月別アーカイブ: 2021年12月

ブルーピリオド直前特番撮影ちょこっと裏話

 こんにちは、油画科の鷹取です。今年はブルーピリオド関連から始まり、思わぬ形で色々なことと関わることになりました。 9 月末のブルーピリオド放送直前特番から、ブルーピリオドのアニメ公式 Twitter アカウントにて配信さ れる油絵の指導、「美術予備校ってどんなところなの?」ということで阿部先生がネット記事のインタビ ューを受けたり、『5 時に夢中』に出演したり…なかなかビックリの連続でした(笑)

そしてアニメ・ブルーピリオドも佳境に入り、特番、5 時に夢中、インタビュー、Twitter による油彩指 導の動画も#21 にして一枚目が終わったところで特番の撮影裏話をちょこっとご紹介。

峯田さん、宮本さん、尾形さんは番組ではデッサンを 2 枚制作していましたが、実は 3 枚描いていたの です!
一枚目は本当になにも説明していない状態で、初めての木炭でりんごを描いてみる!!「なんだ、これ は、え?どう色がつくのかわからない、どこで描くのかもわからない!」と皆さん思い思いの反応を見せ ながらリンゴを描くことに挑戦していました。
その後に光源と輪郭線についての 5 分程度の簡単なレクチャーを行いもう一度リンゴを描いたのですが、 その幻の二枚目をご紹介します。

 

まず峯田さんの1枚目です↓

丁寧にりんごを観察しながらブルーピリオドの知識を探りだし描かれていました。初めてだと輪郭など 描いてしまいがちですが、峯田さんはそれがなくてすごい!少し小さめで丁寧でありながらそーっと描 いていた印象です。

次に峯田さんの 2 枚目です。

初めて木炭をさわって 5 分レクチャーを受けただだけなのに木炭の使い方 がすごく大胆になって光源の意識も明快で上手い…!りんごのツヤっとした質感まで出始めててビック リでした。

 

次に宮本さんの1枚目です↓

宮本さんは何も言っていなくても 1 枚目からりんごの形に着目していたのが印象的でした。こっちのほ うがとがってて…こっちはへこんでで…と、形への反応が見えてすごく楽しかったです。

そして宮本さんの 2 枚目↓

今回は光の方向と輪郭線についての簡単に話をしたのですが…たっぷりと木炭をのせて光の方向に注目 して描いてることで立体感が出ました!形を出すときに内側から描くだけではなく、周りから消して形 を出していて、やはりここでも形への拘りが見えて素敵でした。

 

最後に尾形さんの1枚目↓

尾形さんの一枚目はとにかくリンゴを齧ったときの衝撃が忘れられないです笑 突然「バリッ!!」と音がして… 昔芸大の入試でミカンが出たときにとある学生が食べたことを思い出して笑いが止まりませんでした笑 すごく楽しくて可愛くて良い絵ですね!

次に尾形さんの 2 枚目です。

1枚目もとても素敵なりんごでしたが、今回は簡単な基本にならった光源 と輪郭線についてのレクチャーということだったので、それにならっての挑戦です。本当は自由でいい んですけどね!! りんごの面がなだらかに移り変わっていく部分の柔らかさ、色幅、すごく美しい〜。りんごの丸すぎない 特徴もよく見ていて自然な仕上がりです。

 

そしてこのあと番組で紹介されていた、 【芸大の入試に実際に挑戦してみよう!】 と 3 枚目へと突入していくのでした。※出題は りんごを持つ手、紙を持つ手、何も持たない手(写真は峯田さん、宮本さん、尾形さんの順)

 

峯田さんのわからないなら思い切ってやってしまえ!という大胆さと熱量、宮本さんの形への繊細な拘 りなど初めてでもやっぱり個性って出るんだなぁと本当に楽しかったです。
当日本当にずっと笑ってた なぁ笑
尾形さんはモチーフになっていない物を入れるのはダメだと思ったけど自分のイメージでやってみちゃ った!とのことでしたが、凄いなぁと思いました。やっちゃダメって思ったことでも、やりたいならやっ てみようという選択は中々できることではないので少し感動してしまいました。

