彫刻科講師臼田です!
夏期講習も終わり二学期が始まりました!
夏期講習の勢いそのまま中だるみすることなくしまって頑張っていきましょう!
夏期講習最後の課題から最近までの学生作品を紹介していきます!
明快にブルータスの印象を拾えていると思います!手前の肩から奥の肩までの空間もよく表現できています。首周りがやや詰まった感じと口の印象があっていればなお良かったと思います。
こちらの作品も印象よく捉えられています!頭部の表現もとても密に表現できています!体の布部分の特に手前側などはもっとかっちり捉えて奥の表現と差をつけていけると尚良いと思います!
この位置からのブルータスらしさを出せています!形の厚みに対してもっとよく見て差を出せると良いです。線の印象は良くなってきていますが、さらにリアリティのある複雑な線を捉えられると良いでしょう。
現役生の作品です。前期、夏期講習で培った物を存分に発揮してレベルの高いものをかけたと思います!量感の表現が非常に良いです!ややプロポーションが狂っていることが惜しいです。さらなる高みを目指して頑張りましょう!
続いて手と鏡(鏡の特性・要素を用いる)の構成課題です。
課題に良く反応できいますし構成もとても魅力的です!鏡の世界の表現も良く考えられていて、影の色味も多く使えていることも素晴らしいです!これからも自信を持って頑張りましょう!
軽やかな構成がかっこいいです!鏡の解釈も面白いと思います!手の形はもう少しだけ柔らかい表現ができるとなおリアリティが増してくると思います!硬さと柔らかな形の差が手の造形においては重要になってくると思います。
基礎科の学生の作品です!この時期にここまで作ってこれることは本当に素晴らしいです!手の肉感表現まで追えていることも魅力的です。この調子でどんどん頑張っていきましょう!
続いて任意の場所にいる鳩という課題です!
塑像板上の空間をめいいっぱい広く使えていてダイナミックな魅了があります!場所の情景も見る人が感じ取れる面白さもあります!鳩自体の造形もよく高いレベルでの作業ができています!
まずは鳩の造形が良くできていると思います。作品全体に流れる静寂さも魅力的です。鳩の柔らかい粘土の表現に対しての水面のピタッとした質感の対比も面白いと思います!
現役生の作品です!鳩の細かいところの表現までできていて素晴らしいと思います!動きはまだやや固さを感じます。鳩をもっと観察して鳩らしい体勢や動きの理解をさらに深めていきましょう!
続いてフォーンのデッサンです。明快に力強く表現できていてカッコ良いです!細かな形の表現は素晴らしいです。大きな形の表現はもう少し断面や面の展開を観察して密な表現ができると良いと思います!
最後に自刻像+αの課題です。
髪の毛が風になびいている感じを良く表現できています!影の色味も豊富でカッコ良いです!顔に落ちている影もそれに合わせてもう少し強く表現してあげると作品全体でもっと強さが出ると思います。
帽子や服のフードを含めて完成度の高い作品を作れていると思います!こちらも影の色味を豊富に拾ってこれているので目をひきます!目の表現ですがやや固さを感じます。黒目の表現に関してはもう少し研究できると良いかなと思います。
口から泡のようなカタチが出てきているアイデアは面白いと思います!自刻像の方に関してはこちらも目の表現にもう少しだけ柔らかさが出てくると尚良いと思います。また首周りの形ももう少しだけ見たかったです!
長くなりましたが以上になります。