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映像科:4月の授業の様子

こんにちは、映像科です。新年度が始まって早くも3週間が経ちました。

最初の週のオリエンテーションと映像実習を経て(前回のブログ参照)、先週は映像科の実技課題の代表とも言える武蔵美映像学科の感覚テスト対策を、そして今週は鉛筆デッサンと小論文の課題を制作しました。
映像科は出題の傾向も対策の仕方も他の専攻とは違うので、どんな試験問題なのかを知ることが出発地点となります。

そして一通り理解したら制作してみます。授業では過去の合格者作品を見てもらった上で、時間をかけて一枚の作品を完成させました。春期講習または4月から受講している映像科の人たちにとって、まだまだ慣れない形式かと思いますが、皆それぞれ工夫しながら制作している姿が印象的でした。


(感覚テストの合格者作品を分析中)


(鉛筆デッサンの導入は陰影の観察から)


(鉛筆デッサンの講評、初回としてはかなり良い取り組みでした!)


(「土曜講座」では総合型選抜対策)

さて連休明け5月の授業スケジュールは以下のような流れです。
毎週木金日の3日間で2課題程度を制作します。
なお5月は映像制作実習も行い、映像メディアへの理解を深めながら入試の実技対策課題に取り組んでいきます!

・5/8(木)小論文対策課題②:制作・講評
・5/9(金)映像制作実習②:参考作品上映
・5/10(土)土曜講座:感覚テストを攻略する!!①
・5/11(日)映像制作実習②:制作

・5/15(木)鉛筆デッサン対策課題②:制作
・5/16(金)感覚テスト対策課題②:制作
・5/18(日)感覚テスト対策課題②:制作/鉛筆デッサン・感覚テスト 講評

・5/22(木)小論文対策課題③:制作
・5/23(金)感覚テスト対策課題③:制作
・5/25(日)感覚テスト対策課題③:制作/小論文・感覚テスト 講評

・5/29(木)鉛筆デッサン対策課題③:制作・講評
・5/30(金)映像制作実習③:制作
・5/31(土)土曜講座:総合型選抜を攻略する!!②
・6/1(日)映像制作実習③:制作〜上映・講評(予定)

引き続き、映像科木金日コースでは5月入学生を募集中!
また無料体験入学も随時受け付けています!

そして1日から授業できる土曜講座も!!
・「映像メディア系 総合型選抜を攻略する!!」4/26(土)5/31(土)6/28(土)15:30〜18:30
・「武蔵野美大 感覚テストを攻略する!!」5/10(土)6/14(土)7/5(土)13:30〜19:30

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《基礎科》新しいこと、はじめませんか

世の中は新年度を迎えて、新たな環境や新たな学年などに変わったりしている人も多い時期なのではないでしょうか。

新たなことを始めるということが結構腰が重いタイプと軽いタイプ、
結構両方自分の周りにはいて、
私はどっちかというと後者なのですが、逆にいろんなことを始めすぎて
飽きるのも早いというデメリットがあったりして。

いやほんと始めたのはいいけど、一番難しいのは続けることだなと、今まで思ってたのですが、
最近前者の始めるのが難しい気持ちもなんだかわかる気がしています。

(自分の場合は、)どのくらいそれに準備がかかって、お金がかかって
どれぐらいの時間を1日にさくことになるか?ということを考えると、
「じゃあやらなくても良いか、、、。」と急に思ってしまうのが最近多くて
最初から完全な完成をイメージしてしまって、その大変さに諦めてしまうというのが
いくつかありました。

何か物を作るにしても、その手間と「あの技術がないとできないんだよなあ」と考えてしまって
腰が重くなるというか。

でも、多分実際手を動かしてみたり、やってみたときに、その問題に当たって
そこで何をするか、どう工夫をするかが一番大事で、
それで辞めてたら、何も生まれないよなあ。と自分に言い聞かせたりします。

結構20代ぐらいはクオリティはさておき、とりあえず作ってみる、というテンションが
ある程度大人になって、作ってる時間がない、作らなくてもお金を払えば買うことができる、
そんな中にいると、気づくと工夫ってしなくなってしまうんじゃないかなと思ってしまったりします。
(当然本物にはお金を払って、実際に使ったり見ることは大事ですが)

