カテゴリー別アーカイブ: ena美術

映像科:一学期も後半です。

映像科です。一学期も残り2週間となりました。
あっという間の7月です。そしてすでに夏のような暑さですね。
ぜひ体調に気をつけてここから夏の期間を乗り切っていきましょう!

教室では6月後半に鑑賞やワークショップの授業がありました。
ワークショップでは、教室内にプロジェクション(投影)することを条件にグループ制作を行いました。
完成した作品はこのようなものに・・・

+

そして6月後半からは、一般選抜に向けて感覚テストなどの実技対策も本格的にはじまっています。
一学期〜夏期講習期間では実際の試験よりもかなり長い時間をかけて一枚の作品を制作します。
これから対策を検討されている方は、ぜひ下記の夏期講習会からご参加ください!

〇●〇夏期講習会・映像科〇●〇
志望する大学や出願方法、必要となる実技に合わせて4日間or6日間のコースを受講してください。
・Ⅰ期/夜間 武蔵野美大映像学科 感覚テストor東京造形大 発想力 集中特訓コース 7/20(土)~23(火)
・Ⅱ期/私立美大映像 総合型選抜対策コース 7/25(水)~30(火)
・Ⅳ期/私立美大映像 実技対策総合コース 8/8(水)~13(火)
・Ⅴ期/武蔵野美大映像学科 特訓&コンクールコース 8/15(水)~20(火)
詳しくはこちらから!

↓↓SNS(映像科公式)もあらためてよろしくお願いします!

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秋葉原校 一学期末合同実技模試

秋葉原校です。早いもので明日から7月ですね。今年は梅雨入りが遅かったのでまだまだ雨が続きそうな感じです。

デザイン・工芸受験科では7/1から新宿校、大宮校、秋葉原校合同の学期末実技模試を行います。科目は静物デッサン、手のデッサン、平面構成です。制作や講評は各校舎になりますが採点は合同なので受験生の中で今の自分の立ち位置が見えてきます。この一学期でやってきたことを活かし、試験本番だと思って取り組んで下さい!

模試前の最後の静物課題で講師がデモストしつつデッサン解説しました。生徒たちには同時進行でデッサン制作してもらいました。その甲斐あって今回の課題は普段より良い見え方をする生徒が多かった印象です。まだデッサンを描いている枚数が少ない生徒は、どのように進めていくか、鉛筆をどう使い分けるか、質感描写はどうすれば良いのかなどわからないことも多いと思います。一つ一つの疑問をクリアしたら、あとはひたすら枚数を重ねて意識しなくても描けるくらいにしていきましょう!

先端芸術表現科の夏期直前講習のお知らせ

こんにちは。ena美術新宿 先端芸術表現科です。

今年度及び昨年度の体験記は以下のリンクから。
2023年度体験記その1 その2    その3 その4  その5
2022年度体験記その1 その2 その3 その4

授業見学や無料体験は随時受け付けていますので、興味のある方はぜひこちらからお申し込みください。
無料体験 https://www.art-shinbi.com/event/event-muryo.html
個別相談 https://www.art-shinbi.com/event/2024/24event-soudan.html

夏期講習も近づくなか、教室では一次対策も小論文と素描に分かれて、基礎的なところをしっかりと固める課題を継続して行っています。素描では観察して対象をしっかりと描写すること、空間を描くことなどを目的とした静物課題や細密描写も取り入れながら、顔の構造などのレクチャーをふまえたうえでの自画像系課題も行っていきます。
また、小論文では、課題文を読解すること、それをふまえたうえで自らの経験を引き出すこと、経験を描写することの3点をまずはしっかりと行っていきます。先端の一次試験では、どのような問題形式が出題されてもしっかりと落ち着いて解答することが重要です。そのための基礎固めを実践的な課題の前に行っていくことは、夏期講習も継続して行っていきます。

制作の方では、一ヶ月かけて場所課題というものを行いました。これは、自分が気になる場所や空間を見出し、そこからリサーチや試みなどをふまえたうえでその場所でしか成立しない作品を作ってみるというものです。これまで試したことのない制作のプロセスを試みてみることで、表現することや作品といったものについての枠組みを捉え直してもらい、今後の制作につなげてもらうのが狙いとなっています。こちらもさまざまな場所や空間、そこでの試みがでてきて充実した講評になっていたと思います。

総合実技では素材演習その2ということで、スチレンボードの構造や特性を学びながら、立方体を組み立てる、削り出しで制作するなどのワークをふまえたうえで、「乗り物を作る」という課題を行いました。総合実技では毎回さまざまな素材が出題されますが、どのような素材がでたとしても、その素材がいかなる特性をもっているのか、その素材がどのような構造でできているのかということを考え、素材の特性を生かしながら自分のコンセプトを実現するために用いるという基本的な考え方は変わりません。そうした素材の捉え方を学ぶのが、この演習の目的になっています。

さて、夏期講習のスケジュールは、全4タームで以下のようになっています。申し込みはこちらから。
https://www.art-shinbi.com/season/summer/shinjyuku/sentan/index.html

 

 

また、夏期講習に先立って、夏期講習直前講座が7/15(月・祝)の10時半から17時半のスケジュールで開催されます!
こちらでは教室で総合実技課題を行い、その講評ののちに、一次対策で求められることや個人資料ファイルは何をするものなのかといった先端の試験の基本的な概要についてもお話しします。ですので、今から先端の受験を考えられている方や、高校1年生、2年生の方にもおすすめの講座になっていますので、ぜひお気軽に受講してください。
https://www.art-shinbi.com/event/2024/24event-s_s_s/s_s_s-G.html

