カテゴリー別アーカイブ: 新美

油絵科のモチーフ

こんにちは、油絵科です。

いよいよ冬季講習も終わり直前の期間に入りました。主要な大学でも出願が始まっているので出し忘れの無いように気をつけて下さい。

さて、今日は油絵科が普段どんな授業を行なっているのか、モチーフをいくつか紹介しようと思います。油絵科の入試では描写力や観察力、視点や構成能力、発想力やテーマ性など多くのことが求められます。普段の授業でも石膏デッサンなどいわゆる一般的な内容の授業も行なっていますが、発想力や視点について何かとっかかりになるように考えた少々特殊なモチーフも出題したりします。

こちらは室内デッサンの課題で、無造作にパネルや脚立が置かれている課題です。パースが複雑に絡み合い、またモチーフの全体像は視界に収まりきらない範囲なのでいかに状況を捉えるかが難しい課題でした。

 

こちらはテーマ付きのモチーフですが、100円の動くおもちゃを使って静物を組んでいます。ちなみにこのモチーフ以外にも動物や怪獣のフィギュア、人形などがモチーフとして登場することがあります。

都庁のジオラマです。アマゾンで見つけたペーパークラフトを使用しています。シンプルに見えて組み立てるのに結構時間がかかりました。ジオラマの静物だと風景として俯瞰的に捉えることや、イメージのとっかかりになります。

 

プロジェクションマッピングを行なった課題です。立体と画像が混在して不思議な空間でした。石膏像も普段見ているのと違うのでとても新鮮に見えました。

他にもドライアイスを使った課題や水槽を使った課題などがあります。しっかりと基礎的な勉強をしながらもいろんな課題に挑戦することで応用的な能力を身につけられるように工夫しています。

毎年思うことですが、同じモチーフでも色々な新鮮な答え方を見ることができ、油絵科の受験生は創意工夫する精神と課題解決能力が高いのではないかとこっそりうれしく思っています。

高校生デッサンコンクール開催!

こんにちは、全科総合部です。

冬期講習会も終了し、いよいよ入試が迫って参りました。
緊張感が増してきた今日この頃。

流し台もお疲れ様です。

だいぶ講習会でくたびれていますが、これからもっともっと受験生のために頑張ってください!そのおかげで合格者が増えることは間違いありません。

さてその一方では、別の戦いが始まっています。
新美では、次年度以降受験される方のために「高校生デッサンコンクール」が開催されます。

受験はまだまだ先とお考えの方!?
!?あっという間ですよ!!もうすぐ受験期です。
コンクールを受講して、現実をクリアに見つめ直しましょう。
早いということはありません。自分の実力を確かめるには良い機会です。成績が悪くても大丈夫。ここからが大事、逆に伸びしろが大きいということです!講評会で適切なアドバイスが得られるはずです。怖がらず、挑戦してみてください!

開催日は、奇しくも共通テスト当日(あなたも来年は受けているはず)、1月16日(日)となっております。

https://www.art-shinbi.com/event/2021/21event-drawing-contest_0116.html

是非、ご参加お待ちしております。

映像科:2022年、スタート!

明けましておめでとうございます。映像科です。
新しい年を迎えて、早速1/3(月)から「武蔵美映像学科 感覚テスト集中特訓コース」が開講されています。そして1/10(月)からはいよいよ入試直前講座の期間です。引き続き、気を引き締めていきましょう。

また、年末には武蔵美映像学科の「学校推薦型選抜入試」の発表がありました。
既に発表されている総合型選抜も含めると、映像科からは5名が合格!
さらに例年高倍率となる留学生入試では、武蔵美映像学科と日芸映画学科監督コースに1名が合格しました!
今回無事に合格となった皆さん、おめでとうございます。
残念ながら不合格だった人も、残り一ヶ月、一般選抜での合格を目指して頑張りましょう!

さて、この受験期は美大の卒業制作展の期間でもあります。
先日はかつて新美から武蔵美映像学科に合格した4年生がお知らせを持って来校してくれました。
一般選抜に向けて受験真っ只中の人は難しいかもしれませんが、既に合格した人や高校1・2年生はチェックしておくことをお勧めします。
武蔵野美術大学卒業・修了制作展

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冬期講習真っ最中!

