日別アーカイブ: 2024年10月19日

彫刻科 公開コンクールに向けて

こんにちは!彫刻科の小川原です。
一気に涼しい季節に変わりましたが体調はどうでしょうか?風邪も流行っているので気を付けてください!
さ、秋は公開コンクールの季節ですね!まだまだ実践的な力が十分とは言えない時期ですが本番を意識した緊張感でどこまでやれるか見ておくのは重要なことです!結果が出ても浮かれず、結果が出なくてもめげずに成長につなげましょう!それでは直近の預かり作品を紹介します!
まずは昼間部生から。
組み石膏デッサンではより大きく空感を感じ取って捉えていきたいところです。画面の中に奥行きを思い描きながら描き進めていくことは大事なことです。もちろん単体の石膏デッサンにも生かしていきたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トルソーでも円盤投げは特に動きやプロポーションの印象を捉えるのが難しいです。像を「形」を見て合わせる意識だけではどれだけ頑張ってもうまくいかないです。やはり「人間」としてモチーフを見ていかないといけません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同じトルソーでもラオコーンは円盤と違って量感と強い動きが魅力の像です。どの位置から見ても像そのものがかっこいいので素直に反応していきたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次は現役生の作品です。6時間で描いています。
胸像の中でもヘルメスはより「人体」としてのリアリティが強く意識されたモチーフです。筋肉の表現も画一的な描写に囚われずに人物表現としての意識も持って欲しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジョルジョはやはり印象合わせが難しいですよね。見方が偏ると途端にバランスを崩します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奴隷の特にこの位置は動きや顔の印象を取るのが難しいです。伸び側たわみ側両方の形を意識したり顔も見えない側を考えて捉えることが大切です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

塑造では布と手の構成に取り組みました。モチーフと手が魅力的に関係づく構成を考えたいです。どんなモチーフとの組み合わせであっても、オーソドックスに考えるなら「そのモチーフを魅力的な格好で持つならこう」みたいなイメージは大切です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自刻像ではフォルムとリアリティについて考えました。どんな起伏も意味があってその形になっているので筋骨、内部情報を探りながら形を感じ取っていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

基礎科ではラオコーンを描きました。だいぶだいぶデッサンも板について来て、サポートする部分が少なくても自分で考えて進められるようになって来ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上です。2学期も中盤戦に入って来ました!今が一番大事な時期です!それがわかっている人は冬期講習、入試直前で一気に向上していけると思います。逆にのんびりやってる人(または失敗を恐れてびびりながら同じことを繰り返してる人)は、もしかしたら自覚はないかもしれないですが外から見ていて心配になってしまいますね。みんな自分は自分なりに頑張っているつもりではあると思うのですが、受験という世界においては結果に結びつけるかどうかでしかないので今の自分の意識が目標に見合っているのか、それとも足りないのかはしっかり向き合って欲しいです。意識が低くて受からないというのはまあ普通にあることなのですが、じゃあいつ目覚めるの?という話です。意識は高くて当たり前なのでそのラインに乗ってからが勝負であるなら、もしかしたらあなたはまだ始まってもいないかもしれない。という危機感を持って欲しいです。