日別アーカイブ: 2016年7月12日

映像科:一学期授業終了&プレ夏期講習レポート

こんにちは。映像科の講師の森田です。
日曜日で一足早く映像科の一学期の授業は終了。こちらでも告知していた「プレ夏期:武蔵美映像実技模試」は外部からの受講生も含めて盛況のうち無事終了しました!

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(*いつもにも増して真剣な講評風景)

感覚テスト、小論文、鉛筆デッサンを「実際の試験と全く同じ条件、制作時間で制作する」ということで、やや心配(今の時期に完成できるかな…?)してましたが、蓋を開けてみれば、この時期としては力作揃い。上位にはもう一歩で入試直前のレベル、という作品もありました。今回は日頃の成果が発揮できなかったという人も、夏期で経験を積んで、次回はがんばってください!

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追記:
一学期が終わったということは、次の授業は夏期講習です。
映像科は4つのコースが開講されています。1コースから受講可能!

【EA 武蔵美映像 感覚テスト特訓コース 7/20-7/23 6H 4日間】
【EB 私立美大映像 推薦入試対策コース 8/1-8/6 8H 6日間】
【EC 私立美大映像 一般入試対策コース 8/15-8/20 8H 6日間】
【ED 武蔵美映像 特訓&コンクールコース 8/22-8/27 8H 6日間】

受講を迷っている人もぜひお気軽にご相談に来てください。
また特に質問が多いのはEBの推薦入試コースです。このコースでは武蔵美の公募制推薦入試、ディレクション資質重視型、クリエーション資質重視型の対策を中心に行います。
教室の様子などは去年の授業を参考にしてください(今年は更にバージョンアップしてます!)。

それでは皆さん実り多い夏をお過ごしください!

いよいよ夏期講習!

こんにちは。
いよいよ夏期講習会が近づいてきました。
夏は実力を大きくアップさせる大チャンス!!
新美には全国から多くの受験生が集まります。活気のある新美の夏期講習会で、お待ちしています。
(定員で締め切る場合もありますので、お早目に!)

受験生は、いよいよペースが上がってきますね。徐々に期待や不安が入り混じってくると思います。
新美のHPでは、合格者の体験記を紹介しています。
芸大・美大に進学していった先輩たちが、どんな気持ち、姿勢で1年間過ごしたか、参考になることも多いと思います。ぜひ閲覧してみてください。
http://www.art-shinbi.com/result/2016taiken.html

二人、ご紹介します。

吉田 樹保(油絵科夜間部/新宿校)

油 夜 吉田樹保

東京藝術大学 絵画科油画専攻 現役合格

私には2つの弱点があった。1つは油画の技術不足。
「現役生の技術は試験前日迄伸びる」という先生の言葉を胸に、藝大二次前夜十時迄粘って技法を模索し続けた。
また、試したい技法があれば、課題にこじ付けて練習するのも現役生の時短に繋がるのでこっそりお薦めする。
そして、もう1つは課題文読解力不足。
拡大解釈をして的を外しがちな私の策は、どこまでが課題違反なのかを先生にその都度確認し、違反範囲を理解した上で、ラインギリギリか少し超えた辺りを狙って自由に妄想し、表現しきるという際どい方法だった。
優等生ではない私には有益であった。
こんな劣等生から最後にアドバイスを2つ。
①藝大はこうすれば受かるという類の噂に惑わされず、先生と共に見つけた自分だけの答えを信じる。
②自分の武器を知り、磨く。今、入学後初の課題に取り組んでいるが、受験時代の貯蓄を使って制作していると実感している。
どうか刹那主義に陥ることなく豊かな受験生活を過ごして下さい。

伊藤 穣(デザイン・工芸コース/国立校)

国立 伊藤譲2

多摩美術大学 生産デザイン学科 プロダクトデザイン専攻 現役合格
武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科 現役合格

美大を目指そうと決めたのは高校2年生の初めでした。新美に通い始めた頃は、鉛筆の削り方すら分からず、ガーゼに至っては入っていた事がなにかの手違いなのではないかと思いました。しかし先生の描きだしのデモンストレーションを見た時にガーゼの作る世界がとても綺麗で、どんどんリアルになってゆくのを見て驚いたことを覚えています。同時にいつか自分もこんなふうに描けるようになれたらいいなと思うようになりました。
それから自分なりに頑張って制作しました。ですがデッサンの中に空間が出ることはなく、いつもただの白い紙にシールが貼られているだけという作品ばかりでした。先生にアドバイスを受けても「ただ言われたからやる」という感じだったので何が大切なのかまったく分かっていませんでした。
そして、学校の勉強や部活がとても忙しいこともあり、ダラダラとあっという間に1年が経ってしまいました。
3年生になり一層学校が忙しくなり絵が疎かになっていったある時、久しぶりに先生の描き出しを見る機会がありました。なにげなく見ていた時、ふと、デッサンというものがが理解出来たような気がしました。
このことが転機となってそれからは制作が楽しくなり、講評の時に褒められることも増えて徐々に自信もつき、自分の中でデッサンに対する姿勢が変化してきました。自分が美大に合格できたのはこのきっかけがあったからこそと思っています。
先生方には本当に感謝しています。
本当にありがとうございました!