カテゴリー別アーカイブ: ena美術

新学期スタート!【彫刻科】

こんにちは。桜も葉桜になり、2025年度新学期がスタートしました!

昼間部はまずは11時間ゆっくり時間をかけて円盤投げ、マルス七分身の背面を描きました。顔はないですが比率や頭部のつながりが難しい課題です。でもゆったりとした背筋や高さのあるおしりが、背面は描いていてとても楽しいですね。
そして、春とは思えないほど熱いデッサンがたくさん出ました!
紹介していきます。

まずは円盤から


安定していますね。肩から首のつながりが少し弱く感じましたがとても綺麗なデッサンです。

熱い炭が持ち味だけど描ききれず、、な作者ですが、今回はとても綺麗に描き上げられました。背中の量感がもう少し欲しいところですが、綺麗な空間が出ていますね!


こちらは背中の厚みがよく描けています。次のデッサンにも期待!


うまいです。とても丁寧に形を追っています。欲を言えばもう少しパッションが欲しい!

 

ここからはマルス七分身の背面です。

肩から頭部のつながり、頭部の位置に苦戦しましたが美しいデッサンです。量感バッチリ!

魅力的な描写です。うまい。ギラついて見えないように気をつけたいところ。


まだ経験の浅い作者ですが、もうこんなに描けるのか!と驚きました。ちょっとパースをつけすぎて上半身が小さくなってしまったけど、破綻なく描けています。


うまいです!体の輪郭線が少しめくれて見えるかな?でもこのデッサンを見ながら塑造ができますね。

ゆっくり描いたとはいえ、みんなの成長に新学期から驚かされました。これからがとても楽しみです!!この調子でがんばろう!!!!

オンライン教育科

こんにちは。オンライン教育科です。

 

2025 1学期 4月ターム制作期間です。

 

2024合格体験記① 武蔵野美術大学/空間デザイン学科 総合型選抜入学試験 合格【私大デザインコース】 R.M. 現役(海外)

高校2年生の三学期、急遽日本に帰国することが決まりました。それをきっかけに、武蔵野美術大学を目指すことを決意し、4月から帰国するまでの4ヶ月間オンライン教育を受講しました。オンライン教育は、なるべく早く受験対策を始めたかったものの、美術予備校に通える環境に住んでいなかった私にとって救いでした。

オンライン授業は、デッサンと平面構成の課題を月に一つずつもらい、講評までの三週間で課題に取り組むという形でした。美大受験に対しての知識がほとんどなく、デッサンの経験もなかった私に1からデッサンと平面構成の基礎を丁寧に教えてくださいました。アドバイスをくださる際は、図やイメージ画像などを用いて、言葉だけでなく視覚的に説明してくださるため非常にわかりやすかったです。私がオンライン教育を受けてメリットだと感じた点は、自分のペースで課題を進めることができ、自分の納得のいくまで時間をかけたり、書き直したりすることができるという点です。さらに、講評に30分ほどかけていただけるというのはすごく貴重だと思います。7月になると、総合型入試の一次試験の課題が発表されたので、デッサンと平面構成に加え、提出作品の相談やポートフォリオも見ていただきました。一般試験だけではなく総合型入試の対策まで対応していただけたことは、とても心強かったです。

短い期間で第一志望だった武蔵野美術大学の空間演出デザイン学科の合格を勝ち取ることができたのはオンライン授業、そして塾でのご指導があったからです。本当に先生方、ありがとうございました!

合格者掲載作品画像はオンライン教育科各月ターム制作時のものです。

2023年度オンライン教育/合格体験記   です。2024合格体験記も近々更新される予定です。

特別講義は5月末に配信予定です。オンライン教育科では、毎月約3課題(生徒によっては5課題)を生徒に送付し、その講評を webミーティングツールを用いて行っています。 講評はマンツーマン形式で、30分程度の時間をとり、各月の終わりに行っています。それに加えて、オンライン教育受講生のみを対象とした特別講義を各学期に2回行い、受講生の受験対策及びモチベーション維持に役立てることを目指しています。

◯2025-26オンライン教育科 申込 新美の指導を遠隔地の方にも!

オンライン教育科は、時間的・地理的な理由で各校舎に継続的に通学できない方のためのコースです。Webミーティングツールを利用したオンライン上でのリアルタイム講評、録画による動画講評、豊富な参考資料によって、遠隔地の方の芸大・美大受験をサポートします。講評は全てマンツーマンで行われ、受講生の進度に応じて、カリキュラムを組みながら進めていきます。

オンライン教育科では、
油絵、日本画、彫刻、デザイン、私立美大デザイン、工芸、映像、先端芸術表現、建築、デッサンの10講座を開講していきます。

高3・受験生は 10講座 【月5課題コース】と【月3課題コース】から選択になります。(2学期12月タームで終了となります。年明けからは、入試直前講座をお勧めしています。)

高1・2生は原則【3課題コース】です。(3学期も受講できます。)

◯新受講生は申込後、随時Webミーティングツールでのオリエンテーションを行い、インターネット接続や、制作環境、志望校などを面談で確認し、カリキュラムを確認します。初回講評日もこちらのオリエンテーションで決定します。

