《基礎科》石膏デッサン特訓週間です!!

夏期講習が終わり、間髪入れずに通常授業が始まり、
どこまでが夏で、どこからが秋なのかがわからなくなっているのは
僕だけではないのではないでしょうか。
夏期講習が終わると3ヶ月で年末、そのまた4ヶ月で新学期と、
4月まではあと半年もあるというのに、何故かあっという間に年末まですっ飛んでしまうのが
世の常です。
特に今年は新型コロナウィルス の影響で、2月から6月ごろの記憶があやふやな方も
きっと多いはずで、それがもう9月であと3ヶ月で今年も終わりなんですって…。
恐ろしいことにそれでも受験と進学は通常通りやって来るのです。。

基礎科講師デザイン科担当の名越です。

恐ろしい書き出しになってしまったのですが、基礎科ではそんな向かい風にも負けず
来る石膏コンクールに向けて、石膏デッサン特訓週間が始まりました。
「静物デッサンは平気だけど、石膏デッサンってなんかな〜あんま得意じゃないな〜」
という生徒さん、とても多いのではないでしょうか?

それは何故でしょうか?

色は白しかないのに?動かないのに?一個しか質感はないのに?

色々理由はあると思います。しかし実は石膏デッサンも静物デッサンも、
求められていることは同じだったりします。
もし理由があるとすれば、「人間の形をしているから」「複雑な形をしている」など
ではないでしょうか。人間を描いてる!と思い込みすぎるが故に、
目や鼻、特に顔を描き過ぎてしまい、バランスが崩れてしまったり、漫画チックになってしまうの
かもしれません。

石膏デッサンも繰り返し描くことで、そう言った自分の癖を知り、
対処していくことが大事です。癖を知っていれば、それを他より少し、
気をつけていけばいいだけですからね!

さて、特訓第1週目はクロッキー週間でした。

短時間で様々な石膏をいっぱい描いていきます。

(ソーシャルディスタンスを保ちながら、、、)

今回は全員コンテという素材を使ってクロッキーをしました。
紙に対して一回に乗せられる粉の量が多いため、
石膏を大きく捉えることができ、短時間で印象を合わせる練習にとても向いている
画材です。

30分という決められた時間の中で、
構図、比率、光の方向、印象を合わせるためには何を優先するべきなのか?
いつもの描き出しの癖や見方などの矯正が期待出来ます。

続いて、光の方向を絞ったクロッキーです。

(床がコンテでだいぶ汚れてしまっていますね…汗)

いつもより極端に光を絞ることで、光と影の関係性を掴みやすくします。
特にマルスはピンスポット光源を使用することで、
かなりドラマチックな光になっています。
クロッキーをこの光でやることで、いつもの形の捉え方に形の変わり目という、
要素が加わり、より立体的に、空間的に捉えることができます。

現在はクロッキーを終えて、
長い時間をかけて一枚完成をさせる段階に入っています。

前半のクロッキーで見方もだいぶ変わってきたのではないでしょうか?

毎年、この特訓週間を越えて、「石膏が好きになりました!」という
生徒さんが何人かいるので、今年も石膏デッサンの魅力に
気づいてくれる生徒さんが現れるといいなあ、と密かに思う
9月のある日なのでした。

 

それでは。

映像科:感覚テストの秋

こんにちは。映像科です。
9月に入って本格的に二学期がスタートしています!

前回のブログでも紹介したように、武蔵美映像学科クリエイション資質重視方式の出願が迫っています。一方で一般選抜も武蔵美の映像学科は今日からちょうど5ヶ月後!(武蔵美の入試は2021年の2/7.8です)二学期の木金日コースの授業では、映像系学科・専攻の実技対策をじっくり時間をかけて進めていきます。

なお少し先ですが、来月の10/11(日)には公開コンクール(実技模試)も控えています!
このコンクールでは武蔵美映像学科の実際の試験を想定した「感覚テスト」「小論文or鉛筆デッサン」の制作と講評を行います。

ここで一点重要なことを!
武蔵美造形構想学部映像学科の学科試験(国語・英語)は造形学部(ファイン系、デザイン系)の試験とは日程も内容も異なります!造形構想学部の学科試験はすべてマーク式で各80分。難易度も造形学部よりやや難しめと言われています。
今回の公開コンクールでは、この造形構想学部型の学科模試も受験することができます(在宅での受験になります)。学科の対策が気になっている人もぜひこの機会にご参加ください!

