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ena美術新宿 先端芸術表現科 合格体験記その2

こんにちは。ena美術新宿 先端芸術表現科です。
今回は合格体験記第2弾が届きました。Rさんは一次試験は小論文で受験。昨年度も一次試験は合格していましたが、今年度見事に二次試験も通過して無事に最終合格となりました!第一弾のKさんと同じようにとても長い体験記を書いていただき講師一同も学ぶところがありました。本当にありがとうございます。

2023年度体験記その1
2022年度体験記その1 その2 その3 その4


私は前年度は他の予備校で対策し、今年度はena美術にお世話になりました。最初の面談で、自分の弱点の共有とこれからなにをしていく必要がありena美術ではなにをしていただけるのか丁寧に教えていただきました。この面談で自分が一年後に合格できるビジョンが見えたので、ここに通うことにしました。

私は一次試験で小論文を選択しました。前年の一次試験に合格はしていたので、今年度はどんな問題が出ても受かるための準備をしました。春や夏までは自分のできることと逆にできないことを把握していき、秋にはできないことを克服するためにたくさんリライトしました。講師の方々からはどうしたら自分の考えていることを読み手に過不足なく伝わるのか事細かに教えていただきました。その中で自分自身のこだわりも出てきました。そういったときにも、講師の方々はそれを尊重していただき、そのうえでより良い小論文をどうやって作っていけるのかを自分と一緒に考えてくださいました。そのおかげもあって、冬の入試直前期には自分らしい文体や書き方を身に着けて、どんな問題が出題されても自分の良さをアピールできるという自信をもって入試に挑むことが出来ました。
小論文は出題される問題と自分自身との相性の良し悪しが大きく出る試験だと思います。相性の悪い問題に授業で出会っても、めげずに何度もリライトをする。そして、講師の言葉に耳を傾けつつ自分のこだわりも捨てない。そうすることで、本番でどんな問題が出題されても合格に届くような小論文がかける自信がついていくと思います。
この小論文の努力は新しい作品のアイデアや、二次試験にもいきてきたので私は一次試験対策をやることはすべてにつながる大切なことだと考えています。

最初、私は何か特定の興味や関心が無かったと思います。そう言ったものよりも普段の生活で自分が惹かれてしまったものをモチーフに制作をしていました。その対象の魅力が伝わるまで何度も同じモチーフで作品を制作していました。予備校では毎月講評会があり、それを利用して私は魅力が伝わるまで作品を展示していました。そこでの講師の方々からのアドバイスや、自分がリサーチによって得た新しい知見などを活かしながら作品をどんどんブラッシュアップしていくことが出来ました。
そうやって制作をしていくと断片的だった作品たちが繋がっていくのを感じました。とりあえず手を動かして、作品を制作する。作品制作のおもしろさはそれによって自分の知らない興味や関心が作品の中で発見できることだと私は思います。作品を作ることで自分の興味や関心が明確になっていくと思います。

直前期に近づくと個人資料ファイルを何回も試しに作ってみてどのように見えるのか、何が必要でいらないのかを考え始めました。そうやって作品全体を俯瞰的に見ていくと、作品の改善点や新たな作品案が思いつくようになりました。なので、私は個人資料ファイルの提出日のぎりぎりまで作品制作をして粘りました。個人資料ファイルの中で作ってきた作品で自分の興味がしっかり伝わるように工夫しました。

ena美術は無理強いをすることがなく、受験生の興味や関心を尊重してくれる場所だと思います。その中で私は自分自身の弱みや強みを講師と一緒に見つけていき受験に挑むことができました。なので、本番当日はあらゆる対策を立てて何がきても解けるという心持ちで挑めました。私自身この心持ちがあったからこそ合格できたと感じているので、自分に合った準備を徹底的にできてよかったと感じています。

予備校では自分以外の受験生を見ることが出来ます。自分の興味や関心の外側にあるものに触れる機会にもなるし、小論文に関して言えば自分が苦手なことをどのように克服できているのか参考にすることも出来ると思います。一人では気づくのに時間がかかることをすぐに理解して成長していける場所だと思います。


