カテゴリー別アーカイブ: 油絵科

入直がはじまりましたね!!!

こんにちは!油絵科夜間部です!
入試が近づき頭がかたくなってはいませんか?

前回構図についてすこし日本の浮世絵を使って紹介したので、今回はNYの写真家で光と色、構成にこだわったソール・ライターを紹介したいと思います。

現在Bunkamuraで3月8日まで展示しています。

彼の作品は大胆で意表を突くフレーミングと、油彩を思わせるこってりとした色のりのカラー写真は、とても興味深い作品がおおいです。

わたしもソール・ライターという写真家を知ったきっかけは
『写真家ソール・ライター 
急がない人生で見つけた13のこと』
という映画でした。
 映画の中で「人生で大切なことは、何を手に入れるかじゃない。何を捨てるかということだ」語り作品にする上で切り捨てるものの大事さを物語る。
また、「大した人間じゃない。わざわざ映画にするような価値などあるもんか」と語っているのは謙遜ではないのである。しかし、生涯を通じて写真に対するスタンスが一貫していたことは、この映画を見るとよくわかり、絵画と通じるものがあると感じる。
作品でその人の中身が見えてくるということは、こういうことなのかも知れない。とおもえる作品の数々。

入試の直前、センター後の気晴らしにでも…
見にいく時間がない方も作品を調べてみると構図の参考になるかも・・・?

https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/20_saulleiter/

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。油絵科です。

今年はちょうど干支も一周して2020年は鼠から気持よくスタートですが、受験を見ていると年が終わった感じが全くしなくて、俺達の戦いはこれからだぜ!的な気持ちで毎年年越しを迎えています。

さて、今日は干支にちなんで鼠の絵をご紹介させていただきます。

 

松井冬子

これは部分図で、本当にたくさんの鼠を描いています。 

Kikismith

か、かわいい!

Allison schulnik

か、かわいい!鼠?

デューラー

 アダムとイブの足元にいます。切れて見えませんが右側には猫が狙っています。

Cindy wright

 これは結構大きい絵です。

Bosch

ボスの作品は探せば色々といます。 

北斎

バケネズミ!

いろいろな作家がネズミを描いていますね。

3日からは油絵科ではコンクールを行います。相談して決めた課題をみんながどのように答えてくれるのか楽しみです。では、今年も頑張っていきましょう!

冬期講習突入!健康第一!!

こんにちは、油絵科です。
ついに今日から冬期講習開始。
冬期講習が終わったら入試直前講座に突入してあっという間に入試がやってきます。
とか言うと焦るか
全然まだまだ焦らなくて大丈夫なのですが、強大な敵、

それは風邪!!

こっからはなかなかの体力勝負になるため体調管理は必須です。
冗談ではなく真面目に。
インフルエンザなんて本当に厄介
(インフルエンザに気をつけるんだよ!と、言っていた人が次の日からインフルエンザでお休みになったのは恐怖でした誰とは言いませんが笑)

夜間部では話をしたのですが、
予防接種をうったからって油断してはだめですよ!

手洗いうがいが一番ですよ!!

(イソジンが個人的に好きです。うがい薬)

汚い手でおにぎりわしづかんで食べちゃだめですよ!!

(わしづかんでたおにぎりでデッサンはじめた人がそーいえばいましたね。)

モチーフ食べないで下さい!!

(芸大の手渡しでみかんが出た時、試験開始と同時に食べ始めた人がいて、あわてて『手渡されたモチーフは食べないで下さい!』と放送が入ったのは記憶に新しいですね。一人じゃなくて何人もいたってのがまたすごいですね。おいしかった!!!って言ってましたね。)

食べ物はアトリエに放置しないで腐る前にすてて下さい~

(ビンの中でカビの培養実験とかやめてね。絵にジャム使って、瓶の中のジャム腐らして臭くするのやめてね。綺麗ですよね~、これ。とかじゃなく。)

なんだか今書いてて、毎年毎年これでもかってほどキテレツなことがたくさん起こる時期に突入するんだなぁと実感し始めました。(書かないけれども本当に毎年ネタの宝庫過ぎてビックリしてます。)

決して誰もふざけてない、全員本気。だから更に面白くなってしまうんだよなぁ。
泣いたり笑ったり迷ったり進んだり。
こっからは入試終了までは濃い三ヶ月になります。
濃い三ヶ月を乗り切るためにはまず健康な身体がないと。

手始めに今日からの冬期講習。のりきりましょう!!!
(写真は現在上野の森美術館で開催されているゴッホ展へ行ってきた時の寒空の西郷さんです。ゴッホ展・・・めちゃくちゃ混んでたな・・・)

いよいよ2学期末!構図を楽しもう!

12月になり冬本番!という寒さになってきました。
皆さんもそろそろ二学期も終わりますね。

冬季講習に入る前にこれまでの自身の作品を振り返る時間も作ってみてはいかがでしょうか?
ということで基本のように思われる”構図”について考えてみましょう。

あなたは絵を描く時に構図にどれくらいの重みを置いていますか?

