カテゴリー別アーカイブ: ena美術

オンライン教育科

こんにちは。オンライン教育科です。

◯2024始まりました。1学期5月ターム講評期間です。

2022年度オンライン教育/合格体験記   です。合格者掲載作品画像はオンライン教育科各月ターム制作時のものです。2023年度オンライン教育科合格体験記も近々up予定です。

特別講義は5月末に配信予定です。オンライン教育科では、毎月約3課題(生徒によっては5課題)を生徒に送付し、その講評を webミーティングツールを用いて行っています。 講評はマンツーマン形式で、30分程度の時間をとり、各月の終わりに行っています。それに加えて、オンライン教育受講生のみを対象とした特別講義を各学期に2回行い、受講生の受験対策及びモチベーション維持に役立てることを目指しています。

 

オンライン教育科 申込 新美の指導を遠隔地の方にも!

オンライン教育科は、時間的・地理的な理由で各校舎に継続的に通学できない方のためのコースです。Webミーティングツールを利用したオンライン上でのリアルタイム講評、録画による動画講評、豊富な参考資料によって、遠隔地の方の芸大・美大受験をサポートします。講評は全てマンツーマンで行われ、受講生の進度に応じて、カリキュラムを組みながら進めていきます。

◯新受講生は申込後、随時Webミーティングツールでのオリエンテーションを行い、インターネット接続や、制作環境、志望校などを面談で確認し、カリキュラムを確認します。初回講評日もこちらのオリエンテーションで決定します。

*Googleアカウント=Gmailアドレス取得してお申し込みお願いいたします。

オンライン教育科では、
油絵、日本画、彫刻、デザイン、私立美大デザイン、工芸、映像、先端芸術表現、建築、デッサンの10講座を開講していきます。

高3・受験生は 10講座 【月5課題コース】と【月3課題コース】から選択になります。

高1・2生は原則【3課題コース】です。

映像科:「映像の原理を体感する」ワークショップ

こんにちは。映像科です。
5月の授業では、鉛筆や色鉛筆またはパステルによる描写を学ぶ課題を制作しています。
そしてその合間には、映像について知るためのワークショップや鑑賞のゼミなども行っています。

前回のワークショップは「映像の原理を体感する」というテーマでした。
光の入らない真っ暗な部屋で、一つの小さな穴を開けると、穴の向こう側の景色が部屋の壁に映し出されます。私たちが今使っているカメラのもとになった「カメラ・オブスクラ」(ラテン語で「暗い部屋」の意味)。その「カメラ・オブクスラ」を教室全体を使って体感してみるワークショップでした。

カメラ・オブスクラは紀元前から観察されていた現象です。小さな穴の代わりにレンズが使われることで次第に像が鮮明になり、かつては画家が下絵を描くための道具でもあったそうです。こんなイメージでしょうか。

ならばカメラ・オブスクラの像をなぞってみれば、かつての画家の気持ちが分かるかもしれない。「こんなにきれいに映るんだ!」と驚きつつ、ワークショップの後半では、模造紙をつなぎ合わせて講師も一緒に映し出された風景を描いてみました。

さて、今後も実技対策とワークショップや鑑賞を織り交ぜた一学期の授業は続きます。この先一ヶ月の授業はこのような内容です。
無料体験入学は3日(木金日)参加していただくことができます。相談や見学も随時受けつけていますのでお気軽に。

・5/23(木)描写準備課題:色鉛筆による描写を学ぶ
・5/24(金)描写準備課題:パステルによる描写を学ぶ
・5/26(日)実技総合課題②:絵と文章によって場面を表現する

・5/30(木)映像表現ゼミB:アニメーション表現について
・5/31(金)描写基礎課題④:動きや質感を表現する
・6/2(日)映像表現ゼミC:美術における映像表現について

・6/6(木)文章研究課題:映像メディアについて書かれた文章を読解する
・6/7(金)映像表現ゼミD:写真表現について
・6/9(日)実技総合課題③:写真と文章によって物語を表現する

・6/13(木)映像鑑賞課題:レクチャー、鑑賞
・6/14(金)映像鑑賞課題:プレゼンテーション、ディスカッション
・6/16(日)アーティスト研究課題/入試情報説明会

引き続き相談や見学も随時受けつけています。
無料体験入学もあるのでお気軽にご参加ください!

