こんにちは!彫刻科の小川原です!
先日は全科石膏デッサンコンクールがありました。上位入賞した学生はおめでとう!今後もたゆまぬ努力をしていきましょう!また、良い結果を得られなかった学生はなぜ評価が振るわなかったのかしっかり検証して今後の特訓に活かしてください!
2学期は各予備校で公開コンクールが続いて開催されます。もちろんいい順位をとれたら嬉しいですが、いちばん大事なのは今年受験で合格することなので結果に一喜一憂するよりも、上手くいこうが行くまいが、さらに実力を伸ばし、合格の可能性を高めるために役立ててくれたらいいですね!普段と違う環境でデッサンを描く機会はあまりないので今年本気で合格を狙っていくつもりでいるならどんどん参加してほしいです!
それではここ2週間の預かり作品を紹介します。
まずは昼間部生の作品から。
調子によって美しい空間が表現できています。細部と全体のつながりについてはやや頼りなさを感じるので、更にベースにはめ込んでいく意識が出てくると良いです。
首から頭部へのつながりがやや強引なのが気になります。中身の表現については量や空間が自然に捉えられていて良いと思います!
とても印象が良いです!ただ見えたものを描くということではなく、作品に意思を感じます。
素描として自身をよく見つめられています!炭使いも直感的で魅力があります。
空間のスケールがとても大きく感じます!特に欠点もなく、秀逸な作品だと思います。
この位置から見たときの伸びやかなボリュームがよく出せています。光の表現も魅力です。
力強い描写がよいです。特に体は量感の表現が素晴らしいです。
次に夜間部生の作品です。
光と陰の移り変わりをよく捉えられています。顔のパーツのハマりに関しては更に構造や視点を意識できるとよいでしょう。
出だしは苦戦しましたが、修正を重ねて印象の良い仕上がりにこぎつけました。出だしの流れさえ自然につかめれば更に向上できるので意識して特訓しましょう!
上手いですね!現役生でこんなに描けるなんてすごいです!作品に対する自然な向き合い方が良いです。
ポーズや背景の表現など、画面全体で作品にしていこうとする意識がとても良いです。かっこいいデッサンですね!
表現力がずば抜けていると思います!背景も含め、作品生の高さがすごいです!
貝をモチーフに手を作りました。愛知県芸でよく出題される課題ですが、柔軟な発想力を鍛えるために課題で取り組みました。ポーズと表現がマッチしていると思います!
ここで基礎科の作品も紹介します。
短時間で一気に描き上げました。形の精度も良いですが、粘り強い観察と描写が魅力です。
彫刻コースを選択して間もないですが、素晴らしい完成度で作品を仕上げてきました!丁寧に表現を詰めていく意識がとても良いです!
以上です。
できること、できないことが明確になってきて意識も高まってきましたね。2学期で自分の弱点を克服できるよう頑張っていきましょう!
なにより目的意識を持って向き合うことが重要です。どんなに真面目に取り組んでいても、間違った考え方では上達するものもしないということです!