小論文試験を2年連続で通過するためには、偶然の要素を極力無くしいかなる課題がきたとしても自分なりの観点から応答する力が求められます。一見するとわかりにくい小論文の技術の積み重ねによって、Fさんの小論文の力は養われていきました。直前1週間前に、自分なりの形式とこれまで予備校で積み重ねてきた形式が合致した小論文を拝読したときのことが、今でも思い返されます。Fさんありがとうございます!これからの制作も講師一同楽しみにしております。

さて、春期講習後期は前のブログにも掲載した通り、28日(木)の18:00が申し込みの締め切りになっています。
https://www.art-shinbi.com/season/spring/shinjyuku/sentan/index.html

また新学期は4月13日(土)から始まります。現在、遠割、特待生の申し込みは継続中です!!遠隔にお住まいの方で、移住して受験対策をされる方は遠割という制度もありますのでぜひご活用ください。
https://www.art-shinbi.com/about/scholarship/(特待生の申し込み)
https://www.art-shinbi.com/news/a8afab6c8edb49a7aae8b05e46c49ec1/(遠割の詳細はこちらから)。

新学期授業の無料体験(1週分)の申し込み。無料体験では受講生と同じ課題を同じ講評で行いますので、普段の教室での様子や講評の様子が知りたい方はぜひご活用ください!
https://www.art-shinbi.com/event/event-muryo.html

また、受験相談の申し込みはこちらのページから。受講の仕方や受験の進め方など、主任講師が対応しますのでぜひご活用ください。
https://www.art-shinbi.com/event/2023/23event-soudan.html

それでは先端芸術表現科でした(画像は体験記Fさんが夏期講習に制作した作品と、総合実技再現になります)。

ena美術新宿 先端芸術表現科 合格体験記その1

こんにちは。ena美術新宿の先端芸術表現科です。
今回は今年度合格した方の合格体験記第1弾になります!今回体験記を書いてくださったKさんは、一浪で無事に合格されました。一次試験は素描受験となります。


私は、高校2年生の春に先端芸術表現科の受験を決めて対策を始めました。高二から現役までは、他予備校に通っており、浪人生になった時に、友人から勧められて、ena美術の講師の方と面談をしました。面談をしてみて、不安症な自分とちゃんと向き合って、一年間通えるように感じ、ena美術に決めました。ena美術では、今まであった受験時の運要素を無くして、確実な実力で受かっていけるように手厚く指導をしていただきました。

一次試験対策について
現役の時は、一次試験の素描の実力も努力も足りていなかったように感じます。ena美術に入ってからは、主に素描に力を入れていました。現役の時は、素描において、何が分かっていて何が分からないのかが分からずにいて、なんとなくで描いていました。
予備校では、そのわからないことを漠然とでもいいから、講師に相談して、少しずつ解決していきました。それは描き方だったり、意識的なことだったり様々でした。ちょっとしたことでも、真摯に講師の方々が言語化して教えてくれたので、安心して描いていけるようになったと思います。感謝です。
また、素描は、緊張や不安でうまく描けない時も多く、自分の中でルーティンを決めて描いていました。ガムを噛んだり、エスキースのサイズはいつも同じにしたりと、自分の心を落ち着かせるため様々なことを実践していました。

制作について
私は、現役までに多くの作品を作っていたものの、何が好きで作っているのかわからずにいました。しかし、浪人生になってからは自由に好きなことをやろうと思い制作をしていました。制作というよりかはやってみようみたいな軽い感覚で作って、また考えて制作をしていくみたいなスタイルでした。とりあえず手を動かして完成までさせていくことを、自分ルールとして決めて、制作をしていました。
結果的に受験が近づくに連れて、自分の考えていることが明確になっていき、過去作も、振り返りながらファイルにまとめることができました。

講評会について
月に一回講評会で作品を見せる機会があり、その時々に完成していたものを見せるようにしていました。講評会を重く捉えず、やっていることのお披露目会として活用してました。講評会でも面談の時でも、講師の方々には自分が何に興味があるのかを、様々な観点から聞き出して掘り出してくれました。自分でもわかりえなかったことが、講師の方々と話すことで浮かび上がっていきました。感謝です。