GW課題 デモストなど 秋葉原校

秋葉原校です。ゴールデンウィークが明け、少し暑い日もありますが比較的過ごしやすい良い気候が続いています。

ゴールデンウィーク中は一週間ほど予備校も休みになっていたので、休みボケしないようにゴールデンウィーク課題を出していました。内容は写真の模写です。

 

模写は自分で難易度を設定できるのでそれぞれのレベルに合わせて描くものを選べるのが良いですね。最終的には自分との戦いになると思うのでこだわりの強さがそのまま絵のクオリティにつながります。良い出来になった生徒は休みの中、自分を律して頑張った結果だと思います!

ゴールデンウィーク明けは講師のデモストを見ながらデッサンを描く課題をやってもらいました。まだこの時期だと絵を描く経験が浅い生徒が多いので、デモストを見ることで新たな気づきや自分の問題点を再認識してもらえると良いなと思います。

 

 

 

 

 

 

一学期は受験に必要な基礎を身につけながら着実にレベルアップできる課題を準備しているので一課題ずつしっかり取り組んでいきましょう!

国立校:無料イベント毎週開催中 & X始めました!

こんにちは、国立校です。
いよいよ夏ですね。

さて、デザイン科写真模写の課題も今週で終わります。
写真なのか絵なのかわからないくらい、みんな上手かったです!
写真模写で得た知識を生かして、これからもどんどん伸びていきましょう!
国立校では、無料イベントを毎週開催しております。
毎週土曜日は、土曜3時間チャレンジです。時間は14:30~17:30です。チャレンジが終わったら、そのまま土曜日の授業を体験することもできます。
お申込は、下記のフォームを記入するだけ!
https://forms.gle/1DWrrBTsHwktA5FB9

また、月一回、土曜保護者説明会も開催します。
次回は6月1日(土)の14:30、お気軽にぜひ!
お申込はこちら:https://forms.gle/3BFJmo7aS7DkkPkn7

もちろん、無料体験も随時受付しております。
お申込はena美術のHPから、国立校を選択:https://www.art-shinbi.com/event/event-muryo.html

さらに、国立校の新しいXアカウント(@kntc_shinbi)をフォローするのも忘れないでね!
校舎内の面白い出来事を更新しております。
従来の公式アカウント(@shinbikunitachi)も引き続き運用しております。

では、また次回に!

【油画科夜間部】藝大現役合格体験記

こんにちは、油画科夜間部鷹取です。
ゴールデンウィークも終わり、このまま暑くなっていくかと思いきや暑かったり寒かったりなかなか安定しない空模様ですね。体調崩しやすい時期ですが、健康第一で頑張っていきたい所です。
夜間部では今の時期は基礎力をガンガン高めるデッサン中心で制作をしています。昨年度藝大に現役合格した生徒も基礎力をしっかりとつけていた印象です。これからも皆さんもどんどん枚数重ねていきましょう。

さて、昨年度の合格体験記、最後は夜間から藝大に現役で合格した生徒の体験記です。

【東京藝術大学油画入試 現役合格体験記①】

油画科夜間部 高森恒成

7月に留学から帰ってきて、夏期講習から本格的に受験対策をするようになった。受験を早く終わらしたい気持ちや、自分の留学経験を活かせるムサビの総合型選抜を受験したが不合格だった。今思うと準備する期間や作家性も合格レベルに達していなかったのだと思う。

