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映像科:夏期講習会も後半です!

こんにちは、映像科です。
今日は夏期講習会のⅣ期・私立美大映像 実技総合特訓コースの最終日。早いものでⅤ期8/15~20のタームを残すのみとなりました。

授業内では、感覚テスト、発想力、小論文、鉛筆デッサンなどの対策を行っています。この夏期講習会で初めて本格的に映像科の実技を制作する人もいますが、みんな集中して取り組んでいることもあり、この時期としては非常にレベルが高い作品が並びました。

そして先週の「総合型選抜コース」の授業の様子も追加でお伝えします!
6日間の講習の最終日には新宿校1Fのena美術ギャラリーで展示を行います。総合型選抜で作品の提出が必要な受験生を中心に、今年も充実した内容になりました!

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秋葉原校 夏も折り返し

秋葉原校です。

連日暑い日が続いています。この時期は暑さでバテやすいのでしっかり食べて夏を乗り切りましょう!

夏期講習も4期目に入り折り返しました。4期目から中学生コースもスタートしてアトリエ内もかなり活気が出てきた印象ですね。いつもデザイン科の話中心になってしまいますが夏期講習ということもあり幅広く紹介したいと思います。

まず中学生コースは総芸対策として卓上デッサンと静物水彩を半々くらいの割合で制作してもらっています。夏期講習ということもありモチーフも夏っぽいです。入試のモチーフはかなりボリュームがあり短い時間の中でいかに完成に近づけるかがポイントになります。普段は土曜日だけのコースなので夏に集中的に対策してモチーフへの対応力を高めてほしいです。

 

基礎科はデッサンを集中的に強化するコースか油絵や平面構成などの専門課題のいずれかを選択できます。基礎とはいえ、簡単な課題ではないと思うので時間をかけてしっかり完成させていきましょう。

 

油絵は構成課題や人物、イメージドローイングなど幅広く課題が設定されています。出題にも癖があるので対応力を身につけていきたいですね。

 

デザイン工芸は私大対策をする生徒が多いです。4期目から多摩美系対策課題がスタートしたのでそれぞれの傾向を理解して準備をしていきましょう!

 

またデザイン科のほうで筑波大芸専コースも対策しています。今年の夏はかなり筑波志望の生徒が参加していて盛り上がっています。外部生も含めると14名の生徒が参加していてそれぞれ実技のレベルもかなり良いです。筑波は学科の重要性も高いですが夏は実技をしっかり準備して土台を作ることが大事だと思っているので勉強と両立しながら頑張りましょう!

 

全体的に簡単な紹介でしたが、まだまだ夏はこれからなので残り半分も自分の課題に向き合い有意義に過ごしていきましょう!

彫刻科:夏期講習中盤戦

こんにちは、講師の新妻です。いやはや暑いですね。

夏期講習も折り返しを過ぎました。前半はデッサン塑像とも基本を再確認しつつ、それぞれの課題が浮き彫りになってきました。そこから一人一人が自分の課題と向き合いながらの後半戦、良い熱量を感じています。

夏期講習は1期ごとにラストがコンクールで終わります。順位やランクも大事な判断基準ではありますが、自力でどこまで今の時期に理解できているのか、コントロールできるのかを確認することが大事だと思います。レベルや得意不得意が様々な受講生で賑わっています。お互いに良い影響を受け合いながらみんなで上達していきましょう!

では作品紹介にうつります

 

素直な観察で描き上げられました。頭頂部や肩など、一見捉えどころがないように見えるゆったりとした部分も、細かい細工が集中してるところと同じように味わって描いていきたいですね。

出だしの探りの仕事がグッと成長したおかげで得意な中間作業がはまってきました。いい調子です。本物よりも簡単に形を処理してしまっているところがないか描き込みながら判断していけるといいですね。

鉛筆の扱いが上手で表現に幅があり魅力的です。手前の白布や台の辺あたりはもう一押し説得力が欲しいところ

見やすく清潔感があります。やや鉛筆が浮いて見えるところもあるのでモチーフや距離感を考慮しながら色を詰めていく仕事が要所で入ってくるとさらに良くなりそうです。

夏期講習1回目のデッサンコンクール首位の作品です。主体的な作品へのこだわりと客観的なまとめ方のバランスがとれていますね。明るい場所の立体感や全体の持つ空間の印象をより表現するために色々研究していきましょう!

白菜と手の構成塑像です。誰でも日常的に目にするモチーフ同士の構成なので、より感覚的なリアリティがある構成だと干渉した時に作品にライドしやすいかと思います。その点でもいいチョイスができたと思います。

台上の空間への配慮が効いていてスッキリ見えてきます。シンプルな構成なだけにクオリティはガンガン高めたいですね!

白菜への素直な観察が魅力的です。手の構造などは作りながら理解を深めていきましょう。

3期塑像コンクール1位の作品です。台上の空間への気配り、モチーフの印象と造形の説得力で目が引き寄せられました。マスクの精度はもっとあげられます!

基礎科生も盛り上がっています!

細かな細工と全体のニュアンスが難しい像ですが、とても自然に描き上げられました。

じわじわと粘って印象を近づけてきました。色幅がとても豊富で魅力的です。

初めての自刻像だそうです。上手!アドバイスをどんどん吸収していました!

