月別アーカイブ: 2024年8月

渋谷校・デッサンで高得点を取るには(静物編)

渋谷校です

皆さん受験に向けて制作を頑張っていることと思います。

参考になればと昨年(2024年)の入試で高得点を取った学生が普段制作していた作品を紹介しましょう。

まずは武蔵野美大工芸工業の150点満点の生徒の作品です。

描ききってある迫力が良いです。空間も感じて描いている点もよいのですが、質感の描き分けがしっかりされています。

次は武蔵野美大の視覚伝達140点の生徒の作品です。

この作品もフィニッシュの強さを感じさせる作品ですね。丁寧な観察がポイントと思います。視覚伝達の高得点は点数の分布的にそれほど多い割合では無いので、これも良い作品と言えるでしょう。

次の作品は工芸工業の140点の作品です。

普段は藝大向けの作品を制作していたので静物デッサンの枚数は多くはないのですが、この学生も観察がしっかりできるので良い点数を取って合格することが出来ました。

まだ受験の時期ではないのでここまで出来なくても良いので、皆さんも高得点のデッサンを目指して制作に励んでみましょう。

大事なことはまずはモチーフをよく観察して行くこと。これが本当に大事なのですが、きちんと出来ている人は現役生だとまだ少ない印象です。でもあきらめなければ高得点を取ることも可能となるでしょう。あとは各コースによって期にするポイントが若干違うので、そのあたりは講師の先生に教えてもらいましょう。
今年から空間演出も静物デッサンに変わったので、受験でうまくいくとよいですね。

映像科:夏期講習会も後半です!

こんにちは、映像科です。
今日は夏期講習会のⅣ期・私立美大映像 実技総合特訓コースの最終日。早いものでⅤ期8/15~20のタームを残すのみとなりました。

授業内では、感覚テスト、発想力、小論文、鉛筆デッサンなどの対策を行っています。この夏期講習会で初めて本格的に映像科の実技を制作する人もいますが、みんな集中して取り組んでいることもあり、この時期としては非常にレベルが高い作品が並びました。

そして先週の「総合型選抜コース」の授業の様子も追加でお伝えします!
6日間の講習の最終日には新宿校1Fのena美術ギャラリーで展示を行います。総合型選抜で作品の提出が必要な受験生を中心に、今年も充実した内容になりました!

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秋葉原校 夏も折り返し

秋葉原校です。

連日暑い日が続いています。この時期は暑さでバテやすいのでしっかり食べて夏を乗り切りましょう!

夏期講習も4期目に入り折り返しました。4期目から中学生コースもスタートしてアトリエ内もかなり活気が出てきた印象ですね。いつもデザイン科の話中心になってしまいますが夏期講習ということもあり幅広く紹介したいと思います。

まず中学生コースは総芸対策として卓上デッサンと静物水彩を半々くらいの割合で制作してもらっています。夏期講習ということもありモチーフも夏っぽいです。入試のモチーフはかなりボリュームがあり短い時間の中でいかに完成に近づけるかがポイントになります。普段は土曜日だけのコースなので夏に集中的に対策してモチーフへの対応力を高めてほしいです。

 

基礎科はデッサンを集中的に強化するコースか油絵や平面構成などの専門課題のいずれかを選択できます。基礎とはいえ、簡単な課題ではないと思うので時間をかけてしっかり完成させていきましょう。

 

油絵は構成課題や人物、イメージドローイングなど幅広く課題が設定されています。出題にも癖があるので対応力を身につけていきたいですね。

 

デザイン工芸は私大対策をする生徒が多いです。4期目から多摩美系対策課題がスタートしたのでそれぞれの傾向を理解して準備をしていきましょう!

 

またデザイン科のほうで筑波大芸専コースも対策しています。今年の夏はかなり筑波志望の生徒が参加していて盛り上がっています。外部生も含めると14名の生徒が参加していてそれぞれ実技のレベルもかなり良いです。筑波は学科の重要性も高いですが夏は実技をしっかり準備して土台を作ることが大事だと思っているので勉強と両立しながら頑張りましょう!

 

全体的に簡単な紹介でしたが、まだまだ夏はこれからなので残り半分も自分の課題に向き合い有意義に過ごしていきましょう!

