カテゴリー別アーカイブ: 新美

夏期講習 中期に入りました。

新宿美術学院 国立校 講師の武田です。

太陽の陽射しがギラギラしていますが、
急にゲリラ豪雨にみまわれたりする最近の夏。
出がけには天気予報のチェックが欠かせません。

国立校の夏期講習も、中期の後半戦です。
みんなちょっとお疲れ気味・・・とはいうものの、
ランチタイムはUNOで大盛り上がり、雄叫びをあげていました。
初めて会ったとは思えないくらい、みんな仲良しです。

静物モチーフ 夏らしいモンステラの葉。
モチーフ

静物モチーフの植物や果実は、鮮度が大切です。

形も綺麗で、みんなのデッサンの練習にもなって、それでいて日もちするモチーフ。
実は毎回、かなり苦労しています。

全景3

全景1

全景2

全景4

石膏像は、光の印象も大切です。
マルスの位置決めも、微調整しながらベストポジションを探します。

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来週からは後期がスタートします。
デッサン、油画、平面構成の3コースに分かれ、それぞれ専門課題を勉強します。
ご興味のある方は国立校まで。  042-577-1117

デザイン科夜間部より

こんにちは。デザイン科夜間部講師の大島です。

昨日は多摩美の田口先生を迎え、新学科として今とても注目されている統合デザイン学科の説明会が行われました。

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グラフィックデザイン学科とプロダクトデザイン学科の良いところを取り入れたようなカリキュラムがとても魅力的。かなり忙しそうな学科ではあるけれど、充実した学生生活が送れそうですね。併願しやすそうな入試課題なので、ちょっとでも興味がある人は積極的に受験する方向で考えてみましょう。なんなら私が受験したいくらいです。

 

さて夏期講習も中盤に入りました。
現役生もちょっとずつ成長の兆しをみせていますので、その成果の程をちょこっとだけ紹介させてください。以下は「お菓子と両手」という課題で、すべて現役生(高3)の作品です。

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こういうアイス、そういえば子供のころ食べましたね。
ソーダ味で、夏の暑い日、セミの鳴き声を聞きながら友達と半分こして…幼い頃の記憶が蘇り、講評中に思わず郷愁にかられてしまった作品です。手の描写はもっとイケると思います(木の棒の描写はいいと思います)。

 

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サイコロキャラメルは他の人もモチーフにしてましたが、これは持ち方を工夫してますね。間近でみたときの描写も丁寧でした。紙の厚みや質感をちゃんと表現していて「わかってるな…」と思います。ポーズは少々アクロバティックで、実際やってみると指がつりそうです。
ちなみに明治のサイコロキャラメルの発売は1927年だそうです。86歳。すごい。

 

 

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流れのある連続性が美しく分かりやすい作品ですね。上手にモチーフを利用しています。
手の描写と形がまだ気になるかな…とはいえ今の時期としては描写や考え方は良い感じなので、このまま頑張ってほしいですね。ちなみに私はたけのこの里より断然きのこの山派です。

 

 

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ドーナッツの輪っかと、片方の手でつくった輪っか。
これもテーマが分かりやすい作品です。手の描写は悪くないんですけど、ドーナツの質感描写がもう少し美味しそうに描けてると良かったですね。業界用語でいうと、いわゆる「シズル感」というやつです。
どうでもいいんですけど以前フランスのスターバックスにて、日本語のイントネーションで「チョコレートドーナッツ」って屈強そうな黒人の店員に言ったらまったく通じなかったどころか爆笑されたことがトラウマです。

 

最近は美大を目指すきっかけがアニメや漫画やゲームという学生がたくさんいます。

むしろ私たちの多くはレンブラントやミケランジェロをみて美術の道を歩むわけではありません。幼い頃からアニメや漫画のキャラクターをノートに模写したりしながら絵が好きになり、その延長線上で美大を目指そうと思う人も多いのではないでしょうか。

そうして美大予備校に通い始めるわけですが、当然そこではこれまで趣味で描いていたような絵は描けず、予備校で用意されたモチーフを描かされ、講評では形が狂っているなどと指摘されます。本当はイラストや漫画を描くのが好きだっただけなのに、いきなり「デッサン」や「デザイン」の勉強を始めさせられるのです。

