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多摩美・武蔵美合格発表と合格再現イベント

コロナ禍での入試は2年目となりましたが、大きな混乱もなく試験が行われたようです。受験生の皆さんも、こういう状況にずいぶん慣れてきている気がします。

デザイン・工芸科夜間部です。

多摩美術大学・武蔵野美術大学・東京造形大学・女子美術大学の合格発表がありました。夜間部としては例年通りの結果を出せた感じですが、残念な結果の方もいるので来年はもっと良い結果が出せるようにしていきたいと思います。多摩美・武蔵美の合格発表の翌日に、合格再現作品の制作と体験談のイベントが行われました。制作依頼を受けてくれた生徒の方、むちゃぶりに対応してくれてありがとうございます。制作された作品は、早速新美新宿校一階の新美ギャラリーに展示されます。出来立てほやほやの入試再現作品をぜひ見に来てください。まだ、芸大と国公立の試験が残っています。特に現役生は直前での伸びが大きいので、ギリギリまで粘っていきましょう!

私大に続いて、良い結果を期待したいです!

秋葉原校:2022年度入試合格者体験記①【都立総合芸術高校】

秋葉原校です。
昨日は多摩美、武蔵野美の合格発表日でした。
無事に合格した方、本当におめでとうございます。
残念ながら第一志望が叶わなかった方も、それぞれの進んだ道で精一杯頑張ってほしいと思います。
また、芸大をはじめとした国公立受験の生徒、都立高受験の生徒たちはここからが本番となります。このまま突き進みましょう!

ツイッターの方でも一足先にお伝えさせていただきましたが、今年度は秋葉原校から都立総合芸術高校美術科の推薦入試で合格者が3名でました!
倍率6.63倍という超高難易度の入試を勝ち抜いた皆さんにご協力いただき、入試再現と体験記を掲載します。今後総芸を受けたい人はもちろん、そうでない方も参考になるところがあるのではないでしょうか。

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今年度、都立総合芸術高校に推薦入試で合格したY.Yさんの合格体験記です。

合格再現作品
授業内作品(一般対策)

授業内作品(入学当初)

Q.実技対策について気を付けていたことは?
⇒自分の苦手なところを克服できるように注意して描いた。また、構図や形取りなど、最初の段階に時間をかけることを意識した。

Q.学科の勉強はどのようにしていましたか?
⇒過去問をできるまで何回も解いた。

Q.内申対策はどのようにしていましたか?
⇒定期テスト対策をしっかりやったこと、提出物は期限に間に合うように意識。

Q.秋葉原校の授業はどうでしたか?
⇒ひとりひとりに適切な指導をしてくれたのがとても良かった。面談などで気軽に先生に相談できたのがよかった。

Q.その他取り組んだことや、やっておくべきだと思ったことを教えてください。
⇒デッサンは家でも練習をした。上手な人のデッサンをたくさん見て描き方を学んだ。

Q.後輩たちにアドバイスがあればお願いします。
⇒自分の絵としっかり向き合い、良いところはどんどん伸ばして、苦手なところは何回も描いてなるべく克服するようにすることが大切だと思います。
絵だけではなく、内申点でも他と差をつけるために、日頃から勉強を惜しまずに頑張ると良いです。
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ありがとうございました!Yさんは中3の1学期に体験で来校し、夏期講習会から本格的に秋葉原校で対策をはじめました。
もともと個人経営のアトリエでも受験対策をしており、基本的な能力は高いなと感じていました。特に印象をとらえる力が良く、スタートの描きだしの進め方や鉛筆の使い方など初めからある程度できているところも沢山ありました。
一方で、形取りと、完成度の向上という点は苦労しているところも多かった印象です。
しかし冬に入ったあたりから、特に卓上デッサンは直前特訓で描いた2、3枚で大きく成長しました。
キワの締め方は本当に上手になりました。魅せるポイントの演出も当初に比べて本当にレベルアップしたなあと思います。
また、わからないことや相談したいことがあると、積極的に聞きにくる姿勢がとっても良かったです。
総芸では油絵専攻を選択し、色々な表現技法を身に着けたいとのことでした。
これからもがんばってください!

