日別アーカイブ: 2022年7月23日

彫刻科:

こんにちは、彫刻科です。
東京都の新型コロナ感染者数がこの数週間でまた増えてきていますね、体調に気を配りながら生活していくように心がけましょう。

夏期講習がはじまっています。
昼間部は普段の制作時間に+2時間。
夜間部生にとっては昼間部と同じ空間で、いつもよりまとまった時間で制作ができる貴重な期間です。いろいろ吸収してください。
普段から話していることではありますが、自分が現時点で今何ができているのか、できていないのか、得意・苦手を分析して合格のためにどんな力をつける必要があるのか自覚することが大切です。
しっかりこの講習で何の力を上げていくのか、講習が終わる頃には秋以降にとりくむ課題を明確にできるような夏にしたいですね。
次にこういった機会が取れるのは冬季講習までないので、どんどん課題を無くしてしていきましょう!

作品紹介です。

ミロのヴィーナス

ゆったりと動きをつかんできています。首の印象やおでこなど顔面周辺の形が単調になっているのでもう少し追っていけるといいと思います。

同じ作者がもう1枚描いたものです。気合を感じますね。倒れてくる側の回り込みが綺麗に描けています。

全体に手が回り、特に手前の腕のあたりは良い感じですね。少し形の捉え方や色がざっくりしてる印象なのでどちらも複雑さをふやせたら良いですね。

ゲタ

安定して仕事を進められています。色んな方向からみての精度もハマりだしています。

顔正面に対して像の動きが絡んできた際の左右差に違和感など残りますが、パキッと強い粘土づけがされていて印象が良いです。

 

合鴨

淡白にならない塩梅で明快に形をみせられています。胸とお尻の羽質の差ももっとやっていきたいですね。

ざくっとはしてますが雰囲気をつかんできています。足つき、重心はもうすこし。

 

モデル課題

人間を描いたり彫刻するのは石膏とは全然違います。動物課題と近いような、息遣いやその場の空気感、姿勢の癖など「そこに生きている」という臨場感や緊張感を感じさせられるといいですよね。

肖像デッサン

モデルさんの視線の力強さなど捉えられていました。僧帽筋周りや、両脇、胸筋の関係など体のバランスもさらに精度上げられるといいです。

 

モデル首像

皮膚感と、細部に使ってる影のバランスが自然で良いです。

頭部の形見れてきていますね。

ベースの骨格を捕らえつつその上に乗ってくる形の歪みが人間のリアルさを作り出せてきてます。

 

石膏静物

静物は床にどのように置いてあるのかという状況からしっかりと説明していくことが必須です。そのためにはモチーフの特徴、各大きさなどを把握して描き出しから意識してくことが大事です。数点あったなかの一つ。

こちらは講習会生作品です。アリアスの目のつき方、おでこ周りは少し違和感がありますがそれぞれの固有色をきれいに感じられる自然な空間のデッサンになっています。

 

本日は以上です!

盛り上げていきましょうね!