こんにちは、建築科講師の半田です。
本日は、すこし変わった立体構成にチャレンジしてもらいました。
1/50スケールの人形を最後に加えなくてはいけないという決まりがある立体構成です。
??最近の入試はどの大学も、入試の対策をしていただけでは足りません。どんな問題が出されても確実に自分なりの正解が出せる思考力が重視されているように思います。
空間構成はこう、デッサンはこう、立体はこう、という各課題のコツや方法というのは確かにあるのですが、そのつど脳みそを使い分けているような考えではいけません。
どんな課題にしろ、常に美しい空間をつくるということを忘れない。ことが大切です。
今回は、立体構成を建築模型的に考えてもらうことで、自分がした造形の意味づけになれてもらうことが狙いでした。
初期の段階で建築を考えてもらい、講評を経て、自分の思考の固い部分を知ったほうが、
本当につくるべき抽象的な空間をつくって行きやすいのではないかと考えています。
与えられた素材はスチレンボードと木片。木片を必ず空間内に取り込まなくてはいけないという条件でした。
人が登場した瞬間、どうやって登るのかや、天井の必要性、水平垂直に対してシビアになってきたりするのが面白いところです。
エスキスで考えていたものと実際が違ってくるのが立体構成の面白いところです。
「頭だけでなく手を動かす」
この大切さを肌で感じ取ってもらえたのではないでしょうか。
そして最後は太陽光の下で撮影して発表してもらいました!
〈講師デモ〉
光の勉強にもなりました。