日本画科です。
日本画科では周期的なイベント、レクチャー、デモンストレーションを行い、生徒のブラッシュアップを図っています。口頭指導、個人指導の他、”直に見て学ぶ”というそんな学びのあり方も大切にしています。10月8日~9日は、新美基礎科の佐々木講師(基礎科日本画コース担当)による着彩レクチャーを開催しました。
④ 「基礎科 佐々木講師(基礎科日本画コース担当) 着彩レクチャー」
10月8日?9日 静物着彩(マルス)
◆佐々木講師デモンストレーションによるデッサン指導。
1日目
AM佐々木講師レクチャー(1時間)?着彩開始
PMデッサン描き出し(1時間)
2日目
PM講評
基礎科の佐々木先生による着彩レクチャーは昨年に続き2度目。基礎科から学んできた生徒にとって、自分の成長を実感できるとてもいい機会となります。逆に、そうでない生徒にとっても普段あまり関わらない講師だからこそより客観的に対峙することが出来る機会となります。
また、受験科と基礎科の連係という意味でもとても意義のあるレクチャーであると考えています。基礎科で成長してきた生徒を受験科でしっかり引き継ぐということと同時に、受験科と基礎科の指導ベクトルをしっかり合わせていくというメリットがあります。このことによって、受験科及び基礎科の生徒の学習効率を上げていくことが可能です。
本レクチャーでは、佐々木先生がデモンストレーションを行いながらモチーフの組み方、構図の考え方、着彩時のデッサンの考え方、彩色、そしてクロッキー帳の活用の仕方まで丁寧かつ徹底的にご指導いただきました。
?←デモンストレーションをする佐々木先生。
←一日目終了時、中間講評の様子。
←クロッキー帳(講評ノート)の使い方、活用方法について熱心に指導する佐々木先生。
←佐々木先生の完成作品。佐々木先生は現在、東京藝術大学大学院在籍。受験から6年経過してもなおこの実力を維持。なかなかいません、こんなに描ける大学院生。力作です。
←講評の様子。日本画科の漆原講師(手前)と。
←講評終了後の個人指導。熱心に解説いただいています。
←新宿美術学院日本画科には夜間制作があります。そこでもさらに手を動かす佐々木先生!
今回のレクチャーを今後の学習に活かしていきたいと思います。佐々木先生、2日間、本当にありがとうございました。
最後に。
10月13日と14日には「全国公開実力コンクール」が開催されました。課題は「着彩写生」。
しかしながら、今年度はちょうど台風一過と重なり、参加者のキャンセル等もあり、例年より少ない人数でのコンクールとなりました。また、制作時間が繰り上げになるなど、受験生には大変ご迷惑をおかけ致しました。
受講した受験生は、そんな台風の荒天にもめげず、よく頑張っていたと思います。この成果を今後の学習に繋げていきましょう!