先端芸術表現科公開コンクールと冬期講習について

こんにちは、ena美術新宿先端芸術表現科です。

今年度及び昨年度の体験記は以下のリンクから。
2023年度体験記その1 その2    その3 その4  その5
2022年度体験記その1 その2 その3 その4

今回は公開コンクールと冬期講習についてのお知らせです。

まず、公開コンクールについてですが、こちらは11月23日(土・祝)に開催されます!
先端のコンクールでは、二次試験に行われる総合実技を行います。現段階でできている個人資料ファイルがある方は、途中でも構いませんのでぜひ持参してください。今の段階での、仮の締め切りの練習だと思って、個人資料ファイルの方はまとめてみましょう。その上で、そこから受験までに考えたほうが良い点、受講者の制作や活動の持つ可能性について、コンクール終了後に個人面談の形式でお伝えします。申し込みはこちらのページから。
https://www.art-shinbi.com/koukai/2024/

 

続いて冬期講習会のお知らせです。
冬期講習会は、前期、中期、後期の3つのタームに分かれています。申し込みはこちらのページから。
https://www.art-shinbi.com/season/winter/shinjyuku/sentan/index.html

前期は12月16日(月)から21日(土)までの夜間17:30-20:30に開講されます。こちらでは、1次対策のみを集中して行うカリキュラムになっています。先端の一次試験はここ数年倍率も上がってきていますが、しっかりとした基礎力をつけることが試験においてもっとも大事だと考えています。この期間では素描・小論文ともに、基礎的な力から、本番形式の課題まで対応できるような課題を構成しています。

中期は、12月23日(月)から30日(月)までの8日間のコースで、9時半から18時半の8時間になっています。すでにニュースの方にもお知らせが出ていますが、中期について一部カリキュラムの順番のみを変更します。

現在ホームページに出ているカリキュラムが、

23	月	一次対策(小論文/素描)初日ガイダンス
24	火	一次対策(小論文/素描)
25	水	一次対策(小論文/素描)
26	木	一次対策(小論文/素描)
27	金	一次対策・作品制作/制作相談
28	土	制作日
29	日	講評
30	月	総合実技 ファイル面談

となっていますが、こちらを以下のように訂正いたします。

23	月	一次対策(小論文/素描)初日ガイダンス
24	火	一次対策(小論文/素描)
25	水	一次対策・作品制作/制作相談
26	木	制作日
27	金	講評
28	土	一次対策(小論文/素描)
29	日	一次対策(小論文/素描)
30	月	総合実技 ファイル面談

全体の時間数などは変わらないのですが、カリキュラムの効果を考えて順番を入れ替えた形になっております。お手数ですがこちらの方ご確認の上受講していただければ幸いです。
中期から後期にかけては、1Fギャラリーも用いて講評を行います。いつもとは異なるちょっと広い空間で展示を行ったり、記録写真を撮影する機会にもなっています。中期では一次対策から総合実技まで総合的に対策を行いながら、今の時点で何ができていて、何ができていないのかについてしっかりと確認する時間をとっていきます。また制作についても、この段階で自分が制作を通して考えていきたいのはどういうことなのかについて、ゆっくりと時間をかけて話していきたいと思っています。

後期は、一次試験対策にくわえて、総合実技の対策を最大で2回行うことができます。一次試験や総合実技に不安を感じている方は、共通テスト前までにぜひ一度自分のなかでの課題の解釈の基準や、素材の扱い方などを掴んでもらいたいと考えています。総合実技は、素材演習から課題への応答の仕方まで考えることのできるカリキュラムとなっています。また、1Fギャラリーは継続して使用できますので、そちらで記録写真を撮影しながら、個人資料ファイルの方も進めてもらう期間になっています。

最後に、オンライン冬期講習のご案内です!遠方にお住まいの方で、新宿での講習に参加できない方にはオンラインでの冬期講習もあります。
https://www.art-shinbi.com/season/winter/online/sentan/index.html

こちらは、オンラインで2課題行うコースになっております。先端では受講生の方の進度や状況に応じて課題の方は適切に出題していきたいと思っていますので、遠方にお住まいの方で東京に講習会で来ることが難しい方はぜひご検討ください!