浪人生活はどう過ごしたか。
浪人生活中はアルバイトをしながら、都内だけでなく地方や韓国の美術館に行ったりと、約45個の展示会に行きました。自分の表現方法が凝り固まらないように、多くの作品を見ていました。また、お金がない時は、美術館の図書館に篭って色々な美術図書を読んだり、作家のウェブサイトを見ていました。美術に限らず、YouTubeで見たライフハックが制作に生かされていたり、画集で見た構造が総合実技に生かされてたりします。自分の記憶に残らなくても、無意識な引き出しとして出せるように、インプットすることを大切にしていました。

個人資料ファイルについて
ファイルはポートフォリオだと思わずに、今までの活動報告書として考えていました。自分がどんなことを考えて、今後していきたいのかがわかるものであれば、どんなものでも載せていいと捉えて作りました。
私は、作品数が多かったので、20ページという限られたページ数で、作品ごとのページ割合にとても悩みました。載せる作品や載せる順番によって、分かりづらくなってしまうので、講師と何度も相談して作り直していました。また、私は講評会や面談時に考えたことや、自分の思考をまとめていたメモが、ファイルの文章を考えていく中で役に立ちました。最終的には自分が後悔しない私らしいファイルができたと思います。

1年を振り返り印象に残っていること
予備校で行ったワークショップでカリフォルニアロールを紙で作った時に、カリフォルニアロールが全ての制作に通ずると言われたことが印象に残っています。その後、講師に何度もカリフォルニアロール論を書けと言われて、とても困っていました。なぜカリフォルニアロールが好きなのか、カリフォルニアロールの良さを、どう感じているのか上手く言語化できず、何度もテキストに起こそうとしていました。
二次試験後の面接対策の時に、講師の一人が一年の締めくくりのまるで名言のように、カリフォルニアロール論を唱えて、思わず涙が出てきてしまいました。

来年の受験生に向けて
一次試験は周りに上手い子がいても挫けず、自分にとって1番の素描を作り上げていければ、上達していきます。懸命にena美術に通いましょう。
制作においては、先端芸術表現科は、いい意味でなんでもありなので、無理に作品という形にせず、自由に制作をしていってほしいです。色々言われても自分のやりたいことを信じて熱心に 制作をしていけば、自分が何を求めているのかわかっていきます。やらない理由を探すより、まずやってみるだけで制作は進んでいくので、まず手を動かして制作してみてください。
何かわからない、進まないということがあったらena美術の講師に相談すればいいです。とても手厚く、生徒一人一人をちゃんと考えて、一緒に考えてくれます


Kさんのカリフォルニアロール論に関するファイルの抜粋も、合格者再現展示では公開される予定なので、興味のある方はぜひ足を運んでみてください!Kさん合格おめでとうございます。これからの活躍も楽しみにしています。

さて、ena美術新宿の先端芸術表現科では、春期講習後期が、3月30日(土)から始まります。

こちらの申し込みは、28日(木)の18時までになるのでご注意ください。今年度の再現などもみせながら、先端の受験において大事なことを1から伝えていきますので、まだ予備校選びに悩んでいる方なども気軽に受講してもらえると嬉しいです。
https://www.art-shinbi.com/season/spring/shinjyuku/sentan/index.html

また、特待生の申し込みも受け付けております!
遠隔にお住まいの方で、移住して受験対策をされる方は遠割という制度もありますのでぜひご活用ください。
https://www.art-shinbi.com/about/scholarship/
https://www.art-shinbi.com/news/a8afab6c8edb49a7aae8b05e46c49ec1/(遠割の詳細はこちらから)。

それでは、ena美術新宿 先端芸術表現科でした。
(画像はKさんの一次素描と総合実技の再現になります)

ena美術新宿先端芸術表現科、6名合格です

こんにちは。ena美術新宿の先端芸術表現科です。昨日芸大の最終発表が行われ、ena美術新宿からは6名の合格者(現役1名)という結果になりました。14日時点では、全国1位の数字になっています。これから合格者による再現や合格体験記など順次公開していきますので、来年度の受験の参考になれば幸いです。