そこから心機一転し自分の第二の受験が始まった。ムサビが第一志望だったので静物を描き続けた。自分の狙い、迫力が良く見えてくる構図を選んで描くことが多かった。自分が画面の中でしてしまう癖を意識してやらないようにするのが難しかった。また使いこなせないオイルや白と黒の絵の具、ナイフを使うのをやめた事で、悪く見える処理的な絵を描いてしまう癖がだいぶ減り、絵画としての深みや自分が持つ独特な筆致を出せるようになった。体力には自信があったので、時間との勝負である私大対策で1日に木炭と油彩それぞれ2枚描くことが多くなった。完成しないことも多々あったが、自分の資質上、走り続けないとダメになってしまうので諦めないで最後まで描きあげることを意識した。私は私大を3つ(ムサビ、多摩美、造形)受けたのだが、入試が8日間連続になってしまい、かなりキツかった。しかしそんな中でも頑張れたのは、家族が全力で応援してくれていたことや、担当の鷹取先生が「今、目の前のキャンバスと向き合うこと」の大切さに気づかせてくれだからだ。そして自分が心から感動できるモチーフや空間を見つけてテンションを上げながら描き出していくことが気持ちが良かった。

私大が終わってからは緊張が解け、モチベーションが下がってしまった。一番の目標だったムサビが終わって気が抜けてしまい作業に集中できなくなったのだと思う。しかし鷹取先生と二人三脚で、「ここまできたなら最後まで上手くなってやろう!!」という決意が自分の情熱を再燃化させた。また私大が全て受かっていたのも改めて自分を最後まで貫こうとする気持ちにさせるキッカケになった。それからは藝大に向けて、自分の狙いを全力で出せるような絵を課題ごとに自分なりに描いた。受験を通して感じたことだが、ムサビでの静物対策は全く無駄にならず、逆に自分の純度を高めてくれたと思う。

一次が終わってからは、度重なる疲労や二次に向けて頑張れる気力が湧かず辛かった。一次で落ちてて欲しいとまで思ってしまったが、それを鷹取先生に話したら突き放されてしまい、それは嫌だったので、最後までやりきってから大学に入りたいという気持ちになった。そこから二次まではあっという間だった。

今振り返ってみると、私の受験は自分1人ではどうにもならなかったなと思う。家族、鷹取先生、予備校の友達、高校の先生などいろんな人たちの助けがあったからここまでやって来れた。だからこそ本番では自分の力を信じて、自分自身とキャンバスにしっかりと向き合って集中してやり切ることができた。

※現役合格再現作品、新美ギャラリーにて展示中

【東京藝術大学油画入試 現役合格体験記②】

油画科夜間部 仲田響

私は高校1年生の冬から基礎科に通い始め、絵画について学びました。2年生の頃は、高校の授業中や、予備校終わりの帰宅後などに毎日趣味のイラストを描いて、気分転換をしていました。基礎科の頃に身につけたデッサン力や油絵の具の扱いは、受験科に進んでからも大きな武器になったと思います。

体調面での不便が多かった入試直前は、家で寝ても疲れが取れず、予備校でも眠ってばかりでした。少し描いて寝て、起きてまた少し描いて。もしくは少し長めに寝て、起きて一気に描き進める。といった調子でした。またどうしても朝、貧血が酷く起きられない日などは、無理をせず遅れて予備校に行くこともありました。人にもよると思いますが、私は体調が悪い中で無理をして良い絵が描ける自信がなかったので、本当に辛い時は一旦休憩して、頑張れる時に頑張っていました。
限られた時間の中で絵を完成させるために、描きたいモチーフの質感もしくは光に着目し、描きどころを一番綺麗に見せ、その他の部分の描き込みを絞った構成にするよう工夫をしていました。
私の場合事情を話していたこともあり、理解してくださった担当の先生からは作業時間中の睡眠や遅刻に対しては特に何も言われず、焦らず自分のペースを守りながら描かせてもらえたことで、試験当日まで落ち着いて絵を描くことが出来たと思います。
生活面でも精神面でも支えてもらってばかりでした。家族と講師の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。