カテゴリー別アーカイブ: 映像科

映像科:プレ夏期講習について

こんにちは。映像科の講師の森田です。

新美のHPでもお知らせしていますが、21日の日曜日は「プレ夏期講習 受験対策公開講座」が行われます。

映像科では『武蔵野美大 感覚テスト / 文章力と描写力のポイントを掴む』と題して、朝から「感覚テストについてのレクチャー?制作?講評会(?個別面接)」といった流れで進めていきます。当日は通常の映像科の木金日コースの制作の様子を見ることもできます。また今回のプレ夏期は一般入試を想定して感覚テストの対策に特化した内容ですが、公募制推薦入試を考えている人にはポートフォリオ(クリエーション資質重視型)やグループディスカッションレポート(ディレクション資質重視型)の過去の資料をお見せする予定です。もう少し詳しい内容はこちらから

映像科を志望する人は他の専攻と違って必ずしも「美術」のフィールドから入ってきている人だけではないので、「武蔵美に映像学科があることを知ったけど『感覚テスト』ってなんだろう?」という感じの人も多いと思います。そんな美大受験の実技に初めて取り組む人も大丈夫です。もちろん映像系実技経験者も実力を確認する意味で奮って参加してください。申し込みは3日前までです!

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映像科:武蔵美オープンキャンパス・オススメ展覧会

こんにちは。映像科の講師の森田です。ついこの間新学期が始まったと思ったのに気がつけばもう6月。この勢いであっという間に一学期を駆け抜けてしまいそうですが、そんな中来週末13、14日は武蔵美のオープンキャンパスがありますね。映像志望の人は武蔵美を受験する人も多いと思います。行ける人はぜひ直接行って、感覚テストや小論文、デッサンの合格者作品などチェックしておきましょう。ちなみに映像科では14日に課外授業として行く予定です。

そんなふうにオープンキャンパスや卒業制作展など、母校でもある美大に足を運ぶ機会は頻繁にあるのですが、美大ではない一般の大学に行く機会ってそれほどない気がします。というのもつい先日、早稲田大学の「演劇博物館」というところで開催されていた展覧会を観に行ってきました。普段は建物の名前通り演劇についての展示が多いようなのですが、今は『幻燈展 -プロジェクション・メディアの考古学』という企画展が開催されています。

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美術館の展示ではないこともありなかなか情報が少ないのですが、電気がない時代の「プロジェクション・メディア」つまり映像を映す装置がこれだけ一度に観られる展示は結構貴重だと思います。写真撮影はできなかったのですが「幻灯機」や「江戸写し絵」で検索してみるとイメージが伝わるかも…。それからこの「演劇博物館」の建物自体も、16世紀のイギリスの劇場を模して作られた建物で一見の価値あり。平日のみの開館で、普段は17時まで。火曜日と金曜日は19時まで開いているようです。

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新美の「雰囲気」

こんにちは学生課です。
今日は新美を紹介します。

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正面玄関。
エレベーターで各アトリエとつながっています。

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スロープを挟んでもう一つ入り口があります。
こちらは総合受付で、申込みなどの窓口です。

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エレベーターで2階にあがると学生課と基礎科のアトリエがあります。
各美術館のチラシや割引券、招待券もあったりするので気軽に来てください。

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自習室や学科の教室

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5階には画材店のtoolsがあります。
画材だけでなく、お菓子にも力を入れてくれています!

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新美の油絵科には大量の書籍があり
授業後は学生たちが日々研究をしています。

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デザイン、工芸、日本画アトリエ

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彫刻科の道具たち。

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ざっくりですが紹介してみました。
これからも新美の「雰囲気」を紹介していきます!
では。

映像科:木金日コースの近況・自由研究発表

こんにちは。映像科の森田です。
先週日曜日の午後はGW期間の宿題だった、映像に関する自由研究の発表をしてもらいました。「今自分が興味を持っているアーティスト」または「今自分が興味を持っているジャンル」についてリサーチをしたことを、一人ずつプレゼンテーションしてもらうというシンプルな内容です。
こういった発表形式の授業は、もちろん推薦入試を受ける予定の人にとってはそのための対策(プレゼンテーションに慣れるためにも)となりますが、同時に一般入試で受験する人にとっても、一度受験から離れて自分が「本当に好きなもの」を掘り下げてみる良い機会になります。何より他の人の発表を聞くことが面白い。