しかし…アニメに出てくるアトリエとそのままそっくりなアトリエで声優さんと芸人さんが絵を描き… 山口さんの当時の担当講師としてその方達に絵の話をする…今思い出しても不思議な時間でした笑 最後に当日の写真をちょこっとご紹介です。 撮影時、スタッフさんも本当に沢山いて機材もカメラも沢山…テレビ番組を作るのってもの凄く大変な んだなぁ…!! 物撮りの準備をしたりアトリエうろうろしてニコニコしたり阿部先生と写真を撮ってみたり。

凄く不思 議で楽しい 1 日でした。 にしてもいつもつけているエプロンだったので汚いですね〜笑

色々なことがあった今年ですが、これからが本格的な受験本番。推薦は一通り終了しましたが、次は留学 生試験、そして一般の試験へ!!寒さも本格的に深まってきましたが、寒さに負けずに 3 月まで全力で 駆け抜けましょう!!!!

芸大デザインコース

こんにちは
デザイン・工芸科
芸大デザインコースの山本です。

寒い日が続いております。体調管理を徹底しましょう!
2学期が終わり、まもなく冬期講習会が始まります!

これから重要なのは、試験本番を想定してMAXの力で課題に取り組む回数をより多くすることです。万全な体調を作ることを意識しましょう。疲れを言い訳にしてしまう作品づくりを続けることがないように、場合によってはしっかりとした休息も重要になります。

冬期講習は12月15日から始まります。詳しくはリンクからご覧ください。
https://www.art-shinbi.com/season/winter/subject/design/geidai/index.html

そして、冬期講習直前に開催する『パーフェクト模刻ゼミ』のお知らせです。
https://www.art-shinbi.com/event/2021/21event-pre-winter/pre-winter-B.html
手の模刻の特訓講座です。水粘土のスキルアップが課題の受験生は是非ご参加ください。
日時 : 12/12(日) 10:00〜16:00

2学期の授業での講師デモストを紹介します。

映像科:二学期が終了!

こんにちは。映像科です。
先日の12/5(日)で二学期の授業が終わりました。このあとは冬期講習(12/15〜)、入試直前講座(1/10〜)が控えていますが、「木金日コース」で授業をするのはこの日が最後!ということで、受講していた皆さんはひとまずお疲れさまでした。

最後の二週間は「学期末コンクール」を行いました。併願校も含めて選択し、実際の試験に近い形式の問題に取り組みます。
最終日はすべての作品を丸一日かけて講評しました。
武蔵美映像学科型:「感覚テスト」「小論文」「鉛筆デッサン」
東京造形大型:「発想力」「小論文」「鉛筆デッサン」
武蔵美芸術文化学科型:「小論文」「鉛筆デッサン」
武蔵美デザイン情報学科型:「造形表現テスト」
日芸映画学科型「小論文」

さて、少しの休みを挟んで12/15(水)からは冬期講習会が始まります。詳細はこちら
また前回のブログにも詳しい内容を書いています。

学校推薦型ディレクション資質重視方式や留学生試験なども迫ってきています!
学科の対策も続けながら、入試まで頑張っていきましょう!

彫刻科 2学期も大詰め!

こんにちは!彫刻科の小川原です!今年ももう12月ですね。冬期講習を意識する時期になってきました。受験に対する意識の高まりと共に実力も上がってきたと思います!この時期だからこそ、自分自身に向き合って、ポジティブに頑張って欲しいです!

さて、それではここ最近の秀作を紹介します。

昼間部生の作品。

美しい調子の扱いで、ミロビ の滑らかな量感をよく表現できています!

正面は奥行きを出しにくいですが、頑張って形を引っ張り出そうとしています!完成度の高い作品になりました。

ミロビ のしなやかな動きがよく捉えられていますね!

3つのものの関係性が美しく構成されています!クオリティも高いです!

