日別アーカイブ: 2013年11月12日

日本画科- 講義&一人一卓-

日本画科講師の金子です。

現在、新年度パンフレット制作に向けて大詰めを迎えています。例年通り昼間部及び夜間部の生徒の作品を掲載します。また今年度の東京藝術大学合格者と武蔵野美術大学合格者(現役合格)の2人の作品と言葉を掲載予定です。

完成の折には是非お手にとっていただければ幸いです。

 

― さて、11月7日、新美油画科講師 海老澤先生による「工芸科日本画科合同デッサン講義」を開催しました。講義において、デッサンの考え方、方法、セオリー、ノウハウ、ポイントなどを各用語から詳しく解説いただきました。

講義は3時間超に及ぶものでしたが、日本画科にとって非常に意義ある講義でした。生徒にとっても見方がより整理されたり、また視点をより拡げるきっかけになったのではないでしょうか。

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尚、講義の終盤は、時間の関係で若干の“巻き”と成りました。がしかし、油画科では一学期の最初の授業に6時間の講義を行うそうです。

たかがデッサン、されどデッサン。私自身、デッサンの話だけでこんなにも長い時間を奥深く過ごすことが出来るのかと思うほどでした。

講義後、海老澤先生曰く“まだ膨らませることが可能”とのこと。いやはや、とても内容の濃い講義を拝聴することが出来ました。

海老澤先生、改めてありがとうございました!

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― 今週は、「一人一卓課題(昼間部・夜間部)」を行っています。(通常の課題では、一つの卓を数人で囲んでモチーフを組みます。)

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こうした一人一卓ですと、それぞれが自由にモチーフを組み、画面構成を行うため、個々の構成力をより養うことが出来る上、モチーフに対して責任感が生まれるというメリットがあります。

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いつも以上に四苦八苦している様子が伝わってきますが、しかしながら東京藝大、女子美、東北芸術工科大などでは一人一卓の入試スタイルを採用しています。そのため、こうした大学の入試対策にも繋がってきます。

 

― 最後に、先週の昼間部と夜間部の優秀作品をアップします。昼間部は石膏デッサン課題(マルス全身)、夜間部は着彩課題(剥製他)です。

7?←昼間部生徒作品。?(画像処理の関係でやや鈍くあります。)

8←夜間部生徒作品。?(画像処理の関係でやや鈍くあります。)

 

【お知らせ】

12月の「冬期講習会」受講生を募集開始しています!

本年度は、「前期」、「中期」、「後期」の3期あります。日本画科では、前期に総合コースと夜間総合コース、中期と後期に総合コースと私大コースを設けています。

尚、外部から受講する方にも強力なバックアップ態勢を考えています!面談等で徹底的な課題打ち合わせを行ってから指導に従事します。そのため、安心して受講いただければと思います。

冬は是非新美日本画科へお越しください。