彫刻科:夏期講習中盤戦

こんにちは、講師の新妻です。いやはや暑いですね。

夏期講習も折り返しを過ぎました。前半はデッサン塑像とも基本を再確認しつつ、それぞれの課題が浮き彫りになってきました。そこから一人一人が自分の課題と向き合いながらの後半戦、良い熱量を感じています。

夏期講習は1期ごとにラストがコンクールで終わります。順位やランクも大事な判断基準ではありますが、自力でどこまで今の時期に理解できているのか、コントロールできるのかを確認することが大事だと思います。レベルや得意不得意が様々な受講生で賑わっています。お互いに良い影響を受け合いながらみんなで上達していきましょう!

では作品紹介にうつります

 

素直な観察で描き上げられました。頭頂部や肩など、一見捉えどころがないように見えるゆったりとした部分も、細かい細工が集中してるところと同じように味わって描いていきたいですね。

出だしの探りの仕事がグッと成長したおかげで得意な中間作業がはまってきました。いい調子です。本物よりも簡単に形を処理してしまっているところがないか描き込みながら判断していけるといいですね。

鉛筆の扱いが上手で表現に幅があり魅力的です。手前の白布や台の辺あたりはもう一押し説得力が欲しいところ

見やすく清潔感があります。やや鉛筆が浮いて見えるところもあるのでモチーフや距離感を考慮しながら色を詰めていく仕事が要所で入ってくるとさらに良くなりそうです。

夏期講習1回目のデッサンコンクール首位の作品です。主体的な作品へのこだわりと客観的なまとめ方のバランスがとれていますね。明るい場所の立体感や全体の持つ空間の印象をより表現するために色々研究していきましょう!

白菜と手の構成塑像です。誰でも日常的に目にするモチーフ同士の構成なので、より感覚的なリアリティがある構成だと干渉した時に作品にライドしやすいかと思います。その点でもいいチョイスができたと思います。

台上の空間への配慮が効いていてスッキリ見えてきます。シンプルな構成なだけにクオリティはガンガン高めたいですね!

白菜への素直な観察が魅力的です。手の構造などは作りながら理解を深めていきましょう。

3期塑像コンクール1位の作品です。台上の空間への気配り、モチーフの印象と造形の説得力で目が引き寄せられました。マスクの精度はもっとあげられます!

基礎科生も盛り上がっています!

細かな細工と全体のニュアンスが難しい像ですが、とても自然に描き上げられました。

じわじわと粘って印象を近づけてきました。色幅がとても豊富で魅力的です。

初めての自刻像だそうです。上手!アドバイスをどんどん吸収していました!

木炭の調子で立体感や空間を作っていくやりとりが、一枚の制作の中で内容濃く体験できました。自分は高校1年生でこんなに大人な見方で描けなかったなぁ。期待大です。

一見単純に見えて、いざ作ると奥が深い椰子の実。床との接点、形の張り、締まりなどしっかり追求できましたね。

今回は以上です。ではまた

夏期講習会の真っ最中ー<大宮校>

暑いなんてもんじゃないー、超猛烈に暑いっすね。ここまでくると、手持ちの扇風機が熱風になりそうですね。冷感グッズは色々出ているので、他のも試してみてみるのも良いかもですね。

大宮校です。

デザイン・工芸科の前期末実技模擬試験の結果は、大宮校はまあまあだった感じです。もちろん健闘した人もいました。夏期講習会でどう変わってくれるのかが、楽しみです。

7月15日に行われたイベントで描かれた石膏デッサンのデモンストレーション作品です。通常のMBM木炭紙とミューズから試供された新しい木炭紙の2パターンで描かれています。違いはある感じです。用途で使い分ける感じが良いかもですねー。(上がMBM、下がミューズ)

 

夏期講習会真っ最中です。油絵科、デザイン・工芸科のアトリエ共に模様替えしました。ちょっt、広く使えるようになっています。工夫は大事ですね。まだまだ序盤ですので、体調に気をつけて頑張っていきましょう。

基礎科に混じって、タイパデッサンを描いています。X(旧Twitter)に時間での制作の流れが説明してあるので、見てみてくださいー。デッサンも変わってきていて、時代は根性よりもタイパって感じがしますねー。

そして、今年は大宮の祭りの日に講習会の授業があります。お祭りもちょっと楽しみです。

暑いです。水分と塩分の補給をお忘れなく。

また次回に。