カテゴリー別アーカイブ: 留学生

体験談イベント

 

こんにちは、留学生科です。

朝晩肌寒くなり、今年もあの季節がやってきました。志望理由書の季節です。
原稿や書類が教室で飛び交うのをみると、いよいよだと感じます。

9月から二学期が始まり、留学生の間では少し焦燥感の混じったにぎわいが生まれています。
志望校に行ったり、専門の研究をしたり、お互いに意見交換をしたりと、忙しい毎日を過ごしているかと思います。

 

様々な準備をしているとはいえ、初めて日本の美大を受験する留学生にとって、志望理由書や面接を難しく感じるのもよくあることです。
少しでも雰囲気を掴んでもらうために、今年も内部生へ向けた模擬面接イベントを行います。

昨年合格した2名の留学生(それぞれ多摩美術大学グラフィックデザイン学科、武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科一年)を招き、面接や志望理由書、実技のことや大学のことなどについてレクチャーしていただきます。
10/14(土)開催です。

※ 昨年の様子

 

一年に一度のイベント。
これが終わるといよいよ本格的に入直に入るので、エンジンをかけるタイミングとして最大限に活用しましょう!

 

留学生夜間、中期スタート

 

こんにちは、留学生科です。

夏期講習真っ只中ですが、みなさん夏バテなどしていないでしょうか。
体から煙が出そうなほど暑い毎日でも、留学生たちは日々制作を続けています。
EJUの結果も発表されましたね。お疲れ様でした。


7/22から始まった夏期講習会も、前期はあっという間に過ぎていき、8/3で中期に入ります。

前期は2日(6時間)課題が中心でしたが、中期からは1日(3時間)課題になっていきます。
ここからは時間との勝負になるので、緊張感が増していくかと思います。

短い時間の中でデッサンや平面を完成させるためには、効率を考えなければなりません。
ただひたすら描けばいいというわけではないので、しっかり計画を立てて、頭を使いながら完成に向かう必要があります。

講師のデモストなどを参考にしながら、時間の使い方のヒントを探していきましょう。

 

来日してまだ日が浅い留学生もいますが、みんな同
じ速度でがんばっています。

夏からの母国語禁止制度(?)にも少し慣れてきたようです。
周りの生徒とお互いに刺激し合って伸びていくことを期待しています。

 

※ 夏期講習会は無料体験がありません。面談や見学を希望する方は予め電話でお問い合わせください。

 

夏が始まります

 

こんにちは、留学生科です。

梅雨明けの気配がまだ感じられない今日この頃です。
留学生の皆さんは、日本の梅雨には慣れましたか?
頭がぼーっとする、といった声もありましたが、そんな中でも毎日授業に参加し、制作に集中していますね。

 

さて、もうすぐ夏期講習です。
毎年いろんな意味で、一番ホットな季節ですね。
留学生科(デザイン系)は例年通り夜間部での授業になりますが、朝から参加できる人は昼間部を申し込むことも可能です。
たくさんの人と競い合いたい!という人は、人数の多い昼間部を選ぶといいかもしれません。
ただ、制作スピードを上げるという意味ではどちらも同じです。
今まで9時間で制作していたのを6時間または3時間で完成させるよう、がんばっていきましょう!

 

デザイン・工芸科では一学期の終わりに模擬試験を行い、総合講評をしました。
4月以来、生徒の作品に点数がつくのは初めてのことなので、少しプレッシャーを感じた人もいるかもしれません。
しかし、ここで再発見した自分の強みや課題に対して、夏期からは意識しながら向き合えるかと思います。
そんないい機会だったのではないでしょうか。

 

毎日とっっっても暑いですが、ぐんぐん伸びていける夏にしていきましょう!