また、遠方にお住まいの方にはオンライン夏期講習も開催されます。こちらは、課題数は少ないですが、遠方にお住まいで東京に全ての期間来るのが難しい方におすすめです。オンライン夏期講習の方もぜひご活用ください。
https://www.art-shinbi.com/season/summer/online/sentan/index.html

夏期講習の登録でどこを受講するか迷われている方や、先端の受験を考えている方は、個別受験相談からお気軽にお問い合わせください。
個別相談 https://www.art-shinbi.com/event/2024/24event-soudan.html

それでは、夏の先端もどうぞよろしくお願いします。先端芸術表現科でした(画像はこれまでの総合実技合格者の再現になります)

留学生、いいムードです

 

こんにちは、留学生科です。

 

梅雨に入るのか入らないのか、やっぱり入るのか、はっきりしない季節ですね。

ena美の留学生たちは授業にも慣れてきて、だんだん課題を楽しめるようになってきた印象です。

今のいいムードのまま、夏まで進んでいってほしいです。

 

今年の留学生は、留学生試験と一般入試両方を準備している生徒が多いためか、みなさん課題に対して高い積極性を持っています。

留学生試験では出題されない平面構成課題にも前向きで、参考作品を研究したりいろんなことを試してみたり、楽しんでいる様子です。

お互いにいい影響を与え合っているのがとても良いですね。

作品の完成度も例年と比べて断然高いです!

 

 

平面構成は留学生にとってやり慣れていないことではあるのでまだまだ試行錯誤に時間はかかると思いますが、この時期で今のクオリティが出せるのであれば、今後さらに伸びていくことが大いに期待できます。

楽しみですね!

 

天気が不安定な毎日ですが、しっかり体調管理をして過ごしてください。

日本語の勉強も、忘れずに…!

 

 

《基礎科》よく面談で親御さんに聞かれること。

先日、無事『現役合格座談会』終了いたしました。

事前申し込みと当日飛び入り参加で、多くの生徒さんに参加していただけました。

基礎科の時に見ていた生徒といえど、受験科に行ってしまうと(時々見にいきますが、)
どのような心情だったか、波はあったのか、などはわからないもの。
話を聞いていて、「あ〜そんなこともあったんだねえ」と、
驚くこともたくさんありました。

 

 

東京芸大を現役合格した4人、4人それぞれの努力や工夫があってとても面白かったのですが
やはり4人ともすごく自分を客観視できているなあという印象でした。

今、自分に何ができていて
何が足りなくて、
そのために何をしなければいけないのか?

ということを自分で決めて行動していたのがような気がします。

側から見れば、変わった行動だけれど
その行動に自分が納得できる意味があるし、その行動にしっかり責任を取れているというか。
(受かったから言える、というのもありますが。。)

『何をすべきかを自分で考え、自分で責任を持って動ける』

それって、大学が欲しい生徒像なんだろうなと思うわけです。
特に芸大は課題がそこまでタイトではないので、自分たちでその空いた時間を
どのように使うかが委ねられます。
大学というのは、そもそも人に言われて何かを学ぶところではないと思います。
自分から研究し追求する学生が欲しい、だからそれができる学生は
現役で受かるのかもしれません。

 

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そんな話の流れで、よく面談で聞かれる質問についてお話ししたいと思います。

「どこの科に行ったら就職ができますか?」
「XX科は就職がしづらいと聞いたので、OO 科が良いと思うのですが、、、」
「XX大学に行ったら就職はできますか??」

など、選考や大学による就職の悩みです。

この不安定で、収入も不確かな昨今、そういった声が親御さんもしくは
生徒さんの方から聞こえてくるのは当然のことかもしれません。
せっかく入った大学、しかも安くもない学費を払って卒業して
就職できなかったらどうしようって。
考えるのも当たり前かもしれません。

あくまでも、僕の意見なのですが、
正直どこの科、どこの大学だとしても就職はできると思っています。
(ちなみに私は大学卒業後、会社員を6年半、3社を渡って働いていました。)

そもそも大学は何をする場所なのか?となった場合、
私は大学は研究の場だと思っています。
自分からテーマを決め、それに対して表現や作品を通じて考えを深めていく。
その途中に何度も自己と向き合うこともあると思います。
そして、社会や他人と向き合うことは避けられません。

そうした時に、社会に出たときにどうやって生きていくのか。
どうやって自分の今やっていることで、自分の好きなことで食べていくのか。
どうやって自分の技術や知識をマネタイズしていくのか、ということを考えます。

今の画風では、埋もれてしまうから違う描き方を考えるかもしれません。
自分の方法にピッタリハマる場所があるかもしれません。
消費社会から距離を置く、という考えもあるかもしれません。
美術をやめる方法だってそこにはあるかもしれません。

僕の先輩に、デザイン科を卒業し、色々あって庭師になった先輩がいます。
「え、庭師??」と思うかもしれませんが、
『芸大デザイン科卒の庭師』と聞いたらどうでしょうか?
それだけでもオリジナリティがあるのです。
(もちろんその先輩は人格も技術も素晴らしい方なので、大学のネームバリューだけでは決してないですが。)

要は、どこどこに行ったから就職できるのではなく、
大学でどのようなことをして、いかにその目標や目的に対して主観と客観視を繰り返していたら
きっと自然に自分が進むべき方向は見えてくるのではないでしょうか。
就職面接の時もそれを聞かれます。
会社も、この人は4年間何やってるのかを見てるわけですから、、、。

そう考えると、高校3年生の受験の時から
そういった考え方や見方というというクセづけは始まってるのかもしれません。
みなさんインプットの重要性についても話してましたね。
(インプットは自分を客観視するためにもとても大事なことです。)

などなど、、、
座談会でこの前まで生徒側だった4人を見ながら思ったのでした。

高1高2でも、今やってることは、受験のためだけではなく、
その先にも間違いなく続いている。
と、私は思うのです。