カテゴリー別アーカイブ: 先端芸術表現科

先端芸術表現科6月の予定

こんにちは。先端芸術表現科です。

Zoomを用いたオンライン授業が継続されてきましたが、6月からは対策を施した上での教室での授業の開始となります。

オンライン授業では、素描・小論の一次対策にくわえて、毎週自宅での宿題課題を設け、作品の講評や課題の講評を行なってきました。

・何かを「循環」させなさい
・自分と同じサイズの作品を作りなさい

といった課題を行なってきましたが、「循環」ということを物々交換と捉え制作したり、日常生活における音を録音し、それを再生したものを再度録音し直すという形でのフィードバックに循環を見出すなど、面白いアプローチを取られていました。
自宅でしか制作できないという状況でしたが、その状況の中で思考し、自らの制作につなげていってもらうことができたので、こちらとしても大変楽しいものとなりました。

さて、6月からも一次対策にくわえていくつかの演習や、作品講評を行なっていきます。
現在予定されている作品の講評日は6月14日(日)となります。
体験という形でも講評会に参加することはできるので、見せたいものがある方、先端の受験を考えている方は見学、体験などお待ちしております。
https://www.art-shinbi.com/event/event-muryo.html

また、それ以外の日程でも体験の申し込みは随時受け付けております。

遠隔地にお住まいの方は、これまでの通信教育に代わるオンライン教育科というものが開設されました。
https://www.art-shinbi.com/online/
6月タームからの参加はまだまだ可能です。月三課題程度を、毎月1度ウェブミーティングツールを用いてリアルタイムで講評していくという形式での添削スタイルになります。

それでは、先端芸術表現科でした。
(画像は昨年度の授業の様子です)

 

先端芸術表現科の5月の予定とオンライン教育科について

こんばんは。

先端芸術表現科です。
緊急事態宣言延長に伴い、先端の授業も現状5月いっぱいは、Zoomを用いたオンライン授業を行うことになりました。
これまでは自宅宿題課題講評という形でしたが、5月12日(火)の授業初日からは、Zoomを用いたリアルタイム双方向型授業を、

火曜 水曜 17時半ー20時半
日曜 9時半ー16時半

という通常の授業と同じスケジュールで行っていきます。

先端では、オンライン授業の特性を考えて、5月は予備校では一次対策課題を行い、自宅課題として制作課題を提出し、一次対策の講評後に行うことで、制作の時間と一次対策の時間を確保しながら受験の準備を進めていきます。

体験での受講も可能になっていますので、体験授業をご希望の方は、
https://www.art-shinbi.com/event/event-muryo.html
こちらのリンクをご覧ください。

また、自宅でも受験相談なども可能になっています。現在、未来のことを想像することがとても困難な状況ではあるかと思いますが、今年の受験について何か相談などある方は、お気軽にお問い合わせください。
https://www.art-shinbi.com/event/event-soudan.html

最後に、遠隔地にお住まいの方には、オンライン教育科というものがこれまでの通信教育に代わる形で開講されました。
https://www.art-shinbi.com/online/
こちらでは月に3課題程度出題し、Zoomなどを用いてマンツーマンでの講評を一月に30分程度行っていきます。遠隔地の方が自宅でも対策可能なオンライン教育独自の課題となっております。

本来であれば、この時期は身体のワークショップや、暗室のワークショップなどを行いながら、受講生の方の経験の幅を広げ、そこから自らの関心や制作を捉え直す時期として予定していました。
現在なかなか外部に出ることができない状況で、そうした状況をどのように捉え直し、外と内や、家の問題、物を見ることと美術館の関係性などをどのように考えることができるのか。講師の方も、今自分が行っていることを振り返りながら、受講生の方と考えていきたいと思っています。

(画像は昨年度合格者の総合実技と素描の拡大部分となっております)

先端芸術表現科の自宅課題2週目

こんにちは。
先端芸術表現科です。

自宅課題1週目の講評をオンラインで無事に終え、受講生は自宅課題2週目の課題に取り掛かっています。
オンラインでの講評はこちらも初めての試みですが、うまく講評のやり方などもブラッシュアップしていき、自宅での制作をサポートしていきたいと思っています。

さて、自宅課題2週目は、

課題1
添付したインターネットで閲覧可能な映像作品リストから、1つ映像作品を選び、そこからあなたが考えたことを、作品の具体的な分析と共に800-1000字程度で述べなさい
課題2
「窓」をテーマにした5分以内の映像作品を作りなさい
(制作したものにタイトルをつけること)

の2つになっています。2週目は映像メディアについて考える課題になっています。
今日の芸術において、映像メディアはあたりまえのように使われるものになりました。また、写真が20世紀に私たちの生活を取り巻くメディアであったように、今日の私たちは映像メディアに当たり前のように囲まれて、私たちの環境を構築しています。そうした状況を批判的に問い直すことも、この課題の目的の一つです。

最後に、いくつか自宅で閲覧できるデジタルコレクションなどのサイトを紹介します。

まずは、MOMA(ニューヨーク近代美術館)のサイトです。
コレクションページからは収蔵作品が、
https://www.moma.org/collection/
展覧会史のページでは、過去に行われた展覧会のイメージや、カタログをオンラインで閲覧可能です。
https://www.moma.org/calendar/exhibitions/history

