日本画科 2016年度始まってます!

こんにちは、日本画の佐々木です!
怒涛の受験で中々記事をかけず、久しぶりのブログ更新です。

とはいえ、もう3月も下旬。先日はプレ春期がありました。

今年は石膏レクチャー。

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一日で石膏デッサンを描き、石膏デッサンの1日目の仕事を確認するというプログラムでした。

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構図や形、ベースの仕事。
完成した石膏デッサンだけではわからない基礎づくりをレクチャーしました!

本日からは春期講習も始まっています。
初めての人から、新高3、浪人生まで。それぞれの力にあった指導で、今年も丁寧に進んでいこうと思います。
じっくりと自分の力を伸ばしたい人は、この春から新美で一緒にスタートしましょう!

春の割引キャンペーンのご案内

こんにちは。
新宿美術学院では、現在春の割引キャンペーンを実施中です。
3月31日までの「早割」や、他の予備校に現在通っているが、4月からは新美に通いたいという方対象の
「のりかえ割」、もちろん前年度新美生への「継続割」もあります。
また、特待生試験、奨学生面談など、既卒生対象の割引も実施中です。
新美の授業に興味がある方、ご見学・ご相談随時受け付けております。ぜひ一度ご来校ください。

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映像科:プレ春期講習

こんにちは、映像科の講師の森田です。
映像科も2016年度、すでに始まっています!
今週の21日のプレ春期講習は武蔵美美大映像学科の実技試験「感覚テスト」を制作するという内容でしたが、ほとんど(というか全員)初めての制作だったにも関わらず、名作揃いの全体講評会となりました。

課題は「○○を待ちながら」というキーワードから映像的なシーンを発想するというもの。制作時間は実際の試験時間(3時間)よりは、やや長めにとりましたが、それを差し引いてもアイディア、文章表現、色鉛筆による描写など、みんな明確なコンセプトを持ってしっかり“作品として”まとめられていました。

映像系入試に向けたガイダンスや、推薦入試(特に武蔵美映像学科クリエーション資質重視型)のポートフォリオの紹介なども織り交ぜつつ、あっという間の1日でした!

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彫刻科、プレ春期講習!

こんにちは!彫刻科の小川原です。今日はプレ春期講習ということで、彫刻科では石膏デッサンの描き出しで、大きな探りで構築していく進め方についてレクチャーし、実践を交えて学びました。

最初は僕のデモンストレーションを見てもらいました!今回はデスケルやはかり棒などは使わず、感覚だけで形を取り、直していきます。
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最初は大きなストロークでゆったりと、遠いところの関係性を合わせるように全体を掴んでいきます。
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形の構築が十分整ったら中身の作業です。部分の色の変化に捕われず、全体での色の統一感を大事に進めます。「見る」力を養えば1時間もかからずこのくらい描けるはずです。かく「描く」力があっても見る力が足りなければ実際の像の印象には近づいていかないです。
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描き急がないことが大切です。正しい探りが出来ての「作品」なのです。
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現役生も頑張っています!
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臼田先生は大分デッサンから離れていましたが久々に挑戦です!
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首なし円盤。トルソ像はプロポーションや動きに特に敏感に反応して欲しいです。
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量感の表現が魅力的ですね!
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この1年は、「見る力」を養うことをテーマに学んでいきたいです!モチーフを見切ってがっちり掴んで離さないくらいの安定感を身に付けましょう!春期講習で1つでも多くのことが身につくよう、講師一同徹底した指導を心がけていきます!
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芸大油画、再現作品制作の現場から

こんにちは。油絵科の関口です。
さて、今年は新美の油絵科から7人も現役の芸大合格者が出て、夜間部を担当している僕としてはたいへん嬉しく思っております。

ところで、いま芸大合格者に再現作品を制作してもらっていますが、一体どんな作品が出来上がるのでしょうか?今から楽しみです。
今日は制作している現場からレポートします。

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まず…この人は芸大現役合格者なんですが、制作現場はなかなか凄い事になっています。この手に持っているのは、おにぎり…ではなく、何と油絵具です!!
素手で油絵具を混ぜる(しかもこの量!)なんて、ワイルド過ぎて本当にビックリです。よく油絵科は色んな人から「汚い」とか言われてしまいますが、そりゃ?こんなことしてたら色んなところが汚れますわ(笑)。

でも、本人はただ単に絵に対して真剣に向き合っているだけですから、変人でもなんでもありません…多分(笑)。こういう人がいてもどうか怖がらないで下さいね。油絵科には本当に色んな人がいるんです。

 

さて気を取り直して、作品をチョロっと紹介します。

今年の一次試験の課題は「石膏像、色紙、みかんの中から一つを選択し、鏡と組み合わせて描きなさい」というものでした。※?石膏像はマルスかブルータス。

課題文の通り、石膏像でもミカンでも色紙(色付きの片面段ボール)でも、何を選択しても良いという、油画専攻らしく非常にザックリしたものでした。ミカンと石膏像を同じ土俵で審査するというのも凄い話です。球技に例えるなら卓球vsアメフトみたいな…このミスマッチ感がたまりません。

これは作品のー部分ですが、何が描かれているか分かりますよね?Image-2
そう、これはブルータスの胸の部分。ですが、何か違和感が…実はこれは左胸なので、鏡に映左右が反転した状態を映して描いています。

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こちらも作品の一部分ですが、この人のは色紙(片面段ボール)をモチーフに選んでいます。2作品とも現役生の作品なんですよ。
ちょっと全体が気になりますよね?全体が見たいという人は、是非一度新美に足を運んでみて下さい。只今準備中ですが、恐らく20日頃には合格者の作品展示が出来ると思います。

 

ちなみに21日には、無料のプレ春期講習があります。油絵科は「今年の芸大一次試験にチャレンジ」という内容で、当日は過去数年分の芸大合格者再現作品の解説や、今年の芸大現役合格者によるトークも企画しています。

http://www.art-shinbi.com/event/3-atelier/pre/

受験生の皆さんには、芸大について色々と情報を得るチャンスになります。乞うご期待下さい。