アーカイブ

10/31(日)彫刻科公開コンクール

こんにちは!彫刻科の小川原です。

10/31は彫刻科の公開コンクールがあります。環境を変えて本番に臨む意識で受けられるコンクールは年間通して数多くないので、特に芸大志望の学生はこの機会を逃さず参加してください!

現時点での問題点を明らかにして、必要な特訓の方向性を明確にし、意識を高めることで残り4ヶ月を効果的に過ごすことができます。より合格の可能性を高めましょう!

それではここ最近の預かり作品を紹介します。

昼間部生の作品。

試験時間に合わせ、短い時間で仕上げてもらいました。隅々までやるべきことが抑えられ、説得力の高い作品になっています。個人的にはやや顔正面の暗さと、おでこや頭頂部が黒いかなと思いました。立体感をだすと言う点では間違っていないので、作品としての美しさにさらに磨きをかけていきましょう。

最近は自然な全体感に苦戦していましたが、この作品はとても自然に描けました。ややアウトラインが気になります。回り込みに対してより気を使っていきましょう!

夜間に残って自主的に描きました。堂々とした印象がとても良いです。途中微妙にちぐはぐなところがあったので、さらに全体の印象を大切にコントロールしていってください。

完成度が高い作品になりました。このくらい構成に拘って完成度を上げるイメージがあると頼もしい限りです。

美しい空間表現ができたと思います。3つのモチーフの関係性が作品の周囲の空間に良い影響を与えています!

もう少し反射光を取り入れるなどして爽やかさを感じさせたいところですが、やり切りと熱量の感じるいいデッサン になっています。

夜間部生の作品です。

この時期現役生が6時間でこのレベルの作品がかけ描けるというのは素晴らしいことです!このレベルで安定させましょう!

塊感の強いかっこいいデッサン になっています!これでも十分通用しますが、さらに描写に磨きをかけていきましょう!

この位置としてはやや大きめな構図が難しかったと思いますが、短時間でよく完成にもてこれたと思います。顔の印象が良いです。体の立体感はもう一つ。

顔の印象で途中まで苦戦していましたが、よく合わせてこれました。調子の扱いも自然で良いです!

自主トレーニング。円盤投げで1番難しい位置でしたが、指導無し6時間でよく捉えられました。あとは安定してコントロールできる感覚と、コントロールを失って見えなくなってしまう時の感覚そのものがわかるといいです!

基礎科生も頑張っています!

完成度をグッと上げてこれました。手は形の把握が難しいですが、物量が小さいので完成度は上げたいですね!球との関係も良いです!

短時間でここまで完成できたのは素晴らしいです!観察力の高さが見ていて伝わります!

 

さて、受験も後半戦ですね!ここらで一つ一つの作品に自分なりの結果を出していきたいところです!ある程度実力がついてきているなら講師を唸らせるくらいの作品を目指してください。まだ経験の浅い人は、うまくいくためにはどのような考え方で作品をもていかなければいけないのかをよく考えてなんとか実践して欲しいです。

この時期は結果を出す時期だと思っています!気合を入れて取り組んでいきましょう!