描いてもらった合格再現の作品は、3月実施の秋葉原校の高校入試説明会でも実物をお見せする予定です。

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秋葉原校では、これから受験対策をはじめたいという方のために春のスタートイベントを多数用意しています。

高校入試説明会[無料]
総芸をはじめとした、美術系高校受験のためのガイダンスを行います。3/13(日)と3/19(土)2回開催します。

大学入試説明会[無料]
美大入試全般のガイダンスを行います。こちらも3/13(日)と3/19(土)2回開催します。

1日体験講習会[無料]
おもに初心者から中級者対応、1日でデッサンを描く講習会です。3/13(日)と4/10(日)2回開催します。

オープンアトリエ[有料]
新美の校内生たちと一緒にデッサンを描きます。アトリエ内や先生の指導の雰囲気など見たい方、本格的な入学の前に通学のイメージをつけたい方、とにかく次の受験までバリバリ描きたい方おすすめです。
※2022年3月中に2022年度本科登録を行っていただいた場合は、オープンアトリエの費用を無料とさせていただきます。
※詳細は受付までお問い合せください。

どれから手をつけて良いかわからない・・・という方は、おきがるに校舎(TEL03-6206-0861)までご連絡ください。
お待ちしています。

芸大デザインコース

こんにちは
デザイン・工芸科
芸大デザインコースの山本です。

芸大一次試験まで2週間を切りました。
今週はデッサン最後の模擬試験を行い、講師の指導がない状態でどの程度の実力を発揮できるのかをチェックしました。
一次試験の合格にはどのような出題にも冷静に対処し、重要なことを見誤らずに客観的に捉える力が試されます。精神的に落ち着いて挑めるように不安要素をひとつでも多く取り除いていきましょう。

講師によるデッサンのデモストを紹介します。

映像科:多摩美・武蔵美合格者再現発表&体験談

こんにちは。映像科です。
映像科の入試対策は残すところ日芸映画学科対策のみ。すべての入試を終えて合格発表を待っている人もいると思います。今年も昨年に続いてコロナ禍での入試の準備となったため、色々な面で大変だったと思います。あらためて一年間お疲れさまでした!

さて前回のブログでも告知しましたが、発表後2/20(日)には「多摩美・武蔵美合格者再現発表&体験談」を行います!
映像科では昨年に続き、武蔵野美大の感覚テスト、小論文、鉛筆デッサンに加えて、東京造形大の発想力の再現制作を予定しています。イベントでは合格者の生の声を聞くことができるので、現在美大の映像メディア系の受験を考えている人は、ぜひ足をお運びください。
時間は17:00〜。詳細はこちらから。

(以下画像は去年の様子)

彫刻科:

こんにちは、彫刻科の新妻です。私大の試験も始まり、春からの受験対策もいよいよクライマックスですね。最後の最後は本番で自分を信じて作品作りができるかどうかだと思います。ひと課題づつを大切にしながら作品と自分のバイオリズムを整えていきましょう。

 

大きな量、動きの印象を繊細な仕事の積み重ねで支えています。

光の差し込み方やそれぞれのモチーフの魅力を絵として上手く引き出していて目立ちます。

手前の腕から肩、首、頭部までのゆったりと伸びやかな印象が良いですね。

難しい位置ですが底力を感じる良い一枚です。空間がキレイです。

描きあげていく中で手前の形の強さと自然さまで全体のバランスの上で納めることが出来たと思います。

受験的にはマイナーな石膏像ですが、描き慣れていないからこそ感性と地力を問われますね。

クオリティと印象が高いレベルで噛み合っています。良いですよ!

基本構造をロックしながらも表面の造形を自然に掬い取っています。

スタートからブレがなかったのが印象的でした。奥へと倒れていく頭部の見え方も自然です。

ヘルメスの持つある種の軽さともいえるキャラクター性が、全光の明るさを上手く取り入れていくことで伝わってきます。

 

全体の仕事のコントロールがここにきて統合されてきました。アリアスの高貴な感じが出てます。

ゲタらしいです!粒の積み重ねの中で大きな形態の印象を意識して対象に迫っています。

 

技巧的な面よりも素直で自然な捉え方が絵の本質であることの好例だと思います。

思い切りの良い光の設定が活きています。カッコいい!

今回は以上です、ではまた!