新年明けましておめでとうございます。

彫刻科の新妻です。

受験生にとっては冬季講習真っ只中ですが、自分の浪人してた頃を振り返ってもこういう年の瀬の過ごし方もそれはそれで一興です。少しお正月のんびりしたら年明けの残りの講習を走り抜けましょう!一段と冷えてきたので風邪ひかないようにね!

では生徒作品を紹介します。

掴めそうな抵抗感が魅力的です。頭部の面展開をより近づけていきたいですね。

 

遠目の印象が明快ですね。絵に手が届くくらいの距離で見たときのリアリティを深きましょう!

 

流れとリズムが心地よい作品です。野菜の描写の追求はまだいけます!

 

何気なく置かれた風情がいいですね。空間を広く扱う構成でない分ある種ギョっとさせるほどのクオリティを目指したいです。

 

自然な人肌感とボリュームがスッキリと伝わります。奥の腕、足首付近の馴染みが良いとベストです。

 

胸から頭部にかけての明快さが小気味良いです。お尻にかけての形態がやや弱いのが少し気になりました。

 

量感を感じる一枚です。床の描写なども人物に合わせてタッチの見え具合を調整したいです。

 

メキメキと上達してきました。固有色と材質感がよく出ています。ラボルトの厚みの印象と手前にかけての床の描写が決まってくるとバッチリです。

 

顔の表現にこだわりを感じる一枚です。その追求力を画面内でどう采配していくかでよりトータルでの印象が上がってくると思います。

 

両手の構成です。一見して目線お誘導の狙いが伝わる構成です。序盤での構造理解を盤石なものにしていきましょう。

 

不思議なリズムとテンションを感じる面白さがありました。作りはじめからフィニッシュまでの作品のプロデュースを自治的に収めていけると安定感につながります。

 

夜間部生の作品です。まとっている空気を感じるデッサンですね。前髪あたりの形の張りの印象や体の断面の表現などさらに観察してみてください。

 

光の取り込みを粘っていくことで表現の幅がまた少し広がったと思います。台座まわりの空気感がより魅力的に伝えられるといいですね。

 

掌の形の密度があがってきて説得力が増していきました。構造に関しては自信がつくまで研究していきましょう。

 

特別複雑な構成ではないのに物語を感じる作品です。制作過程での小さな「ん?」っていう違和感に反応していけるアンテナを貼りながら精度を上げていきましょう。

今回は以上です、ではまた。

 

オンライン教育科

こんにちは。オンライン教育科です。

通常本科5課題・3課題コースに加え、今年度からオンライン教育科での春期・夏期・冬期講習会もありました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

○2021年度 オンライン教育科生の合格体験記更新しました。

https://www.art-shinbi.com/online/taikenki_2021.html

 

○共通テスト以降は試験はすぐです。高3・受験生は入試直前講座で更に実力を伸ばしていきましょう。定められた環境と時間の中で制作し、他の受講生の作品や講師のアドバイスなどを通じて検討、確認しながら、観察や発想、技術も高めながら制作を続け、本番に臨んでいけると良いかと思います。

https://www.art-shinbi.com/season/chokuzen/

 

○高1・高2生の方は、オンライン教育科3学期受講をおすすめしています。

オンライン教育科は、時間的・地理的な理由で各校舎に継続的に通学できない方のためのコースです。
Webミーティングツールを利用したオンライン上でのリアルタイム講評、録画による動画講評、豊富な参考資料によって、遠隔地の方の芸大・美大受験をサポートします。
講評は全てマンツーマンで行われ、受講生の進度に応じて、カリキュラムを組みながら進めていきます。

オンライン教育科では、
油絵、日本画、彫刻、デザイン、私立美大デザイン、工芸、映像、先端芸術表現、建築、デッサンの10講座を開講していきます。高1・2生は原則【3課題コース】です。

https://www.art-shinbi.com/online/

 

今年も大変お疲れ様でした。ありがとうございました。良いお年を〜