講師の新妻です。寒くなってきました〜。クリスマスも彫刻科は通常営業!灰色の粘土を朝からこねております!
自分は最近アトリエでの制作時に加えて仕事の通勤時もラジオをよく聴いています。自分からは手を出さない音楽や、その時々の季節感を感じられたり、一定の親しみやすさと礼節を持った距離感で流れてくるパーソナリティの話やリスナーさんのメールを聞いていると、いろんな人が同じ時間を生きてるんだなぁと、当たり前のことを感じて過ごすことができて良いものです。スマホが便利すぎて自分の好きなものはすぐ見つかりますが、偶然自分のテリトリーの外からやってくる情報に心を動かされることの方が良い刺激になります。
受験生の皆さんは作品を作っているときにどのくらい心が動いていますか?やらなければいけないタスクで頭がいっぱいいっぱいになっていませんか?
普段の日常生活って何をするにもそこまで感受性を解放して過ごしてはいないと思うんです。疲れちゃうし。でも作品を作るって行為はただ段取りを組むだけではなく、常に心を動かしながら取り組む方がモノ自体も活き活きしてきますよね。そこが楽しい部分でもあるし、大変な部分でもあります。受験のための勉強を始めてからの知識だけでなく、今まで生きてきた20年近くの体験や感覚も大事にものづくりを楽しんでほしいです。そうすることで彫刻がよりスリリングなものになるはずです!
では最近の生徒作品の紹介に移ります。

暗がりへ射してきた光がモチーフを照らす様が魅力的です。一番目線を持っていきたいのが牛骨とのことだったので、もっと画面の視線誘導を作り込んでしまっても今回みたいな作品の場合は良かったかもしれません。

モチーフ同士の関係性や取り巻く空気を意識して素描できました。この感覚をどんな時も大切に!

正面からのルックが印象的な構成です。狙いは伝わるので、電球ソケット周りの接点の緊張感や横アングルからの見え方が単調にならぬよう気を配りましょう。

円盤投げという彫刻のもつ立体的な関係性を絵の中で合わせていくことが出来ました。部分の絵画的な描写の詰め込みよりも全体の設定を噛み合わせることに熱くなれるとgoodです!

上のデッサンを経ての組み石膏デッサン。良い感じです。モーゼの向かって右上のマスクの淵の処理がやや線的なのとマスク自体の厚みがもう少し感じられるとなお良いです。

基礎科生の作品です。今までよりも空間や奥行きを意識したやりとりが出来ていていいですね!向かって右の目が若干はずれて見えますが作品作りとしてとても良い取り組みです。

夜間部生の作品です。3つのモチーフを組み合わせて塑像板の上に新しい流れや関係性を無理なく表現出来ました。構成の方向が見えてきてからはどんどんモチーフらしさを汲み取っていきましょう!
今回は以上です、ではまた。


出だしから生き生きとした土付が魅力的でした。途中構造的に人間ではありえない狂いがあった状態で割と長い時間過ごしていたので、そういう時間をできるだけなくしていきましょう。
形の不一致感、印象の悪さに苦戦していましたが、ようやく波に乗ってきました。油断するとまた元に戻ってしまいます。意識を常に高く持って(全開よりあげるくらいの気持ち)いきましょう。
夜間クロッキー教室での1枚です。細部に囚われず、動きの魅力。人体としての連動が素晴らしいです。
炭の質が明快でとても良いです。途中苦戦した顔は良くなりました。なぜそうなってしまったのかしっかり考えて次回に生かしましょう。
陰側の表現について研究中です。徐々に光側と響き合ってきて、以前より魅力が増してきました。
迫力と臨場感のある描写が素晴らしいです。終盤にちょっとしたアドバイスをしましたが、すんなり取り入れられて、空間性や量感が増してきました。
この一枚で大きな進化を遂げたと思います。見方やテクニックをどんどん吸収していってください。自由自在に描けるようになると思います。
粘り強い描写が魅力的です。後は出だしの形や印象の精度を高めていくことに拘っていきましょう!







美しい空間表現です。顎のあたりにもう一つ塊感があるということ無しです。


方向性は良いのですが、顔の表情がさらに似てくるといいですね。逆光の中でうまく空間が捉えられました。


形の探りに決めつけや観念がなく、自由に表現と向き合えています。柔軟なやりとりが素晴らしいです。