とりあえず買う前に工夫してみる、ということが
クリエイティブのきっかけになったりすることって、あるんじゃないかなと
私は思っていたりします。
現代、人が何に一番お金を払っているかというと、サービスだそうです。
食べ物を運んできてくれるサービス、音楽が何万曲も聴けるサービス、会議に自分の席で出れるサービス、、、
もしかすると、現代人は時短をしてくれるサービスにお金を払い、
そして空いた時間でまた働いているのかもしれませんね。。

その空いた時間で、何か新しいことを始めるというのが
正しいサービスの使い方だし、良い時間の使い方なのかもしれないなあと、
動画配信サービスをぼーっとみながら思ったりする春の昼下がりです。

さて、基礎科では新学期が始まっているわけですが、
4月は毎週のように1日体験授業が日曜日に行われていました。

1日体験授業通称『1体』は基礎科以外の、中学生科、受験科など様々な生徒さんが
来てくださいます。
これから予備校を探している方以外にも、
美術を始めてみようか迷っている方もたくさんいらっしゃいます。

初めてのことというのは、誰しもドキドキですし、腰は重いです。
でもりあえずやってみる、そっからどうするか考えてみるのは大事だと思います。
美術予備校なんて、行ったことない方がほとんどです。
1体はそんな方、大歓迎です。
鉛筆の握り方、削り方から始まり、基本的な描き方を通して
美術予備校ってどんな感じなのかを体験することができます。
面談で美大受験や美大進学後のことなども聞けます。

4月の1体はもう終わってしまいますが、
今後も1体はまだありますので、
新しいことを始めるきっかけとして
1日体験を使っていただければと思います。

では

彫刻科:春期講習始まりました!

こんにちは、講師の新妻です。

令和6年度、彫刻科からは3人が東京芸術大学に合格しました。(予備校としては今年も受験倍率を超える合格率でした。)みなさん本当におめでとうございます!それぞれに受験生としての戦いとドラマがきっとあったことでしょう。ここからの大学生活も影ながら応援しています!

惜しくも切符を逃した人も、まだ地力を鍛えられる時間が与えられたんだと前向きに考えて、より強い芯を持って大学生になれるようリスタートしましょう!受験に受かる事がゴールではなく、永い目で作家を志す上で、作りたいものが作れるようになる、そしてそれを続けていける基礎体力を培う事は、この時期にしかできない時間の使い方だと思います。講師陣も全力でサポートします!一緒に頑張りましょう!

まずは入試当日にどんな作品を作ったかを再現してくれた芸大合格者の作品を紹介します。

1次試験の素描作品です。描き出しから安定感があり、丁寧にヘルメスに寄り添って描きあげていますね!エクセレント!

2次試験の塑造作品です。目で見た印象と、触った時の印象のギャップというテーマを想定して手とローマ人のマスクを構成しています。シンプルですが実力を感じます!ブラボー!

入試直前でグググっと力をつけましたね!白さの美しさと形の密度が共存してます!グッジョブ!

鏡の前に置かれたマスクという出題のセッティングにしっかり反応していて、虚像側の表現も面白いです!マーベラス!

ここからは春期講習での秀作を紹介します。

おおらかだけど密度ある仕事が意識できていて、ブルータス を取り巻く空間も含めて充実した内容にできていると思います。

現役生の作品です。基礎科で彫刻科志望の生徒は彫刻科のアトリエで受験部の講師が基礎から丁寧に指導しています。昨年度からの積み重ねがすでに形になり始めていますね。堂々とした印象がしっかり捉えられていますね。良いスタートです!

モデルさんの首像を作る課題でした。よく似ています!作りはじめの柔軟なアプローチが、自然な佇まいの印象として最終的にも効いてきています。

現役生の作品です。「人物を作っている」ということに素直に、自然に反応できていて瑞々しいです。感覚良い!

作者の作品性が自然と出てきた一作になりました。観察が弱くなりがちなところも意識でき始めていてこの調子です!

全ての形を観察するぞ、と言う気概を感じます!外れがちな頭部の構造もしっかり見れていてレベルが高い一枚です。

うまいです!人物や動物を素描するととても自然に対象を捉えられる作者なので、石膏像デッサンでの、硬さとして処理されてしまいがちな解釈や表現も、こういう課題の時のモチーフの味わい方にヒントがある気がします。

受験課題としてはあまり出題されなくなってきた人体ですが、やっぱり美術を学ぶ上で人体は大切なモチーフだと思います。一枚の絵としても落とし込もうとしていて意欲的です!末端もよく見てる!

