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秋の展示シーズン、なに観る?(渋谷校)

こんにちは渋谷校です。

秋になり受験シーズンも大変な時期になってきましたが、まだ方向性の決まっていない基礎科生もいることでしょう。

そんなときは美術館などに行ってみるというのも良いのでは?

 

そんなことで、今やっている美術展をいくつか紹介しましょう。

まずは

9/17からBunkamuraで始まる「イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき」

最近良く見かけるイッタラの食器などを通してフィンランドデザインを学んでみましょう。

https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/22_iittala/#point

次は

フィン・ユールとデンマークの椅子
Finn Juhl and Danish Chairs

東京都美術館 ギャラリーA・B・Cにて10/9までの開催です。

https://www.tobikan.jp/finnjuhl/

これも北欧のグッドデザインですね。

 

美術の教科書に出ているようなトピック的なものを観たいのであれば

アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで

なども良いですね。

https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/tenrankai/kikakutenkaisai/exhibition_2022_3.html

有名なウィリアム・モリスですが、これはデザインと言うよりは図案と言ったようなジャンルでしょうか?

府中市美術館で9/23からと、もうすぐ始まります。

 

最後にファッションなどに興味のある方は

クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ

https://www.museum.or.jp/event/107522?fromname

これは公式ページではないのですが、紹介のページになります。

東京都現代美術館で今年12月から始まる予定です。

日本の偉大なデザイナーの森英恵さんがなくなってしまった今

日本の新たなクチュリエを目指すのもありかと。

 

今回はデザインに関係するものを紹介しましたが、他にも色々やっていますのでこの機会に観に行ってみましょう。

また、観に行ってやる気が出たら、新美に絵を描きに来ましょう。まずは体験から。

推薦と演習授業と。

秋の気配が一気に加速しています。今年は残暑が短かった感じがします。台風は…あまり発生してほしくないですね。祈りましょう。

デザイン・工芸科夜間部です。

推薦のバタバタが始まってきています。武蔵美の提出が迫ってきているので、出願する人たちは追い込みに入っています。提出の文章や作品、ポートフォリオのチェックなどなど、ギリギリまで完成度を上げられるように頑張りましょう。

通常の授業はクールダウンして演習課題をやっています。夏のスピード感をちょっと抑えて、もう一度基本に戻るようにカリキュラムが進んでいきます。この時期に大事になってくることは、「制作するうえで、核になる考え方」ではないでしょうか。受験において迷いは一番の大敵です。迷わないためにも、何を大切にして制作するのかという「核」を作っていきましょう。

夜間部では、特に光と影を表現することを重要視しています。春からしつこく言ってはいても、なかなかちゃんと出来ない人が多いのが現状です。スピードアップの夏期講習会から、落ち着いて大事なことを表現していく二学期になっています。反復して修練していきましょう。

二学期の保護者面談の時期が迫ってきました。夏の成果と受験校の絞り込みなどを報告できればと思います。

2022年 公開実力コンクールの、デザイン・工芸の日程になります。申し込みをお忘れなく。

https://www.art-shinbi.com/koukai/2022/

 

では、また次回に。

先端芸術表現コースの公開コンクールは11月3日(木)に開催!

こんにちは。新宿校先端芸術表現コースです。

2学期になり、一次対策二次対策ともに、これまで以上に集中した成果が得られてきています。
夏期講習の成果をふまえて、ここからさらに詰めていくことが大事になりますが、こういう時期だからこそ、美術館や博物館や、外にでて他者の表現に触れることも大事になってきます。
表現とはなによりもまず、他者との関係のなかで形作られるものですが、その他者とは必ずしも自分にとって近い人だけではなく、遠い過去の他者や空間的に遠い他者、そしてもしかすると人間以外の存在をも含むかもしれません。そうした問いを考えながら自らの表現のあり方を考えていくことが、2学期以降は重要になっていくと思います。自分の関心や興味は、一人だけで考えるのではなく、そうした他者とともに考えていくものだと思うからです。

さて、先端芸術表現コースの公開コンクールは、11月3日(木)に開催します。
内容は総合実技プラス面接になります。個人資料ファイルについては、現在できているところまで持参していただければ、それについても含めて判断していきますが、まだできていないかたでも遠慮なく参加してください!

https://www.art-shinbi.com/koukai/2022/
申し込みはこちらのページから可能です。多くの方の参加をお待ちしております。

(画像は過去の総合実技の合格者再現になります)

彫刻科 2学期スタート!