それでは大変長くなりましたが、先端芸術表現科でした。

 

彫刻科 公開コンクールに向けて

こんにちは!彫刻科の小川原です。
一気に涼しい季節に変わりましたが体調はどうでしょうか?風邪も流行っているので気を付けてください!
さ、秋は公開コンクールの季節ですね!まだまだ実践的な力が十分とは言えない時期ですが本番を意識した緊張感でどこまでやれるか見ておくのは重要なことです!結果が出ても浮かれず、結果が出なくてもめげずに成長につなげましょう!それでは直近の預かり作品を紹介します!
まずは昼間部生から。
組み石膏デッサンではより大きく空感を感じ取って捉えていきたいところです。画面の中に奥行きを思い描きながら描き進めていくことは大事なことです。もちろん単体の石膏デッサンにも生かしていきたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トルソーでも円盤投げは特に動きやプロポーションの印象を捉えるのが難しいです。像を「形」を見て合わせる意識だけではどれだけ頑張ってもうまくいかないです。やはり「人間」としてモチーフを見ていかないといけません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同じトルソーでもラオコーンは円盤と違って量感と強い動きが魅力の像です。どの位置から見ても像そのものがかっこいいので素直に反応していきたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次は現役生の作品です。6時間で描いています。
胸像の中でもヘルメスはより「人体」としてのリアリティが強く意識されたモチーフです。筋肉の表現も画一的な描写に囚われずに人物表現としての意識も持って欲しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジョルジョはやはり印象合わせが難しいですよね。見方が偏ると途端にバランスを崩します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奴隷の特にこの位置は動きや顔の印象を取るのが難しいです。伸び側たわみ側両方の形を意識したり顔も見えない側を考えて捉えることが大切です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

塑造では布と手の構成に取り組みました。モチーフと手が魅力的に関係づく構成を考えたいです。どんなモチーフとの組み合わせであっても、オーソドックスに考えるなら「そのモチーフを魅力的な格好で持つならこう」みたいなイメージは大切です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自刻像ではフォルムとリアリティについて考えました。どんな起伏も意味があってその形になっているので筋骨、内部情報を探りながら形を感じ取っていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

基礎科ではラオコーンを描きました。だいぶだいぶデッサンも板について来て、サポートする部分が少なくても自分で考えて進められるようになって来ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上です。2学期も中盤戦に入って来ました!今が一番大事な時期です!それがわかっている人は冬期講習、入試直前で一気に向上していけると思います。逆にのんびりやってる人(または失敗を恐れてびびりながら同じことを繰り返してる人)は、もしかしたら自覚はないかもしれないですが外から見ていて心配になってしまいますね。みんな自分は自分なりに頑張っているつもりではあると思うのですが、受験という世界においては結果に結びつけるかどうかでしかないので今の自分の意識が目標に見合っているのか、それとも足りないのかはしっかり向き合って欲しいです。意識が低くて受からないというのはまあ普通にあることなのですが、じゃあいつ目覚めるの?という話です。意識は高くて当たり前なのでそのラインに乗ってからが勝負であるなら、もしかしたらあなたはまだ始まってもいないかもしれない。という危機感を持って欲しいです。

 

 

 

 

 

オンライン教育科

こんにちは。オンライン教育科です。

2学期 10月ターム講評期間です。

2022年度オンライン教育/合格体験記   です。合格者掲載作品画像はオンライン教育科各月ターム制作時のものです。2023年度オンライン教育科合格体験記も近々up予定です。

特別講義は11月末に配信予定です。オンライン教育科では、毎月約3課題(生徒によっては5課題)を生徒に送付し、その講評を webミーティングツールを用いて行っています。 講評はマンツーマン形式で、30分程度の時間をとり、各月の終わりに行っています。それに加えて、オンライン教育受講生のみを対象とした特別講義を各学期に2回行い、受講生の受験対策及びモチベーション維持に役立てることを目指しています。

 

 

オンライン教育科 申込 新美の指導を遠隔地の方にも!