木炭の調子で立体感や空間を作っていくやりとりが、一枚の制作の中で内容濃く体験できました。自分は高校1年生でこんなに大人な見方で描けなかったなぁ。期待大です。

一見単純に見えて、いざ作ると奥が深い椰子の実。床との接点、形の張り、締まりなどしっかり追求できましたね。

今回は以上です。ではまた

無理やり勉強する

 

こんにちは、留学生科です。

みなさん、中国語にも「勉強」という言葉があるのをご存知でしょうか。
日本語だと学習すること、まなぶことという意味ですが、中国語では「無理をする」という意味になります。
「無理しなくていいよ」は、「不用勉強」です。
つまり、勉強は無理にするものということですね。(こじつけ?)

夏期講習真っ只中ですが、留学生科は期を重ねるごとにヒートアップしています。
みなさん驚くほど上達が早く、それぞれの課題を克服していっています。
最初形が取れなかった生徒もだんだん取れるようになり、色をのせるのもはやくなりましたね。

素晴らしいことです!

しかし、ここから更に完成度を上げていかなくてはいけないので、効率アップが課題になっていきます。
そのためには「無理やり」終わらせる訓練も必要になってきます。

ベース作りとキワしめ、それから床の大切さをデモストを通じて実演しましたね。
完成度を上げるためには進め方が大事です。

無理やりやってみましょう!

《基礎科》後悔のない決断とは?

オリンピック始まりましたね。

僕が浪人中、ちょうど冬季五輪中で(4浪したのでもちろん浪人中夏季オリンピックもあった)
担任の先生に
「オリンピックはさ〜4年頑張って負けたらその次はまた4年後なわけじゃん?受験は毎年あるからめっちゃいいよね!」って言われたのをいつも思い出します。
その時は、「そ、そうですね!確かに!」って思ったんですが、落ち着いて考えると
4年に一度しか受験がなかったら逆に大変ですわ。
そして、その先生の後釜として、僕は今この予備校で教えているわけです。
人生って不思議。

オリンピックと違って1位以外も大学に入れるわけなので、
そういう意味では受験の方が間口は広いかもしれません。

普段スポーツを見ることはあまり無いのですが、
オリンピックとなると、急に見てしまいます。
地上波で見れない種目もネットでみれたりするので、
気づくと、ほんとにモニターをつけっぱなしだったり。
ほんとこういうことに関しては、いい時代になりました。

正直、オリンピックの行きすぎた商業主義や、
世界で争いの続くこの状況の中行われることについて
私自身も疑問や思うところもあり。
一方で日々スポーツを通して己を磨き続けた人々の、いわば天下一武道会。
ピュアに技と技のぶつかり合いは見ていて心が動かされ、自分も頑張ろうと思えたりします。
しっかりみんなが納得のいく大会になってほしいなと思う。

今回のオリンピックでは、僕の趣味であるブレイクダンスが公式種目として選ばれています。
実は日本はブレイクダンス強豪国で、かなりレベルの高いダンサーが多い国でもあります。
試合時間は夜中ですが、ぜひ見れる人は見てみてください。めちゃくちゃかっこいいので。

あとは馬術と競歩とBMXレーシングがいつも楽しみです。。(あまり地上波でやらない)

そんなダンス競技やスポーツといえば、部活なのですが。

基礎科で面談をしていて、所属の部活を聞いている中で一番多いのは美術部、
それ以外に意外と多いのが、軽音部、ダンス部、吹奏楽部など。
けっこう美術以外の部活を楽しんでいる方も多いようです。

そうした際に、部活と予備校の両立についてみなさん必ずと言って良いほど悩まれます。
スポーツ部の週6というのであれば、ある種悩まないのですが、
微妙な重なり方であったり、あとは高3の6月まで発表会やイベントなどで
引退ができなかったり。
しかも、上記の部活の場合、一人抜けても成立しなかったりすることも多く
相談されることが多いです。

正直こればっかりは、個人の判断というか「自分が後悔しないこと」が一番かなと思います。
そして、自分で決める、ということが一番大事かなと思います。
何があっても、自分で責任を持って選択したことだからこそ、
その分頑張ったり、美術の道にすっきりとスライドできたりするのでは無いかと思います。
他人や身近な人に言われて選択をし、よくない結末だった場合、
「そうしろって言われたから…」と思ってしまうのが人間なのではないでしょうか。

責任を持った選択をする、というのがもしかすると大人へ一歩なのかもしれません。

さて、個人の意見としてはどうかというと、
意外と続けても良いのでは、という気がします。

美大受験、という視野で見た場合、「予備校に行って受験対策をしないと、」
「人がX日通ってるから、私も、、、」となるのは当然だと思うのですが、
美術や表現の世界という、大学に入った後のことを考えた場合、
人と違った経験や、高校時代というとても限られた時間の中で経験したこと
というのは、今後の生活に大きな影響を与えます。
メンバーと、部員と、もしかしたら一人で、かもしれません。
その限られた時間の中で真剣に向き合ったことをやり切るというのは、
すごく大事なことなんじゃないかな、と僕は、思います。

考えはそれぞれあるので、
本当に、自分にとって納得のできる決断ができると良いですね。

僕も高校3年間バンドに生徒会をやったりしながら
ena美(当時は新宿美術学院)に通っておりました。
ギターやベースを担いで来てる生徒を見るとついつい話しかけてしまいます。

(高校時代のライブの動画をひさしぶりに見返してしまいました)

 

ただいま、そんな中基礎科、夏期講習が始まっております。