さて、先端芸術表現科の春期講習は、ena美術新宿で、3月23日(土)から前期後期の2タームで開催されます。いずれのコースも、6日間の受講期間となり、一つのコースのみの受講も歓迎です。もし受講コースへの質問などあれば、遠慮なくお問い合わせください。春季講習までには再現作品もいくつか出来上がっていると思いますので、そちらの紹介なども順次していくつもりです!

それでは、ena美術新宿の先端芸術表現科でした(画像は、合格者が最後の週での総合実技課題で制作していたものになります)

先端芸術表現科の春期講習と春期直前講習

こんにちは。新宿の先端芸術表現科です。

2次対策の準備の最中ですが、春からの先端のイベントと春期講習のお知らせです!

まずは3月17日(日)の9:30-16:30で実施される春期直前講習会です。
https://www.art-shinbi.com/event/2024/24event-spring-special/event-pre-spring/spring-O.html

このイベントでは、記録とメディアについて考えるいくつかのミニ課題を行うことで、自分自身の興味や関心を広げることを目的にしています。先端の受験をまだ決めきっていない方も、来年度先端受験を決めている方も、制作や活動をまだ始めていない方でもできる課題になっていますので、多くの方の受講をお待ちしております。この日には受験で求められる課題の解説も行います。

また、3月23日(土)からはいよいよ春期講習が始まります!
https://www.art-shinbi.com/season/spring/shinjyuku/sentan/index.html

春期は前半6日、後半6日の2タームで構成されており、片方のタームのみの受講も可能です。こちらも、ここから先端の対策を始める方、これまでにすでに対策を進めている方などなど多くの方の受講をお待ちしています。制作に関する課題や、総合実技、一次試験素描小論文などを通して、先端の受験でやらなければいけないことを共有しながら、受講生各々の関心や興味をともに考えることのできる場を目指しています。

受講相談、見学の相談などはいつでも受け付けていますのでena美術新宿までお問い合わせください。
https://www.art-shinbi.com/

それでは、先端芸術表現科でした。

 

先端芸術表現科の冬期講習会、もうすぐです!

こんにちは。先端芸術表現科です。

いよいよ先端芸術表現科の冬期講習も迫ってきました。本科の方は一次対策、二次対策ともにより本番を意識した対策になってきています。

さて、先端芸術表現科の冬期講習についてのお知らせです。

まず、先端は今週末にプレ冬期講習というのがあります。こちらは12月9日(土)に開催されるものになり、受験生だけでなく高校1、2年生も参加することが可能です。先端における2次試験で求められることについて伝え、今年受験する人には今後やっていかなければいかないことをより詰めていくことができる場所になると思いますので、今年度受験する人、来年度以降受験を考えている人はぜひ受講してみてください。

冬期講習の本科は、前期、中期、後期に分かれています。
12月16日(土)から21日(木)までの前期夜間コース12月23日(土)から30日(土)までの中期総合コース、年明け1月4日(木)から7日(日)までの後期 一次対策・総合実技コースの3つのコースから成っています。それぞれのコースの詳細は、以下の画像の通りになっています。どのコースを受講するか考えている方は、相談などいつでも受け付けていますので、お問い合わせください。前期のみ一次対策だけとなっていますが、中期、後期はどちらも一次対策から総合実技、個人資料ファイルまでカバーするカリキュラムとなっています。

また、遠方にお住まいの方には、オンライン冬期講習の方も開講いたします!こちらは、12月17日(日)に2課題(課題の内容は、個別の状況に応じて調整します)を出題し、1週間後の24日(日)にオンラインミーティングツールを用いて講評を行うという形式になっています。

冬期講習について何か質問などある方は、遠慮なく予備校までお問い合わせください。

それでは、先端芸術表現科でした。(画像は昨年度の合格者の総合実技の再現になります)