オンライン教育科は、時間的・地理的な理由で各校舎に継続的に通学できない方のためのコースです。Webミーティングツールを利用したオンライン上でのリアルタイム講評、録画による動画講評、豊富な参考資料によって、遠隔地の方の芸大・美大受験をサポートします。講評は全てマンツーマンで行われ、受講生の進度に応じて、カリキュラムを組みながら進めていきます。

◯新受講生は申込後、随時Webミーティングツールでのオリエンテーションを行い、インターネット接続や、制作環境、志望校などを面談で確認し、カリキュラムを確認します。初回講評日もこちらのオリエンテーションで決定します。

*Googleアカウント=Gmailアドレス取得してお申し込みお願いいたします。

オンライン教育科では、
油絵、日本画、彫刻、デザイン、私立美大デザイン、工芸、映像、先端芸術表現、建築、デッサンの10講座を開講していきます。

高3・受験生は 10講座 【月5課題コース】と【月3課題コース】から選択になります。

高1・2生は原則【3課題コース】です。

渋谷校 デッサンのコツ、石膏デッサンのプロセスなど

んにちは渋谷校です

 

渋谷校の壁にはいろいろな紙が貼ってあります。

いろいろな紙には各講師の思っていること、制作についてのアドバイスが書いてあります。

 

本日はその中の少しだけ内容を紹介したいと思います。

まずはデッサンのプロセス、特に石膏デッサンを意識したものですが、静物や他のデッサンにも共通することがあります。

 

1H 線での形どり + 2階調

このときは印象を合わせる!比率・動き・イメージ(怖そう、優しそうなど)

1H~2H 光側を含めて色を乗せ、薄めで見たときの色を合わせる

2H~3H 3時間までにこすり終わる!その前に印象をあらためてなおす

3H~4H30 稜線部分の描きこみ—ここに命をかける!

4H30~6H 光側と影側の大事なところをさっきより力を抜いて描きこみ

6H~7H 調整!–何度も席を離れて目を細めて見て、その時の色の濃さを合わせる!

 

芸大のデザイン科の石膏デッサンに向けてのアドバイスではあるし、人によっては違う進め方の人もいるので参考までに。

また席から離れて見るということは大事なことで、その点でもアドバイス。

 

離れた時に見るチェックリスト

・形(中心軸、パース、比率、傾き具合、大きさの関係)

 

また目を細めて見比べること

・光の方向

・固有色の差

・立体感(光、影、反射光、質感など)

・手前、奥の距離感(奥描きこみすぎていないか?手前、奥で差があるか?など)

10~15分に1回は離れよう(どんなに集中しても30分に1回は離れよう)

 

などです

 

渋谷校では11月24日の日曜日に1日体験を開催します。このようなアドバイスを受けたい一は是非参加してみましょう。

申込みはこちらから

また、冬期講習会もこの後12月16日(月)より開始します。そちらの方の告知もそのうちこちらのページで行うようにします。

秋葉原校 公開コンクールスタート 中学生コースデモスト

秋葉原校です。

涼しい日も増え、過ごしやすくなってきましたね。寒くなるのと同時に入試への緊張感が少しずつ高まってきます。推薦入試も始まってくるので面接など準備をしっかりして臨みましょう!

そして今週から公開コンクールもスタートしました。まずは武蔵美系の公開コンクールが13日14日で開催されます。その後に多摩美のグラフィックデザイン、芸大と続いていくので、自分が受験する科のコンクールは絶対受講しましょう。今の自分の実力を知る良い機会です。特に武蔵美系は学科も含めてなのでリアルな合計点が出てきます。自分に足りないものが見えてくるので、今後何をすべきかが明確になります。結果が良くても悪くても確実に次に繋がるので今の実力を出し切ってみて下さい!

また12日の土曜日は中学生コースに向け、講師によるデモストを実施しました。講師が1時間45分でデッサンを制作しながら解説しました。生徒たちは同じモチーフを3時間半程で制作。総芸の卓上デッサンはモチーフの難易度、ボリューム感ともに大学入試と同じくらい難しいです。特に時間内に完成させる速度はかなり重要になってくるので、その辺りも含めポイントを説明しました。

その甲斐あってか普段より短時間で完成度が上がった生徒が増えたように見受けられます。今回説明したことを意識し、今後反復練習していきましょう!