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映像科:公開実力コンクールの報告

こんにちは。映像科です。
先日の日曜日には武蔵野美大映像学科型の公開実力コンクールが行われました。受験対策の一年の折り返しとなるこの時期に、現在の実力をはかり今後の課題を見つけることが目的です。
参加した皆さん。丸一日で大変だったかと思いますが、お疲れさまでした!!

今回参加できなかった人のために、当日出題された課題とコンクールの様子をお知らせします。

■感覚テスト
下記の文章から想起する場所のイメージ、あるいは出来事のイメージを解答欄に絵と文章で表現しなさい。
「止まっているように見える」

■小論文
配付したモチーフを観察し、文章によって描写しなさい。必ずタイトルをつけること。(600字以内)
モチーフ:エアキャップシート

■鉛筆デッサン
配付されたモチーフを構成して描写しなさい。
モチーフ:エアキャップシート、色画用紙

□出題意図
3科目いずれも昨年以前の武蔵美映像学科の問題を踏まえた出題です。
感覚テストでは昨年の武蔵野美大の出題「はるか遠くを見つめて」という文章に「見る」という動詞が含まれている点に注目しました。「見る」という行為を映像的な場面として(時間と空間を想像させるものとして)表現してくれることに期待しました。
小論文と鉛筆デッサンでは、の武蔵野美大の出題で「亀の子束子」がモチーフとされたことから、工業製品でありながら、複雑な現象を生み出す「エアキャップシート」をモチーフとしました。モチーフをよく観察した上で、その場で発見したことを丁寧に表現することが評価に繋がります。

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講評会では「感覚テスト」「小論文」「鉛筆デッサン」それぞれの作品に対して評価のポイントを説明して、今後のアドバイスを行いました。その後は学科試験の得点も含めた上位の受講生に賞状と副賞の授与。おめでとうございます!

今年度初めての本格的な模擬試験だったこともあり、緊張して実力を出しきれなかった人もいるかもしれません。一般選抜の受験本番まではまだ四ヶ月あります。引き続き今後の授業で経験を重ねて、自信を持って試験に臨めるようにしていきましょう!!