当初の予定では「一人大体15分」ということでスケジュールを組んでいましたが、その時間では全然収まりませんでしたね。。でもむしろそれくらい喋れる内容があるという意味では全然OK。人前で喋るのがあまり得意じゃなくて…という人もいると思いますが、興味のあることを話していると聞いてる周りの人も自然と引き込まれてきて、結果的に思わず熱っぽく話せてしまったりします。

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ちなみに発表のテーマの例としてはこんな感じ(タイトルは必須ではなかったのでこちらでつけてるものもあり)
・ジャンルとしての「ホラー映画」
・アニメーションのオープニングとエンディングの映像について
・写真家・荒木経惟の人物写真の魅力
・ストップモーションアニメについて(AardmanとLAIKA)
・新房昭之の演出について
・アニメ『バッカーノ』のストーリーの叙述方法について

などなど。

今週からは感覚テストの対策もはじまってます。

映像科:小論文特別授業とオススメ展覧会

こんにちは。映像科の森田です。木金日コースもはじまって約一ヶ月が経ち、最初の週から通っている人は徐々に教室の雰囲気に慣れてきたかな?週に3日のコースだと他の科に比べてまだ少し堅さがとれてないかな??というような今日この頃です。

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先週の授業は「小論文特別授業」でした。毎年春にやっているワークショップ的な授業なのですが、映像科が対象としている「映像メディア」全体ををカテゴリー/ジャンルに分けてマッピングした上で、それぞれに該当する具体的な作品名や作家などを教室の全員で挙げてみるという内容です。以下のプリントがその一部分ですが…

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どうでしょう。もちろん他の専攻でも同じだとは思うのですが、映像メディアは新しい技術やサーヴィスが登場することで、つねにジャンル自体に変化が起こる分野でもあります。だからジャンル分けが難しい…と言うとやや言い訳っぽいですが、しかしこのたった数年で「実写かCG(アニメーション)か」という枠組みがほとんど意味をなさなくなり、また「テレビかネットか」という区分も、それを見る媒体の違いでしかなくなっています。そうした中で例えば「ライヴ・パフォーマンス」と「プロジェクション・マッピング」などであれば、表現の可能性が模索されていく中で、映像の使われ方としてかなり重なる部分があるかも…、などなど。こうしてジャンルに分けてみることによって「映像」というものの全体像が意識できたような気がします。

同時に授業でもポイントになったのは「面白い作品や表現、活動は必ずしもカテゴリー/ジャンルにかっちり収まるわけではないのでは?」ということでした。むしろいくつかのジャンルを横断しているような作品こそが新鮮だったり、ついつい気になって何度も見てしまったりすることもあるような気がします。皆さんも自分なりに(映像科以外の専攻の人は自分の専攻にあてはめて)考えてみることから、新しい発見があるかもしれません。

さて、そんな「ジャンルに収まらない作品/表現つながり」ということで(やや強引ですが)ちょうどこの5月に開催されていた二つの展覧会を紹介したいと思います。

石田尚志『渦まく光』横浜美術館(~5/31まで)

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石田尚志の作品は、手法としては「コマ撮り(手描き)アニメーション」と言えると思いますが、さらに展示の形態からは「(ビデオ)インスタレーション」と捉えられます。普段アニメーションを観て、元の絵が描かれた「空間」を想像するということはほとんどないと思いますが、石田尚志の作品ではむしろその「描かれた(撮影された)空間」が重要で、さらにその「描かれた空間」と「展示された(投影された)空間」の関係がひとつのテーマであるような気もします。と、そんなことを考えずともプロジェクションされた映像を前にすれば、その映像が作られるまでの膨大な時間に圧倒されるはず。ぜひ体験してみてください。

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小泉明郎『捕われた声は静寂の夢を見る』アーツ前橋(~6/7まで)

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展覧会の説明テキストにも「ドキュメンタリーや映画とは異なる映像表現」と書かれていますが、小泉明郎の映像作品を観ると、いつも普通に使っている「フィクション」とか「ドキュメンタリー」とかって何だろう?…というか、その二つはそもそもそんなにはっきり分けられるものなのか??とあらためて考えるかもしれません。一見すると「インタビュー」のような形式を取っている映像も、撮影時の制作者の介入の仕方、そして編集や展示の方法によって、結果的にまったく別の鑑賞体験になっています。ちなみに展覧会は映像作品だけでなく、立体作品やテキストなどもあり、相当に見応えあります(僕の場合は3時間くらい観てました)。

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個人的には受験生の一年の中での「一学期」という期間は、とにかく手当り次第に色々観てみて、自分の表現の幅を広げる時期だと思ってます。どちらも新宿からは少し離れていますが、、ぜひ足を運んでみてください!!