差しです。背後にある合格者参考作品は自由に閲覧することが出来ます。

 

夜間部アトリエ風景です。

■夜間部アトリエ風景

6←こちらは着彩課題の2コマ目。

7←講師が色のつくり方を丁寧に指導している様子です。ニュートラルチント、インディゴ、、、、。

 

いかがでしたか?

他科と同様、日本画科のアトリエにおいても光を大切にしています。特に、「自然光」を重視した一定方向からの光源を意識しています。

今後もまた随時紹介していきたいと思います。

今後は来週より「一人一卓課題(昼間部・夜間部)」、「私大対策(昼間部・夜間部)」を予定しています。また、「夜間制作」として居残り練習を引き続き行っています。尚、現在、新年度パンフレットの制作時期でもあります。今年度の東京藝術大学合格者と武蔵野美術大学合格者(現役合格)の2人の作品と言葉を掲載予定です。是非お手にとって下さい。

 

― 最後に。

12月の「冬期講習会」受講生を募集開始しています。外部から受講する方は、それぞれの課題点を理解し、また、共有するため、講習始めと講習終わりに最低2回の個人面接を行います。また、地方から受講する方は、生活面などにおいても不安な事が多いことでしょう。そのあたりも出来る限りバックアップしますので、安心して受講していただけると思います。