作品は二学期前半の木金日コースの授業で制作された感覚テスト。
映像科の教室から見える風景を大胆に構成した力作です。この調子でいきましょう!

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映像科の授業
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2020年度合格者インタビュー公開してます!
Vol.1:感覚テスト編
Vol.2:鉛筆デッサン編
Vol.3:小論文 / 文章表現編
Vol.4:総合型選抜 / クリエイション資質重視方式編
Vol.5:学校推薦型選抜/ディレクション資質重視方式編

中学生 夏の成長

中学生受験科です

今年は大変短い夏休みでしたね。
そんな中、1学期や短い夏期講習で集中して取り組んできた成果が徐々に出てきています!

今日は、一部の生徒の作品をご紹介します。

Aさん 1学期作品


Aさん夏期講習作品  形の正確さや、質感、空間表現がとてもよくなりました!!

Bさん 夏期講習会初日作品


Bさん 夏期講習終盤作品  上手い! デッサン力急成長中です!

Cさん  1学期作品


Cさん  夏期講習作品  形どり、水彩の扱いが、ぐっと大人っぽくなりました!

中学生受験科(新宿校)毎週日曜日 9:30~16:30  (秋葉原校)毎週土曜日 14:30~20:30
入学随時受付中!
体験入学も随時募集中です。
初心者の人も、心配せず、ぜひ参加をお待ちしています。

彫刻科 2学期スタート。

こんにちは!彫刻科の小川原です。熱い夏期講習が終わり、2学期に突入しました!実力もついてきて、盛り上がっていますね!

さて、2学期はコンクールイベントが目白押しです!気合入れて挑んでいきましょう!
というわけでお知らせです。9/20(日)に全科合同石膏デッサンコンクールを開催します。8時間制作で、科の域を超えて現時点での石膏デッサン王を決定します!内部生、外部生問わず、意識の高い学生の皆様の参加をお待ちしています!
ちなみに昨年度の1位の作品です!昨年度は2日制作(12時間でしたが、彼は1日描きでした。恐ろしい完成度です)

その時の僕のデモスト。今年も参加します!今年はデザイン科講師の山本先生と一緒にデモストとデッサン解説を行います!

さてそれでは彫刻科の優秀作品(冬季講習後半〜現在まで)の作品紹介をしていきたいと思います。
ジョルジョ模刻
ジョルジョは顔のニュアンスまで似せていくのが難しいですが、よく捉えられています!


3次元的に動きがよく見れていますね!彫刻的に重要な点が理解できていると思います。

マルストルソ

光から陰への移り変わりを、形の起伏(もちろん断面のボリュームも)をよく感じて表現できています!


特に背中やお尻の力強い量感の表現が良いですね!

グデア
素晴らしい精度です!形の説得力を出した上でターバン表面のレリーフも作りきっています!


グデア特有の緊張感のある詰まった形態感の特徴がよく出せています。

ジョルジョ(木炭紙でのクロッキー)

この段階でジョルジョを捉えるビジョンが見えています。手を動かす感覚をジョルジョに合わせてこれていますね!

ジョセフ


これだけ大きなモチーフで関係性を狂わせず、コントロールする力は素晴らしいと思います!そっくりですね!

円盤投げ(3時間)

自然に印象が捉えられていますね!動きや力の入り具合もよく捉えられています。

アムール

全身をイメージしながら作ることが大事だと思います。この作品は体の動きも感じさせてくれます!

メディチ(クロッキー)

目的を持ってクロッキーができていますね!どんな表現であれ、どんな描画材を使っても、こんなふうにかっこいい作品を目指して欲しいです!

以上です!それぞれ自分のリズムが掴めてきていると思います!この調子で頑張りましょう!