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彫刻科秀作の紹介。

こんにちは!彫刻科の小川原です。GWも終わりましたが、休み気分が抜けてなーい…。なんて人はいませんか!?もう来年に向けての戦いはとっくに始まっていますよ!
皆さんのことだから休み中は学科の対策に集中して取り組んでいたことと思います。日々の積み重ねが重要ですね!毎日頑張っている人には是非来年合格を掴んで欲しいです!

さて、GWでしばらく休みが続いていましたが、ここ最近の学生の作品の中で優秀だったものを紹介します。

まずは昼間部から。背景付きガッタメラータ。調子のコントロールの上達と、自然な色の変化を表現できるようになることを目標として行いました。
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色の変化が豊かで、リアルな質を感じさせます。抜けのない力強さが魅力的な1枚です。

この課題は僕も描きました。
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背景をつける時は形の狂いを直していると紙が傷んで背景の色が美しく表現できなくなるので特に慎重にアタリを取っていきましょう。背景に関しても後付でなく、最初から計画的に進めていきたいです。
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今回はタッチを使わずに、徹底的に色幅を増やすことで形を説明することをテーマに進めました。立体感を出すために、首のあたりなんかは多少実際の色の変化から外して、より伝わりやすくするための工夫を入れています。雰囲気で描くのは割りと簡単ですが、しっかり説明し切るためには結局形を理解していないと出来ないんだなと改めて感じました。

続いて昼間部の素描課題、牛骨です。
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上顎の骨っぽさ(薄くて固くて有機的な感じ)が良く出せています。下顎はやや固さが足りないので、さらに客観視して調整できると良いです。床面の作業が丁寧なのがとても好感が持てます。

この課題は野村先生がデモンストレーションしてくれました。
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背景も含めて作品性の高いデッサンになっていると思います。1枚1枚のデッサンも自分の「作品」として捉えられるようになれると上達も早いです。「こだわり」が徹底していかないとなんとなーくのデッサンで終わってしまいます。

最後に夜間部生のデッサン、フォーンです。
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とにかく力強いです!でも強引なところはなく、全体をしっかりコントロールして完成まで持ってこれました。この間始めたばかりの現役生とは思えない完成度です。この調子で頑張りましょう!

こんな感じで彫刻科は昼間部、夜間部いい感じで実力者が揃ってきました!まだまだこれからなので、じっくり力をつけていって、揺るぎない実力者を目指していきましょう!

あと、そろそろ推薦入試の対策を始める時期になってきました。多摩美やムサビなど、作品ファイルや、実際に作品の提出が必要な大学もあります。近年推薦入試の難易度も高まってきています。作文や、面接なども含めてしっかり対策をしていかないと簡単には受からないので、推薦入試を考えている人は是非相談に来て下さい。新美では実材での作品制作もサポートします!