現在まで続くホワイトキューブでの展示という規範を作り出した美術館のカタログを年代順に見ることは、それ自体が現代美術の一つの流れを確認することになります。

またコレクションでは、イギリスのテートモダンのサイトも充実しています。https://www.tate.org.uk/search?type=artwork

オランダのアムステルダム国立美術館のサイトでは、レンブラントやフェルメールの高精細な画像をオンラインで閲覧可能です。
https://www.rijksmuseum.nl/en/rijksstudio

美術に限らず、京都大学図書館の貴重資料デジタルアーカイブや
https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/collection/

メトロポリタン博物館のオンラインコレクションも多くの作品や図像が公開されています
https://www.metmuseum.org/art/collection

ニューヨーク公共図書館のコレクションはこちらから
https://digitalcollections.nypl.org/

フランス国立図書館の電子図書館ガリカも面白いです
https://gallica.bnf.fr/accueil/fr/content/accueil-fr?mode=desktop

作品のイメージソースや着想のために眺めてみたり、アーカイブそれ自体について考えるきっかけになれば幸いです。

現在、受験相談もオンラインで対応しています。先端の受験を考えられている方、受講の仕方など迷われている方はぜひご活用下さい。
https://www.art-shinbi.com/event/event-soudan.html

それでは、先端芸術表現科でした。

 

先端芸術表現科授業開始延期にともなう自宅課題について

こんにちは。先端芸術表現科です。

授業開始延期に伴い、先端芸術表現科では5月10日(日)の授業初日までの3週間、自宅課題を週に2課題行い、オンライン上で講評(ウェブミーティングツールやメールなどでの添削)するという方法でのサポートを行っていきます。

今回特別な措置として、先端では体験入学を希望されている方にも自宅課題を行ってもらい、講評することを可能にしています。
体験入学を希望される方は、ホームページのフォーマットを利用してお申し込み下さい(質問の項目のところに、自宅課題体験希望と明記していただくと良いと思います)。
追って課題内容をメール等でお送りします。

初週の課題の講評日時は、4月19日(日)の14時から16時となっています。
2週目の課題の講評日時は、4月26日(日)、3週目は5月3日(日)を講評日として予定しています(いずれも時間は14時から16時を予定していますが、予定に応じて調整も可能です)。
随時制作相談などはメールでも受け付けながら進めていければと思っています。

初週の課題内容は以下の通り。

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先端芸術表現科自宅課題1週目

課題1
「あなたが現在興味のあること、面白いと思っていることを、800-1000字程度で書きなさい。あなたのことをまったく知らない人に向けて、あなたが何に、どのように興味があるのかを、具体的に書くこと」

課題2
和辻哲郎の「面とペルソナ」(1935年)という文章を読み、そこからあなたが考えたことをもとにして制作しなさい。

テキストは以下のサイトで読むことができます。 https://www.aozora.gr.jp/cards/001395/files/49911_41926.html

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自らの関心を一度言語化し、他者のテキストの読解と解釈に基づいて制作をしてみる、ということを初週は行います。
2週目は映像に関する課題、3週目はドローイングとプランニングを行う予定です。

この状況下で何を考え、何を自分が行うのか。誰もが直面のしたことのない事態の中で、講師の方も自らを取り巻く状況について思考し、皆様としっかり対峙していきたいと思っています。

それでは、先端芸術表現科でした。


(画像は春期講習で使用した本たちです)

 

先端芸術表現科春期講習のお知らせ

今年度の試験が終わり、新宿美術学院からは3名の合格者を輩出することができました。

今年度は総合実技も大きく課題内容は変化しましたが、新美での総合実技の対策は、
a) 与えられた課題に対して、自らの視点からどのように応答するか
b) 使用できる素材を、どのような仕方で用いるか
c) 制作したものをどのように文章で説明し、プレゼンテーションするか
という形で行っており、単なる枠組みにあてはめて応答するのではなく、自らの力でしっかりと考えて対応できるようなカリキュラムになっています。

さて、先端芸術表現科の春期講習は、

3/30(月) ガイダンス・メディア演習(素材)
3/31(火) タイトルのワークショップ
4/1(水) ★春のスペシャルイベント
映像・先端合同ワークショップ
4/2(木) 総合実技
4/3(金) メディア演習(場所)
4/4(土) 作品制作・講評会

という日程で行います。時間は全て9時半から16時半になっています。
お申し込みは、こちらから。

春期講習では先端がどのようなことを講評会で行い、どのような課題を行うのかを知るためのカリキュラムとなっています。すでにポートフォリオや制作を行っている方はぜひ持参してきてください。またこれから先端の受験を始めるというかたも、先端がどのような科で、試験としてはどのようなことを行うのか、しっかりとお伝えします。

最終日はいきなり制作・講評会となっていますが、自らの興味のありかを探り、表現という形でそれをどのように実現し展開するのかを探る第一歩として、講評会という場を活用できればと思っています。制作相談という形での面談も行いますので、制作はまだこれからという方でも臆すことなく参加していただければと思います。

また現在ギャラリーでは今年度合格者の再現展示も行っています。
全ての再現が揃うのにはまだ時間がかかりますが、面談も随時受け付けていますので、是非お気軽にお問い合わせください。特待生、学力特待生試験の応募もお待ちしております。

それでは、先端芸術表現科でした。