こんにちは!彫刻科の小川原です。2学期がスタートしています!僕は入試において、夏期講習と2学期をセットに考えて、この部分は1年の中でもそれぞれの作品観を深めていくのに最も重要な期間であると思っています。失敗も全然あっていいので、どんどん挑戦し、視野を広げていって欲しいと思います。

また、2学期はコンクールなどのイベントが目白押しです。節目節目で現時点での実力を確認した上で、目標を明確にして突き進んでいってください!

それでは9月前半の秀作を紹介します。
昼間部生の作品

自刻像です。かっちりと仕事をやり切っていて良いです。これまではかっちりしていても骨格そのものの狂いが目立ちましたが、それがないのですっきりと印象が見えてきます。

やや表現にかたさがありますが、以前よりずっと安定した作り込みができるようになりました。特に前半はもっと粘土を動かしながら生命感を捉えていくような実感が持てると良いです。

紆余曲折ありながら、結局は素直な見方に戻ってきましたが、正直それで良いです。現時点ではどんなにうまい受験生であっても「彫刻」として考えたら経験不足であるので、まずは素直にものをとらえる方向性で答えを出すことを目指して欲しいです。

意識が高まってきています。まだ知らないことや、油断するとつまらないことにとらわれてしまってコントロールを失うことも多いですが、相当気をつけてここまで来れています。この調子でいきましょう。(目がもう少し自然に印象が捉えられるとさらに良い作品にできます)

メリハリがあって明解さが魅力的な作品です。顔は顎(エラ)の形がゆるいのと、手前の目がもっと似せられると良いです。が、そういったことも今後の目標として示した「まずは塊として画面内に置く」という考え方、捉え方に挑戦し、得るものがあれば一気に解決してしまうと思います。

普段は悪くないけど終わりが決まり切らないということが多かったですが、今回はしっかり完成度を上げてこれました。「人に見てもらう」という事を常に意識して取り組んでください。

ピタッとした土づけの質が緊張感があり魅力的です。構造面に関しては最終的に見ないでも作れるくらいの判断力を身につけられると良いです。

かっちりした言い切りが魅力的な作品です。さらに挑戦的なポーズを試みてみても良いかもしれません。

勢いのあるポーズが良いです。関節の表現はやや弱いので、さらに引き締めていきましょう。

基礎科生の作品。


抜群に印象が良いです。色が形になりきっていないところもありますが、これだけ意欲的にモチーフを捉えられることに感心します。
ジョルジョを難度の高い位置からこれだけ捉えられたら立派なものです。作品やモチーフに対峙するテンションがとても良いです。何より自分の意思をしっかり持って画面を動かしていること。これがいいです!このデッサン に関しては、やや頬の印象が痩せているかなと思いますが、全体の印象はとても良いです!

 

2学期はそれぞれに乗り越えて欲しいテーマを与えて行こうかなと考えています。なんとなく日々の課題をこなすのではなく、目的意識をはっきり持って挑んでください!

芸大デザイン・芸大工芸コース

こんにちは
デザイン・工芸科講師の山本です。

9月、はやくも中旬!季節の変わり目ということもあり、気温変化が激しい日々ですね。体調管理にはくれぐれも注意してまいりましょう。
新美デザイン・工芸科 昼間部芸大コースでは先日、新宿御苑へ植物の調査課題で行ってきました。今年の新美では感染症対策に配慮しつつ、アトリエ外での課題を増やしています。アトリエ内では味わえないことを、校外授業という形で生徒に経験してもらっています。

この課題では、さまざまな素材を使って植物をテーマに立体造形を行うもので、色、形、質の観察を生かすことが目標でした。

ここでは新宿御苑での植物の画像と生徒が制作した立体作品の画像を紹介します。