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2025年度 入試を終えて。

新宿校  昼間部 私立美大デザインコース講師の笹本です
全国の私立美大受験を終えた皆さま 本当におつかれさまでした。これから国公立、後期日程の試験を控えている受験生は体調に気をつけて 自分を信じて最後までがんばってください!
この場をお借りして 昼間部 私立美大デザインコースの入試結果をお伝えしようと思います。
今年度は在籍する生徒のうち多摩美術大学 グラフィックデザイン学科を第1志望とする生徒が 26名いました。昨年11月に行われた学校推薦型選抜試験では 16名が受験して 11名が合格。最終的に 26名のうち 21名が多摩美術大学 グラフィックデザイン学科に合格。合格率は 80.7%でした。
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科を第1志望にしていた生徒は 5名。そのうち 4名が合格。合格率は80%でした。
その他に 多摩美術大学 プロダクトデザイン専攻、テキスタイルデザイン専攻、情報デザイン学科、工芸学科、劇場美術デザインコース、武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科、基礎デザイン学科、空間演出デザイン学科、デザイン情報学科、東京造形大学を 第1志望にしていた生徒たちも合格しています。
今年度も担当する生徒ひとりひとりが、第1志望校に合格するための指導と対策を講師一丸となり本番に臨みました。結果として、たくさんの生徒たちが合格を掴みとることができ、その喜ぶ姿を目にすることができました。しかしその反面、第1志望校に届かず悔し涙を流した生徒がいたことも事実。悔しい…!
さまざまな想いが交錯するなか、大学生になる卒業生たちも受験生になる皆さまも春に向けて、ゆっくりと少しずつ気持ちを整えながら準備を進めてください。
最後にお知らせです。ほんの一部になりますが、明日(2/28)より新宿校1階ギャラリーにて再現作品の展示が始まります。興味のある方はぜひお立ち寄りいただければと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《基礎科》受験日への心の持っていきかたについて

人間の心というのは不思議なもので、
土壇場で自分に嘘をつける人はあんまりいないんじゃないでしょうか。

土壇場で「頭真っ白になった」とか「いつもやらないことやっちゃった」とかよく聞きます。

自分が普段どれだけやってきたのかが偽ることなく試されてしまうのが、受験などの本番です。

受験当日落ち着いてできるというのは要は、「これだけやってきたのだから大丈夫」と自分に言い聞かせられるぐらい、この1年を過ごせたか?なのではないかなと思っています。

その時に「いやまだやれた、、、」「あーあそこやっておけばよかったな、、、」
なんてことを思ってしまうと、建物の土台がすこしずつ崩れていってしまい
ガラガラと色々なものがそこから崩れてしまうのではないでしょうか。
(落ち着いて考えればできたこととかもできなかったりするんですよね…)

基礎が大事、とよく言いますが、本当の基礎というのはそこなんではないかと僕は思っています。
どんな問題が来ても揺るがない基礎や土台。
それはやはり数や経験なんではないかなと。

時短や効率化というものがたくさん世の中に増え、とても便利になってく一方で、
身近なうちに身についたスキルや知識は、抜けていくのも早いです。
短時間かつ効率的に身についた技術に対して、絶対大丈夫、と自信を持てたら良いのですが、
やはりそうはいかないのが人間なんではないでしょうか。
世の中の技術の進歩はこの100年でとんでもなく急速に飛躍しましたが、
人間の本質というものはそんなに変わるものではなかったりします。

努力とか根性論ではなく、
自分が自分で信じられるぐらいやってこれたか?
それを自分に問われる瞬間が、受験というその日なのではないでしょうか。

大人になってくると、
試験や受験というものが減ってきます。
そうすると、自分がどれぐらい普段やってきたかという客観的な物差しみたいな
ものがなくなってきます。
意外とそういうものがあったことで、「ああもっとやらないとな」とか
「今回頑張ったな」とかわかったりしてたんだな、と思ったりもするわけです。

今週末、多摩美術大学、武蔵野美術大学の合格発表です。
基礎科にいた生徒さんのほとんどが受験をしていますし、
このまさに今ドキドキしながら発表の日を待っているのではないでしょうか。

皆さんが悔いなくこの1年過ごせて、しっかりその結果がついてきていることを
基礎科から願っています。

スタートアップ、スタート

 

こんにちは、留学生科です。

まだまだ厳しい寒さが続きますね。
2月から留学生スタートアップコースが開講されました。
今年は例年より遅いスタートですが、皆さんスイッチを入れてがんばっています。


スタートアップコースでは恒例化しつつあるのが、石膏デッサンです。

4月以降デザイン科夜間部で石膏を描く機会は多くないので、この期間ならではの課題を楽しんでもらえたらうれしいです。
とにかく難しい!と感じる生徒もいるかもしれませんが、石膏はデッサンを理解するうえで大切なことを学べるので、ぜひ勝負してみてください。

講師のデモストをしっかり見れるのもこの時期ならでは。
たくさん見てたくさん聞いて、みんなで新年度に備えられたらいいですね。

 

このコースは3月15日(土)まで。
体験も可能です!