夏期講習会 7/22〜8/25
https://www.art-shinbi.com/season/summer/index.html

 

 

留学生の6月

 

こんにちは、留学生科です。

みなさん、初夏を楽しんでいますか。
新年度が始まってから2ヶ月以上が経ちました。
一学期終了まで時間がそう長くありません。
(怖いことを言うと、)留学生試験まであと半年です。夏が近づけば近づくほど、いよいよ猛特訓の季節!といった感じで、留学生たちは張り切っているように見えます。

EJUやJLPTの季節でもあるので、やることがたくさんある中でしっかり体調管理をしながら進めていきましょう。

 

先日デザイン・工芸科夜間部では、【デモストを見るだけの日】がありました。
日本のデッサンが大事にするもの、そして時間制限がある中でデッサンを描くとはどういうことなのか、とても学びが多かったのではないでしょうか。
言葉で説明してもピンとこなかった部分も、自分の目で見れば一目瞭然。
気づきを話してくれた生徒もいます。

その後平面構成についても、一人一人面談をしてじっくり話しました。
今自分が抱えている問題、その問題はどこからくるものなのか、どうすれば楽しさに変えられるのか、それぞれがよく考え、整理しようとしている様子でした。
今すぐに全てを掴めなくても、感触を確かめながら前進していけるといいですね。

 

何かを理解する感覚というのは、複雑な糸で絡み合っているような気がします。

理解できたと思っても、その一本一本の糸をつまみ出すことは、たとえ本人であっても容易ではなかったりします。
だからこそ、一つ一つの体験を大切にして欲しいものです。

デッサンも、日本語も、平面も、さらには自分自身に対する研究も、今後熱を帯びていくことを期待しています!

 

第一回小論文まとめ

 

こんにちは、留学生科です。

早めの梅雨入り?と思わせるような天気が続いています。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
新美に慣れてきた、という人もいれば、まだまだ緊張している人もいるようです。

今年の留学生科は、例年よりさらに日本語に力を入れて指導しているためか、日本語を使おう!という意欲が強いように感じます。
会話はもちろん、小論文にも真摯に向き合う姿が見られます。
うれしいことです。

 

今回は、第一回小論文課題を添削して気付いた問題点をいくつか挙げてみます。
全科共通課題です。

○全体的に漢字や言葉の間違いが多い
①漢字の間違い
例:关系→関係
②中国語と同じ漢字だがニュアンスの異なる言葉 例:原因

○話し言葉で書く人が多い
例:やっぱ、〜しちゃう、〜なんだ

○具体性がない人が多い
①高い文章力を求められる映像科は比較的具体性を感じるが、その他の科は伝わりづらい生徒が多い
②母国語での書き癖がそのままあらわれている

○課題無視が多い

 

まとめるとこんな感じです。
言葉や文法のミスは徐々に直していくしかないですが、内容に関しては意識してトレーニングを続けることで改善されます。
そこで、とある留学生に日記を書くことを提案してみました。
少し特殊な日記です。


【日常の中で自分が感じたこと、気づいたことについて、短い文章で書く(200字〜400字程度)】

⭐︎専門に関することでも道端で発見したものでも、何でもいいので「小さなこと」を書く

似たようなテーマで書かれた日本語の文章を探し、自分の書いた文章の下に書き写す

※逆でもOK(書き写し→同じテーマで自分で書く)


後日読み比べてみる

 

このようにトレーニングをしてみると、より客観的に自分の文章を読むことができ、色々な発見があるものです。
何編か書いてみた生徒のノートを読んでみたのですが、少しずつ具体性が感じられるようになり、イメージしやすく読みやすくなってきました。
続けていくと大きな変化になりそうです。

文章力は、読み解く力やイメージする力、そして表現の幅など、実技試験においても必要な能力であると感じています。
留学生科では今後夏期講習にかけて、徐々にレベルアップしながら異なるタイプの課題を出す予定です。
それぞれの問題点と向き合いながら、一石二鳥(多鳥?)を狙っていきましょう。
留学生たちの成長が楽しみです!