そうして予備校生活が漫然なものとなり「自分がなにをやりたいのかわからなくなってきた」「なんのために予備校に通っているのかわからない」と感じ始め、いつしか楽しかったはずの絵を描く行為が徐々に苦しくなってくるという人もいるのではないかと思います。

そこで、いわゆるサブカルチャーからの流れでなんとなくデザインに興味を持った学生には私はこの本を見せることにしています。

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これは「アイデア」という有名なデザイン誌ですが、近年サブカルチャーの分野におけるデザインも特集されています。普段目にしているような漫画からここには絶対掲載できないような本までデザインの対象として扱われています。

この「アイデア」誌に目を通すと、予備校で学んでいること(デザイン科の受験勉強)が、どう自分が好きなもの(漫画やアニメ)に結びつくのか少しイメージしやすくなるのではないかと思っています。

「資生堂の広告いいよね」とか「田中一光のグラフィックデザイン格好いいよね」なんて会話ができれば話は早いのですが、普通に日本で暮らして来た高校生が、全員が全員いきなりそんな知識と感性を持つのは無理があるでしょう。というわけで、こういったところから少しずつ「デザイン」のことを理解して好きになってもらえればと思っています。

この本は私物ですが、興味がある人は声をかけてもらえれば見せることができます。
思い悩んでる人は是非どうぞ。

夏期講習も佳境に!

こんにちは、油絵科夜間部です。

我が新宿美術学院の夏期講習会も、丁度、真ん中らへんにかかりました。
講師の先生も受講生のみなさんも、大変もりあがっており、このブログでは
なかなか、お伝えできないのが残念です。

まだ後期が残っています。

受講されていない受験生は、ぜひ体験して実感してみることを、おすすめします。

 

基礎科 夏期講習会 ~中期報告~

初めまして!!!基礎科講師の島田です!!!
八月に入り、暑い夏もいよいよ本番となって来ました!

新美の夏も本番です。

基礎科夏期講習会中期では、それぞれの専攻に合わせた専門課題を行っています。
今回初めて専門課題にチャレンジした子達も、慣れない道具や素材に試行錯誤しながら集中して制作しています。
専門課題となると、自分の興味のある分野の作品を作ることが出来るので、みんな生き生きしています!
普段のデッサン課題とはひと味違った一面を見せてくれます。
みんな何やら楽しそう…!

夏期中期油

◯油絵コースです。
色鮮やかな油絵の具を練ったり、重ねたりしながら描いていきます。
今回はビニール傘をモチーフに描いています。よく目にする物だからこそ知らなかったことが沢山有ります。例えば…傘の骨は何本有るの…?

夏期講習2

◯デッサンコースです。
デッサンは全ての科において一番必要な観る力を学ぶことが出来ます。一見シンプルなモチーフでも、見ようとして観れば観るほど沢山のことが見えてきます。
夏期講習会では沢山の人の絵を一斉に並べてみることが出来るので、とても刺激になります!

夏期講習3

◯日本画コースです。
沢山の種類の透明水彩絵の具をパレット上で混ぜながら、モチーフの良さを引き出して描きます。
夏期講習ならではの夏らしいモチーフですね。
プラムとスイカが、みずみずしくて食べたらおいしそうに描けています…!

夏講・デザイン

◯デザイン・工芸コースです。
こちらも夏らしくスイカを描いています。みんな集中しています!
誰が1番おいしそうに描けるか楽しみですね…!

以上 基礎科夏期講習中期 中間報告でした!!!

 

 

 

夏期講習会 中期 テキスタイルコースアトリエ

夏期講習会中期テキスタイルコースアトリエ

私大コース 古関です。

とうとう8月になってしまいました。

現在、新宿美術学院では夏期コースの中期の授業の真っ最中です。

多摩美生産デザインテキスタイルコースでは、
花をモチーフに絵を描くのですが、とてもきれいなので写真をアップしてみました。

ひまわり(大きい!)と極楽鳥花、アンスリウムの組み合わせ、
とっても夏っぽくて良いと思います。

受験にとってこの時期は大事なものです。
講習会生はみんなとっても頑張って制作しています。

また、これから始まる後期(8月12日から24日)までの各コースも
申し込み可能ですので、夏は新美で頑張ってみましょう。

テキスタイルコースアトリエ写真

テキスタイルコースアトリエ

花のモチーフ

ひまわりが大きい!