 

クロッキーも、筋トレや素振りのように、日頃の積み重ねが物を言います。

なんでもありのままに、感じたままに描けるようになりたーい!

今回は以上です。今年の彫刻科も熱くなりそうです!

 

《基礎科》あっという間に4月になってしまいました

春なのにもうTシャツかー、コート着てる期間全然なかったな〜〜
なんて言っていたら冬でも着なかったコートを出さなきゃいけない羽目になって
厚着したら今度は暑すぎたりして、毎日生活していくだけでなんだか疲れるという。

そんな中で入学したり、新しい会社に入ったり、
この春から新たな生活をする方々のなんて逞しいことか・・・
子供向けの番組でこの時期「ドッキドキの1年生〜」っていう曲を聞くと
なぜだか涙がツーッと出てきたりして。
姪がこの春から小学生だってことで、なんだかあっという間だなあと。
昔は本当に1日、1週間、1ヶ月が本当に長くて、毎日いろんなことに驚いたり怒ったりしてたんですが、大人になると、「知ってるつもり」になってしまって、さまざまなことに
感動しなくなってしまうのかもしれないですね。
1年あっという間ですもん。

1日という時間はみんな平等なのに、
時間が過ぎる感覚が変わる気がするなんて、なんか変な感じですよね。
夢中だったり、楽しかったりすると1日があっという間って小さい頃よく言われてたはずなのに
大人の1日もあっという間なんですよね。
不思議ですねえ。。。

そう考えると
なんとなくスマホゲームやってたら1時間経ってた、
なんとなく動画見てたら1時間経ってた、
って怖いですよね。。
大人になってもよくあることなんですが、今って特に
なんとなく時間を潰せてしまうツールってすごく多くて。
その限られた時間の中でなんとなく時間が溶けてしまう感覚ていうのを
「あ、やばいな…」て思うのは大事だと思うんです。
その時間を溶かすような 、人が没入しやすい仕組みを理解して、
そういうのは作られてるんだぞっていう。
(ぜひ10代のうちにモモという本を読んでみてください)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分なりの楽しさや、面白さ、気付きみたいなものって
自分から見つけに行かないといけなくて、
人からは教えてもらえないんです。
それが将来的に、自分なりの表現や視点に繋がっていったりして。

SNSが広がって「いいね」によって良し悪しの一つの指針ができてしまって
わかりやすく複雑に手が込んだものや、カテゴライズしやすいもの、
完成度が高く見えるもの、判断しやすいというものが
現代のスタンダードになってきてしまっているような気がします。
その流れに反するものは「よくないもの」とされているような。

ですが、美術表現をする人にとって
「人から何を言われようと貫き通したいもの」というのが
何よりも大事な気がします。
誰からも見向きもされなくても、自分にとって大事であればそれで良いという。
それを自信を持って「自分はこれが好きだ」と今は言いにくい時代なのかなと思います。

限られた時間の中で、
自分だけの「好き」を探しにいく冒険こそが
人生なんじゃないかなと、新しい生活の始まる春に、
ふと思ったりしました。

来週10日から、基礎科も新学期がスタートです。
新たな生活にお供にさせていただけたらと、
講師一同みなさんがきてくれるのをウズウズと
お待ちしております。

映像科:春期講習会の真っ只中です

こんにちは。映像科です。

今日から4月。映像科では春期講習会の映像コースを開講しています。
感覚テスト、小論文、鉛筆デッサンなどの一般選抜対策に加えて、総合型選抜対策を見越したワークショップなど盛りだくさん(盛りこみすぎ…?)の講習は、このブログを書いている現在、コースの後半に差し掛かりつつあります。映像科の授業が初めてという人も多いですが、みなさんとても積極的に取り組んでいる印象です。

春期講習会の後は2025年度の新学期もはじまります。
映像科は例年通り、毎週「木曜日」「金曜日」「日曜日」の週3日のコースです。

時間割は、
・木曜日…17:30~20:30
・金曜日…17:30~20:30
・日曜日…9:30~16:30
(※「土曜日」は新たにオプションで「総合型選抜対策」や「感覚テスト特訓」の講座を予定しています。詳細はena美術HPや映像科のSNSでも告知しますので、もうしばらくお待ちください!)

一学期の授業は4/10(木)にスタートします!
映像メディア系学科の入試対策を検討している方はぜひご相談ください。
無料体験も随時募集しています。

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