*Googleアカウント=Gmailアドレス取得してお申し込みお願いいたします。

《基礎科》あっという間に4月になってしまいました

春なのにもうTシャツかー、コート着てる期間全然なかったな〜〜
なんて言っていたら冬でも着なかったコートを出さなきゃいけない羽目になって
厚着したら今度は暑すぎたりして、毎日生活していくだけでなんだか疲れるという。

そんな中で入学したり、新しい会社に入ったり、
この春から新たな生活をする方々のなんて逞しいことか・・・
子供向けの番組でこの時期「ドッキドキの1年生〜」っていう曲を聞くと
なぜだか涙がツーッと出てきたりして。
姪がこの春から小学生だってことで、なんだかあっという間だなあと。
昔は本当に1日、1週間、1ヶ月が本当に長くて、毎日いろんなことに驚いたり怒ったりしてたんですが、大人になると、「知ってるつもり」になってしまって、さまざまなことに
感動しなくなってしまうのかもしれないですね。
1年あっという間ですもん。

1日という時間はみんな平等なのに、
時間が過ぎる感覚が変わる気がするなんて、なんか変な感じですよね。
夢中だったり、楽しかったりすると1日があっという間って小さい頃よく言われてたはずなのに
大人の1日もあっという間なんですよね。
不思議ですねえ。。。

そう考えると
なんとなくスマホゲームやってたら1時間経ってた、
なんとなく動画見てたら1時間経ってた、
って怖いですよね。。
大人になってもよくあることなんですが、今って特に
なんとなく時間を潰せてしまうツールってすごく多くて。
その限られた時間の中でなんとなく時間が溶けてしまう感覚ていうのを
「あ、やばいな…」て思うのは大事だと思うんです。
その時間を溶かすような 、人が没入しやすい仕組みを理解して、
そういうのは作られてるんだぞっていう。
(ぜひ10代のうちにモモという本を読んでみてください)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分なりの楽しさや、面白さ、気付きみたいなものって
自分から見つけに行かないといけなくて、
人からは教えてもらえないんです。
それが将来的に、自分なりの表現や視点に繋がっていったりして。

SNSが広がって「いいね」によって良し悪しの一つの指針ができてしまって
わかりやすく複雑に手が込んだものや、カテゴライズしやすいもの、
完成度が高く見えるもの、判断しやすいというものが
現代のスタンダードになってきてしまっているような気がします。
その流れに反するものは「よくないもの」とされているような。

ですが、美術表現をする人にとって
「人から何を言われようと貫き通したいもの」というのが
何よりも大事な気がします。
誰からも見向きもされなくても、自分にとって大事であればそれで良いという。
それを自信を持って「自分はこれが好きだ」と今は言いにくい時代なのかなと思います。

限られた時間の中で、
自分だけの「好き」を探しにいく冒険こそが
人生なんじゃないかなと、新しい生活の始まる春に、
ふと思ったりしました。

来週10日から、基礎科も新学期がスタートです。
新たな生活にお供にさせていただけたらと、
講師一同みなさんがきてくれるのをウズウズと
お待ちしております。

映像科:春期講習会の真っ只中です

こんにちは。映像科です。

今日から4月。映像科では春期講習会の映像コースを開講しています。
感覚テスト、小論文、鉛筆デッサンなどの一般選抜対策に加えて、総合型選抜対策を見越したワークショップなど盛りだくさん(盛りこみすぎ…?)の講習は、このブログを書いている現在、コースの後半に差し掛かりつつあります。映像科の授業が初めてという人も多いですが、みなさんとても積極的に取り組んでいる印象です。

春期講習会の後は2025年度の新学期もはじまります。
映像科は例年通り、毎週「木曜日」「金曜日」「日曜日」の週3日のコースです。

時間割は、
・木曜日…17:30~20:30
・金曜日…17:30~20:30
・日曜日…9:30~16:30
(※「土曜日」は新たにオプションで「総合型選抜対策」や「感覚テスト特訓」の講座を予定しています。詳細はena美術HPや映像科のSNSでも告知しますので、もうしばらくお待ちください!)

一学期の授業は4/10(木)にスタートします!
映像メディア系学科の入試対策を検討している方はぜひご相談ください。
無料体験も随時募集しています。

↓↓SNS(映像科公式)もよろしくお願いします!
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ena美術新宿 映像科 公式Instagram
ena美術新宿 映像科 公式X
映像科の授業
オンライン教育科(映像コースを開設)

先端芸術表現科2024年度合格体験記第2弾!