私、個人的には絵の制作者が誰かに向かって何かを伝える武器(道具)の一つになる大切なものだと考えています。
そこで、西洋絵画の印象派にも影響を与えた浮世絵の中から北斎の絵に隠された技のほんの一部を、ご紹介します!

北斎は毎回、人々を飽きさせない工夫を凝らした大胆な構図や奇抜なアイデアを「富嶽三十六景」に盛り込んでいたのです。近景は大きく、中景、遠景と行くに従い小さく様々な遠近法を用いて描いている。

「尾州富士三原」など最たるもので、手前の大きな桶の中に遠く小さく富士が描かれた、遠近法を巧みに用いた大胆で斬新な構図です。

強風で大変なことになっている「駿州江尻」は曲がりくねった街道が画面奥へと小さくなっていく奥行き感が楽しいですね。現在の絵画では一般的な描き方ですが、当時の浮世絵版画にとっての風景の扱いは背景やあしらい程度のものでしたので、ちゃんとした西洋絵画の遠近法を取り入れた「富嶽三十六景」は大変目新しく映ったのだと思います。

北斎は「北斎漫画」の中で「三ツワリの法」という独自の構図法を紹介しています。
西洋絵画の基礎的な構図法に三分割法というのがあります。これは簡易的に黄金分割の安定感を画面にもたらす便利な手法で、オランダから入ってきた絵を独自に分析し、その法則を発見したのは、おそらく北斎が初めてなのではないでしょうか!?

画面の上下左右を三等分して「二ツを天とすべし、一ツを地とすべし」と地平線の取り方を教え、縦の等分線では透視図法の消失点を説明しています。

「江戸日本橋」は消失点のある遠近法を用いた分かりやすい例です。川を中心に両岸の蔵をだんだんと小さくして目線を誘い、消失点の先には江戸城が配されて富士のお山と肩を並べるという構図、考え抜かれた緻密な構成なのです。

また北斎は絵手本「略画早指南」の中で、「規矩の二つをもって諸々の画なすの定位を教ふ」
つまりコンパスと定規で作図の原理を教える。幾何学的な視点を重要視していたのです。
そのコンパスと定規を駆使して描いたのが、「神奈川沖浪裏」。
大小いくつも描ける円と、山と波の三角、静たる山と動の波、緻密な計算の上での大胆な構図は時代を超え、海を越えて絶賛されています。

おまけにもうひとつ、北斎の遊び心を感じる“隠れ富士山探し”なる楽しい構図もご紹介します!!
「江都駿河町三井見世略図」などの瓦屋根の三角と富士の三角をリズミカルに並べた美しい構図はよく知られていますが、よ~くみると一見それとはわからないように富士山のシルエットが隠されている絵があります。

↓この中の隠れた富士を探せるかな??↓

このように視線を誘導しながら見せたい物へ誘っていくことなど今後の制作に役立てられればとおもいます。

では、冬季講習も頑張っていきましょう!!!!

油画科 コンクール

こんにちわ
新宿校 油画科 夜間部講師の山田です。

近頃急激に冷えてきましたね。体調管理には充分注意していきましょう!

二日間公開コンクールお疲れ様でした。
この時期のコンクールは大詰めを迎える前に今一度、自分を見つめ直すいい機会だと思います。

さて今回のコンクールの出題は
『人間の営み』がテーマでした。
とても普遍的で広義な言葉でもあり、みなさん多いに悩んだことかと思います。
ある意味では、よっぽどでは無い限り何を描いても問題は無いテーマであるからこそ、何を選択するのかが難しかったのではないかと思います。
そもそも美術、絵画の歴史自体が人間の営みと言うこともできますね。
またあらゆる世間ないし世界の出来事も人間の営みと言えるでしょう。
絵の事を考えるのは当然大事な事ですが、
表現者としてあらゆる物事に興味を持ち、日々何を見て、何をどう考えいるのかという事も大事な事だと思います。

そしてこの場を借りて『人間の営み』をテーマに作品を残したベン・シャーンという作家を紹介したいと思います。


ベン・シャーン (Ben Shahn)
1898年9月12日-1969年3月14日
リトアニア生まれ、アメリカ合衆国の画家
リトアニア芸ユダヤ人

人をモチーフの主題とする作家は数多くいますが、彼は社会派リアリズムの画家として戦争、貧困、差別、失業などをテーマにした絵画を制作し、上流階級であろうが街の洗濯婦であろうが区別なく人を描いた作家でした。

また1954年の核実験で被爆した第五福竜丸をテーマにしたシリーズやフランスのドレフェス事件をテーマにしたシリーズ、ガンディーやキング牧師など世界で起きているあらゆる時事や事件を人物を描く事で表現しています。
 

彼が石版画職人だったこともあり、版画の作品が多く見られますが線の取り方や形が面白いですね。彼のように世界で起きている事や日常で見かけて気になった事などをマメに絵に起こす事があらゆる想定課題にも対応できる力を作る秘訣かもしれませんね。

興味のある方は是非調べてみて下さい!

ではまた!