手の作りにリアリティがあって良いですね!カッチリやりきれていて安心感があります。

手のニュアンスがリアルですね!ヤシの実も本物感が良いです!

ヤシの実の触れ方が面白いです。手もよく作り込めました。

美しい光の空間が魅力的です。綱の描写もすごい!

こういうかっちりしたものをかっちり描くのも難しいです。質感描写上手いですね!

いつもサイズ感が大きくなりがちなので、サイズ感も含めてしっかり合わせていくことを大事にしながら作りました。よく抑え込めることができたと思います。

かっちり印象を合わせてきました!形の強さが光るフィニッシュ感が良いです!

男性モデルのクロッキーです。柔軟な感覚での探りが心地よいです!

体正面のジョルジョは難しいですが、よく印象を合わせた上で完成度も上げられました!

印象が良いです!顔が似ているというだけで魅力的ですが全体のはまりも良いです!

今までは見落としがあって、上手いけれど変なところを残してしまうことが多かったですが、自然に完成度を上げることができました!

ゆったりとした見方でモデルを研究できています。この感覚を石膏デッサンや模刻などにも応用できると良いです。

 

夜間部生の作品。

このレベルで印象を合わせて来れれば大したものです。実力の高まりを感じます!

やや構図が大きいことは気になります。中身の仕事は、欲を言うと色幅を増やすことができたらいうことないですが、よく印象が見れていると思います。

きれいな空間表現ですね!丁寧に合わせていく意識がとても良いです!この調子でいきましょう!

基礎科生の作品。

上手いです!素直でありつつ、粘り強い探りが作品の強い魅力となってオーラを放っています!

 

もう少しで2学期も終わりです!やり残したことはないですか?これから一気に入試に向けて駆け抜けていくことになります。悔いを残さないようにやれることは全てやり切って挑みましょう!

オンライン教育科

こんにちは。オンライン教育科です。

 

○第10回特別講義を先月末アップロードしました。

オンライン教育科では、毎月約3課題(生徒によっては5課題)を生徒に送付し、その講評を Zoomを用いて行っています。 講評はマンツーマン形式で、30分程度の時間をとり、各月の終わりに行っています。それに加えて、オンライン教育受講生のみを対象とした特別講義を1学期に2回行い、受講生の受験対策及びモチベーション維持に役立てることを目指しています。

 

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○ただいま、12月ターム制作期間です。受験生は今月でオンライン教育科での受講は終了となります。

年明けからは、

高3・受験生の方は、入試直前講座をお勧めしております。

 

高1・2生は、引き続き3学期以降の受講をお勧めします。

新美の指導を遠隔地の方にも!

オンライン教育科は、時間的・地理的な理由で各校舎に継続的に通学できない方のためのコースです。
Webミーティングツールを利用したオンライン上でのリアルタイム講評、
録画による動画講評、豊富な参考資料によって、遠隔地の方の芸大・美大受験をサポートします。
講評は全てマンツーマンで行われ、受講生の進度に応じて、カリキュラムを組みながら進めていきます。

オンライン教育科では、
油絵、日本画、彫刻、デザイン、私立美大デザイン、工芸、映像、先端芸術表現、建築、デッサンの10講座を開講していきます。高1・2生は原則【3課題コース】です。

 

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冬期講習会12/15(水)より始まりますが、ご予定はいかがでしょうか?
 
今年は従来のアトリエでの講習に加え、
オンライン教育科冬期講習が開催されます。
12/16(木)申込締切 12/19(日)〜12/26(日)
ご案内はこちらですのでご検討ください。
 

オンライン教育科冬期講習会の課題数は、デッサンと、専門課題の2課題です。講評はWebミーティングツールを利用したリアルタイム講評になります。作品のやりとりは全てオンライン上で行い、制作途中での質問などはメールや電話で随時受け付けながら、遠隔の受講生をサポートしていきます。
※2課題の内容は、受講生個別にカリキュラム組みます。各科コースによって内容は違いますので詳細は電話か、メールでお問い合わせください。