こんにちは。ena美術 新宿先端芸術表現科です。

今年度と昨年度と一昨年度の体験記は以下のリンクから。
2024年度体験記その1
2023年度体験記その1 その2    その3 その4  その5
2022年度体験記その1 その2 その3 その4

今回は一次試験小論文選択で、現役で合格されたRさんの体験記になります。
Rさんは制作では、自身が経験した実感から始めるだけでなく、Rさんが書籍から学び、自分で調べたこと、解釈したことなどをベースとしながら、様々なメディアを用いて自らの興味や関心を探求していきました。そうした活動を通して、単に知り、考えた事柄を表すだけでなく、それらに実際に形を与え、実現することを通して、概念を現実化する営みそれ自体が持つ可能性を提示するファイルになっていったと思います。最後に制作された機械と人工知能をめぐる制作は、とりわけその方向が明示された素晴らしいものだったと思いますが、通底しているのは未だ現実化していない概念のもつポテンシャルを探求するという営みであり、それは現実が一つではないという、表現という営みのもつポテンシャルを提示するものになっていたと思います。

それでは、Rさんの合格体験記になります!
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・一次試験小論文受験ですが、小論文で意識していたことはなんですか

小論文では、与えられた課題文と問題文を正確に読解し、作問者が呈示する抽象的な問いを把握することを意識的に行っていました。例えば今年度は3問目で、配布された物体を生物の死骸だと結論づける問題が出題されました。私は「生き物」とは何か、そして「死」とは何かという2つの問いに、私なりの見解を示す必要があると考えました。課題文はそのための糸口として参照し、キーワードを拾って自分の論へと展開しました。私の場合、小学生の頃から中学受験で現代文の演習等をしていたため、読解には自信がありました。そのため回答の途中に課題文の解釈を盛り込むことで、自分の関心に引きつけ、論を進めやすくしていました。一年間一緒にやってきたライバルたちもそれぞれ強みを持っており、そのどれもが私にはないものでした。普段の授業での練習を通して自分の強みを発見していき、本番では柔軟に対応しつつそれを発揮することが求められると思います。

・制作や活動はどのように進めていきましたか?

私は中学生の頃から放課後に市の図書館に通い、様々な本を読みながら気になったことをノートにまとめていました。その時に生まれた気づきから作品を制作することが多かったと思います。それは私にとって日々の習慣の延長です。何か新しいことを始めようとするよりも、これまで生きてきた自らの生活の基盤に誠実になることが肝腎なのではないでしょうか。素直に手を動かし続けることで、興味や関心はおのずから見つかってくると思います。

・予備校での講評で印象に残っているものはありますか?

夏頃に、講評会で見せるための新しい作品が完成していなくて、他の人の講評を聞くだけにしようと思っていた日がありました。ですが講師は私の時間をとってくださったんです。本当に何も用意してなかったんですけどホワイトボードを使って、作品のプランですらない、ただただ今考えてることだけを説明しました。それでも生徒を含め皆さん真摯に聞いてくださって、頂いたフィードバックはその後の制作に活かすことができました。必ずしも作品の評価や改善点の指摘だけではないということが、ena美術の講評会の特長だと思います。どんなものでも一度人前に立って発表し、対話することで、新たな気づきが生まれるのではないでしょうか。講評会に毎回出席し、他の人の講評も聞いて語り合うことで自分の考えを深められたと思っています。

・個人資料ファイルを制作するプロセスで予備校はどのように役立ちましたか?

ファイルの制作は、割と自由にやらせてもらったと思います。だからこそ自分と時間をかけて向き合うことができ、テキスト等も自然と決まっていきました。それでも、たった20枚の紙面上で作品や自分の関心を最大限理解してもらえるようにするのは難しかったです。そんな時に講師の方々に相談に乗っていただき、レイアウトを中心に多くの助言を貰いました。その結果として自分でも納得のいく、素直なファイルになったと思います。

・総合実技という試験はどのような試験だと捉えていますか?

総合実技は、ファイルの補足として活かせるチャンスだと捉えています。私は割と、小論文と近い感覚で取り組んでいました。出題者の意図を捉え、それに応えることが最優先事項だと思います。その上で作りたい構造を一つ決め、あとはその実現のための試行錯誤を楽しめるかどうかじゃないですかね。私としては、本番の試験でそれを態度として示せてよかったと思っています。個人資料ファイルでは実体のあるメディアや素材をあまり使ってこなかったため、理論が先行する印象を与えがちだったと思うのですが、総合実技で新しい一面を見せ、それをカバー出来たような気がします。

・最後に1年を振り返り印象に残っていることなどあれば

はじめて1階のギャラリーで作品を展示した時が最も印象に残っています。多くの人が行き来する場所に作品を置くことで自分の中に生じた高揚は、やはり作品制作を続けたいのだという自覚に繋がりました。ena美術ならではの、予備校生としては滅多にない機会を頂けたと思っています。

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Rさん改めて合格の方おめでとうございます。
毎回の授業後でも疑問点や関心を話してくれて毎回とても楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございます!Rさんの総合実技や小論文、個人資料ファイルの再現などを含む合格者再現展示はena美術1Fで現在開催されています。

無料体験と個別相談の申し込みはこちらから
無料体験https://www.art-shinbi.com/event/event-muryo.html
個別相談https://www.art-shinbi.com/event/2024/24event-soudan.html

4月からの本科の申し込みはこちらから
https://www.art-shinbi.com/admission25a/

特待生の申し込みは以下のリンクから応募してください
https://www.art-shinbi.com/about/scholarship/