カテゴリー別アーカイブ: 日本画科

日本画 まだまだ終わらない夏期講習!

こんにちは!日本画の佐々木です。

ついに始まった!と思っていた夏期講習ですが、もう4期目もおわって残すところあと2期分です。
4期分を振り返ってみると、講師も生徒達もものすごく濃く熱い毎日で、夏期講習の名にふさわしい盛り上がりっぷりを見せております。

そんな中でも、先週の4期は豪華なデモンストレーション週でした!
1、2課題目は、今年の東京芸術大学合格者の方をお呼びし、お二人に着彩、石膏と描いていただきました。普段制作しているアトリエに混ざってのデモンストレーション。合格者の実力に圧倒されながらも、みんな一つでも多く学ぼうと熱心に見ていました。
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このお二人、ほんとうに上手で、講師達もふむふむと見ていました。勉強になるなあ。

そして、ラストの3課題目では講師の河邉先生がデモスト!
河邉先生、描写内容もさることながら、構図の鬼!!というほど構図に対する知識、感覚が深いのです。
お恥ずかしながら私は受験時代構図が苦手だったので、私にとって構図は「変にならなければいい」という感じで、足を引っ張らないようになんとか整えることで精一杯でした。
ですが、構図は絵の第一印象が決まる、かなり大事なもの。その構図を武器にできたら…これほど心強いことはありません。
この日は、河邉先生が組んだ構図の意図やポイントを解説してもらいました。

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どうしても描くことだけに集中しがちな日本画。描いた内容を見てもらうための「玄関」は、構図です。玄関先散らかってたら人に見せたくないですよね?素敵な玄関のお家、憧れますよね??
私みたいに構図が苦手な人でも、変じゃない構図(素敵じゃなくても嫌な印象をもたれない玄関)を作ることはできるはずです。そして、そんな私でも河邉先生の構図レッスンはとてもわかりやすくて、ここへ来て自身の構図レベルアップを実感しています…笑
構図が苦手な人は、この夏、河邉先生目指して新美へGO!

ここからは、夏期講習の生徒作品をご紹介します。
まずは石膏デッサン。
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続いて着彩。
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まだまだ続く夏期講習。自分の限界なんてどんどん突き破って、いけるとこまでいきましょう!!

日本画 絵を描くということ。

こんにちは!日本画の佐々木です。

早いもので一学期ももう終わりに近づいていますね。
一学期が終われば夏期講習と、受験に向けてぐんぐん力をつけていきたいタイミングです。

そんななか、最近の昼間部ではこんなことをしていました。4
大学のような雰囲気?!大きなパネルで自由制作!題材も素材も自由です。

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青い!!

みんな、自分で選んだ題材なので普段よりのびのびと描けていたんじゃないかな?
でも、「自由」って一番難しい。
絵を描くということは、無限の可能性の中から「自分はこう描くんだ!」というのを見つけ、やり切る ということだと思います。なので、描き始める前の構想、計画、そして覚悟がとっても大切!
どうしても受験の絵をいつも描いていると、一つの正解が有るように思えちゃったり、自分で決めたイメージが頼りなく感じることがありませんか?
そこを堂々と言い切れるようになった人から絵が強くなるのだと思います。

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描き終わった後は、アトリエに絵を並べて鑑賞会!
絵の下にタイトルと絵のコンセプトが書かれたシートが貼ってあります。こういうのを読むと、一人ひとりみんな違うことを考えて絵を描いているんだなーってアタリマエのことに感動してしまいました。たのしい!

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この自由制作を通して、「絵を描く」ってこと、受験のその先の、本当に皆が目指すべきことはなんなのか、がちょっとでも繋がったらいいな?と思っています。

 

 

日本画 プレ夏期講習

こんにちは!日本画の佐々木です。

先日19日は、プレ夏期講習でした。今回は彫刻と合同開催!

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すごい活気でした!
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最初の一時間は、彫刻の講師と日本画の講師それぞれのデモストを見ました!
日本画も彫刻も、大切なことはいっしょですね?。

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制作終了後は日本画と彫刻の先生がタッグを組んで講評です。
それぞれの科の視点から指導を受け、新しい発見も多かったのではないでしょうか?
生徒たちだけでなく、講師たちもかなり刺激を受けました!

日本画、彫刻。科として分かれてはいるけれど、受験で扱う石膏デッサンは基礎中の基礎!
科の違いなど関係なく、柔軟な見方で「似てる!」に近づけていくことが大切なんだな?としみじみ思いました。そろそろ一学期も終わり夏期講習。貪欲にいろんなことを吸収していこう!!

日本画 夏までに!

お久しぶりの更新になってしまいました、佐々木です。

今回は最近の生徒作品をご紹介します!
まずは石膏デッサン。

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4月に集中的にデッサンに取り組み、問題点を洗い出し、かなりしっかりとした作品が出始めています。
本当にちょっとした考え方、見方の転換で、見えてくる世界がガラッと変わるのがデッサンの面白いところです。

続いて着彩

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絵の具の基本的な特性や扱い方からはじまり、着彩をする上での意識やポイントなどを見なおしています。着彩は、デッサンがどれくらいできているかに出来が連動してくるのでなかなか難しいですが、根本から考え方をつなげていくことでクリアにイメージを持つことが出来ます。
着彩もまた、いい作品が出始めてきていますね。

これからくる夏期講習。一番時間をかけておもいっきり取り組めるその時までに、頑張るための基礎力はしっかりつけておきたいですよね。
技術をつけるためにも、まずは意識や考え方の不足、偏りを無くして万全の状態に皆をもっていきます!ぐんぐん成長する皆に、講師たちも燃えております!がんがんいくぞー!!

日本画科 三色で着彩はできるのか??

こんにちは!日本画の佐々木です。
今週からは着彩週間がスタートしました!

最初の課題はこれ。
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「色の三原色」のみを使って着彩しましょうという課題でした。
日本画の受験では大体が60色前後使用して描くことが多いですが、実は大体の色はこの三色でまかなえてしまうのです。

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みんなに説明しながら少し混色してみましたが、こんなに色幅出せました。
ちょっとしたコツと色の法則を知れば、かなり的確に色をつくることが出来ます。

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三色とは思えない見栄えです。

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みんな意外と、三色でのほうが良い感触で仕上がっていました。
この感じを掴みつつ、普段の色数でより手際よく着彩をしていけるといいですね!