日別アーカイブ: 2022年1月15日

彫刻科 冬期講習後半の預かり作品。

こんにちは!彫刻科の小川原です。このブログが公開されている頃、学生のみんなは共通テストを受験しに会場に向かっている時間ですね。落ち着いて、集中して頑張ってください!

入試は早くも入試直前です!皆だいぶ実力がついてきて、ここから一気に仕上げていきたいところですね!一人一人課題を見極めて、徹底的に指導していきます!

さて、今回は冬期講習後半の預かり作品の紹介です。

昼間部生の作品
印象よく安定した完成に持っていけました。手前脇のあたりの処理の荒さと、髭と首の境目の線が気になります。ちょっとしたことでも作品の印象に影響するので気を付けましょう。

明解な表現が気持ち良いです。体に比べて頭部の表現が色寄りで、具体的な形の抵抗感が弱めです。これが一致してきたらいうことないです。

表面的に作業を偏らせることなく印象を持ってこれました。実際完成度は十分です。よくをいうと髪の毛の印象は部分的にもう少し一つ一つの形を追っても良いかもしれません。

顔の長さに関して、微妙に正中線を境に左右の幅が違いそうですが(向かって右が短い)全体的に印象が良いです。体と頭部で調子の強さの印象が一致しないのですが、この場合もう少し体に入っている陰に反射光を入れたほうが自然です。

表現に柔らかさが出てきました。とても自然に表現できていて良いです!

描き出し解説後の描き出し練習です。短い時間で必要なことを詰め込めました。

同じく描き出し練習です。きれいな調子の扱いが良いですね。

モデル首像です。最初から印象がよく似ていました。頭部(髪の毛)の造形にさらにこだわりを持って研究していきましょう。

印象がとても良いです。やや黒が似ているので自然に空間に馴染んでくるとなお良いです。

綺麗に印象が描ききれています。やや色っぽいかなとも思いましたが、ヘルメスの質感には合っているかもしれません。よくをいうと頭部の構造は弱いです。

続いて夜間部生の作品です。

堂々とした描きっぷりがとても良いです。胸の面の奥行き表現が弱いのと、顔の小ささが少し気になります。が、それを上回る魅力があります。

よくコントロールして持ってこれました。印象が良いです。顔はかなり良いので、もう少しそれ以外に形の押さえが効くとさらに良いです。

土付の印象が形を強く見せてくれていて良いです。やや口元が似てないかなという印象です。徹底的に合わせていきましょう。

少し小さめで、ボリューム的にもう少しだけ大きくても良いかなという印象がありましたが、内容はとても良いです。気持ちが宿っているようです。

 

以上です。ここから先は体力とメンタルが最も重要です!それさえ維持してくれれば実力は入試に間に合うようにそれぞれ鍛え上げていくので、しっかりついてきてください!がんばりましょう!