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先端芸術表現コース合格体験記第2弾(素描受験合格Tさん)

こんにちは。新宿校先端芸術表現コースです。

今回は一次試験素描受験で合格したTさんの合格体験記を紹介します。Tさんは一浪で、4月から予備校に通い合格しました。

1 先端芸術表現科を目指そうと思ったのはなぜですか?
元々現役の頃は別の大学の映像学科を受験していました。その頃、先端芸術表現学科出身で映画を撮っている方を知って、藝大の先端を知りました。先端について色々と調べていくうちに、私には映像など1つの表現方法で作品を作るのではなく、色んな表現方法に触れて自分が何をやりたいのか探求していきたいという気持ちがあることに気付きました。そして、先端は自分のやりたいことに合っている、学べると思い、浪人して、先端を受けようと決心しました。

2 浪人の時はどのように過ごしていましたか?
とにかく作品を作っていました。私はファイルとデッサンに力を入れようと決めていたので、受験勉強よりも作品を作ることに力を注いでいました。でも、ファイル提出のために作品を作らなきゃいけない、という義務で動くよりかは自分の気持ちや興味に合わせて作品を作っていました。デッサンは元々高校の授業で習っていたものの、10枚も描いたことがなく、でも描写力を上げたいと考えていたのでデッサンにしました。休みの時は、多摩湖や高尾など自分が歩いたことない、自然豊かな場所に行ってリフレッシュしていました。

3 新美の1次対策で役に立ったことはなんですか?
講師の方の適切な指導です。私のデッサンの何が強みは何なのか、何を直すべきなのか、本当に丁寧に教えていただきました。教え方が本当に上手くて、親身に向き合ってくれるので自分から質問したいと思える程にいい方達でした。後期は生徒それぞれに合った問題を出してくださり、コツを掴むことができたので感謝しています。

4 総合実技はかなり苦手でしたが、本番はどのように臨みましたか?
講師の方の「自分に引きつけるのではなく、自分の素材に対する興味をぶつけろ」的なことを前日に言われたのでそれをずっと頭の中に入れていました。私は総合実技は考えて作るより、とにかく手を動かす、与えられた素材に対する興味で作る方がやりやすかったので、ひたすらに素材を観察し、「この素材でしか、また与えられたものたちでしか出来ないこと」を考えていました。

5 制作の講評会はどのように役立ちましたか?
私は初期の方はコンセプチュアルに作らなきゃいけないと思い込んでいました。しかし、講師の方から考えすぎなくていいと、自分の興味で作品を作っていいと言われたので、自分が本当にやりたいことができるようになりました。また自分の興味を中心にして作品を作っても、コンセプトは無意識に存在することに気づいたので、これでよかったんだと安心できました。感謝してます。

6 自分の制作で大事にしていることを教えてください
自分の興味を大事にしています。私は素材を対する興味が大きくて、これはこうしたらどうなるのか、このようなことはできるのかなどの探求心を持って制作していました。
今もそうですが、私はこうしなきゃいけない、と堅苦しく考えるのではなく自分が何をやりたいのかという気持ちを優先させて作品を作ろうと心がけています。

7 最後に、予備校で印象に残っているエピソードがあれば紹介してください
基本、やりたいことの相談をしたら否定せず、こうしたらもっと良くなるなどとアドバイスをくれたことです。私が出した発想を肯定した上で、より良くなるように真面目に答えて下さったことがとても驚きました。相談しようと決めた時、正直やめた方がいいと止められると思っていたので、例え自分でもちょっとどうかな…と思うことでもやってみようと、自分のやりたいことを追求していこうと前向きな気持ちを持てるようになりました。

Tさんもゲストで来る先端芸術表現コースの夏期講習はもうすぐ始まります。
先端の受験を考えている多くの方の受講をお待ちしております。
https://www.art-shinbi.com/season/summer/subject/sentan/index.html

受講に関しての相談なども、お気軽にお問い合わせください。
https://www.art-shinbi.com/event/2022/22event-soudan.html

それでは先端芸術表現コースでした。(画像はTさんの再現作品と授業内での制作物になります)