 

映像科:入試直前!!

こんにちは。映像科です。
入試直前講座も佳境となりました。東京造形大、日芸映画学科の試験も終わり、いよいよ武蔵美の試験前最後の一週間に突入しています。
試験本番を想定した課題制作を繰り返して、3時間のペースに慣れ、どんな出題であっても満足いく作品を制作できるようになることが目標です。

実技試験直前のこの時期は、画材をしっかり確認して、もしも足りない物があれば補充しておくことも大切です。
色鉛筆やパステルがきれいに揃っていることで感覚テストの制作もスムーズに始められます。
また消しゴム類も少し多めに持っていくと良いと思います!

2月に入って、少しだけ春の予感も感じられる気候です。
この先には必ず良い結果があると信じて、もう少しだけ頑張りましょう!!

◎◎◎春のイベント◎◎◎
「多摩美・武蔵美 合格者再現発表&体験談 私大デザイン・映像科」
2/24(月・祝)17:00~18:30 in ena美術新宿(新宿校)
映像科では合格者に武蔵野美大映像学科の「感覚テスト」入試再現をしてもらい、映像科受験のポイントなどお話しいただく予定です。4月から美大映像メディア系の受験対策を考えている方には参考になるはず。ご参加お待ちしています!

↓↓SNS(映像科公式)もよろしくお願いします!
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映像科の授業
オンライン教育科(映像コースを開設)

《基礎科》りんごがいっぱい2025

この時期電車に乗ると、すいてる時は良いのですが、
満員電車の時間帯に暖房がついてると「え、なんで!?」となってしまいます。
そもそも家を出る時は外の気温に合わせて服を選んでいるので
その服装のまま電車に乗ると当然暑いわけで。。

また人間の体温というのは意外と高いので、満員になるだけで
それ自体が暖房になるというか。。
上着を脱いで乗ろうにも上着を脱ぐと手が塞がって吊り革に掴めないとか。
冬自体は嫌いではないのですが、
そんなこんなで冬の電車が苦手です(汗っかきには夏も冬もきついですね)

みなさん一体どうしてるんでしょうか。

上着をぶら下げるホルダーがあれば良いなあと思い、
調べてみると意外とあるようですね。こういう「あったら良いな」から
新しいデザインは生まれてきたりします。
例えば、小さく折りたためるアウターはありますが、収納時にエコバッグみたいに取っ手がついて
ぶら下げられるような展開の仕方があると電車に乗る時楽かもしれません。
僕は会社員の時、2社製造業に携わっていた癖で
こんなふとした「もしあったらいいな」をメモを取ったり、
実際に作ってみたりをいまだに行なっていたりします。

美大に入る前からでも、表現やデザインはどんどんしてみて良いと思いますので
ぜひこういった気づきを流さずに、表現に活かしていけると良いかもしれませんね。
(明日から電車に乗るときにエコバッグにアウター入れようと思いました)

さてそんなことを言ってる間に
1月もあっという間に最終週です。早いですね。。。
共通テストも先週終わってしまったので、
基礎科の高校2年生にとっては共通テストまで1年を切ってしまったわけです。
今年の試験内容を一度解いてみて、
自分のできるところ、できないところをしっかり把握してみると
1年の計画がしっかり立てられると思います。

基礎科では毎年恒例の[そっくりりんご課題]がスタートしました。
->以前の様子
https://www.art-shinbi.com/blog/20210210/08/

今年も力作がたくさん出荷される予感です!

基礎科は今年から参加された先生が多いので、
実際に生徒さんたちと一緒にやってもらうことにしました。

先生たちでも意外と大変だったりするんです、この課題。

ちなみに工芸科の先生はさすが模刻をする機会が多いので、
こう言った課題はお手のもののようです。

こちらはデザイン科の先生の栗。
もうどちらが本物か全然わかりません。。。

講評が楽しみですね!

ではでは。