カテゴリー別アーカイブ: 新宿校

芸大デザイン総合コース

こんにちは。

先日、工芸科と合同リサーチ課題で小石川植物園に行ってきました。

野生さの残る起伏に富んだ地形と、様々な種類の植物を観察しました。

後日それぞれの視点で作品制作し、アトリエ廊下に展示しています。

今はまだ考えていたことがうまく表現できなかったりもしますが、日々の受験課題の合間に自らモチーフや課題を探して制作提案する大切さを作品から感じます。

 

第2回構成ゼミ(レイアウト)、第3回構成ゼミ(コンセプト)も充実した内容でした。

短時間で構成案を何個も出す経験をきっかけにしてこれからの制作に活かしていきましょう。

 

石膏描き出しコンクールに向けてデッサン課題を励んでいます。

 

 

デッサンについて考える日

皆さんはなぜデッサンをやるのでしょうか。

受験生ではなくても、絵を描く皆さんはデッサンというものを必ずやっていることと思います。

では改めて、皆さんはなぜデッサンをやるのでしょうか。
試験で出るから、先生に言われたから、上手くなりたいから。
どうでしょう。
私たちの先輩も、そして巨匠と呼ばれる人たちもみんなデッサンをやっています。

 

ピカソ(引用:https://matome.naver.jp/odai/2138467508251908201より)

モランディ(引用:https://dessinweb.jp/SHOP/MO-0003.htmlより)

ドガ(引用:http://kousin242.sakura.ne.jp/tanaka/近代/ドガ/より)

レンブラント(引用:http://www.artmuseum.jpn.org/rembrndtjigazou.htmlより)

ダヴィンチ(引用:https://matome.naver.jp/odai/2135487510919505801より)

 

鍛錬というものもあれば、それだけで作品と言うものまで、色々なデッサンが存在しています。皆さんはどういう意識で、いま目の前の画面と向き合っているでしょうか。

私も、新美の先生方もみんな同じ道を歩んできました。そして、デッサンとは何か、なぜデッサンをするのかという問いをどこかで必ず考えてきたことと思います。

基礎科は全ての科の志望の学生が在籍しているため、油絵、日本画、彫刻、デザイン、工芸の先生が日々入れ替わりで教えています。
授業の中で話したりもしますが、それぞれの先生で、視点が多少違います。物を捉えるための基礎部分は同じなのですが、考える軸や重きをおいている部分が違うことがあります。

それはおそらく、科が違うからということなのですが、ではなぜ科が違うとデッサンが変化するのでしょう?
同じデッサンをしていても、違う考え方があるというのは当たり前のようでいて、少し不思議です。

6月23日のイベントでは、同じ静物モチーフを5科の先生が描きます。
そして、科ごとの意識の違いの話から、最初に書いた「なぜデッサンをするのか」という話まで座談会の形で皆さんにお話ししようと思っています。

デッサンをすることがどう将来に結びつくのか、これも皆さんが知りたい疑問なのではないでしょうか。卒業生、在学生、それぞれの経験をお話しします。

ただ闇雲に目の前に出されたモチーフを描くだけではなく、なぜデッサンをするのかが少しでも明確になれば、自分の思い描く絵に辿り着く手助けになるのではないかと考えています。
当日は僕らが喋るだけでなく、皆さんの質問も受け付けて答えていきたいと思っています。

基礎科生だけでなく、受験生、新美生じゃない方々も是非参加して頂けたらと思います。
当日はデッサンについて、普段考えないことを皆さんで考えてみませんか?
お待ちしています。

お申し込みはこちらから
https://www.art-shinbi.com/event/event-drawing-discussion.html

映像科:課外授業&映像制作実習

こんにちは、映像科です。5月後半から6月上旬にかけての木金日コースの授業では「映像について広く/深く知る」ことをテーマにして特別授業を行いました。

まずは課外授業として映像メディアを扱う会社「東京光音」さんに見学へ。
新美新宿校のご近所にあるこちらでは、映像の修復・復元に関わる業務をされています。見学では社員の方に映像メディアの移り変わりについてのレクチャーをしていただき、その後実際にフィルムやテープといった映像メディアをデジタルデータに変換する作業を見せていただきました。35mmフィルムが4Kに変換されるプロセスを見ることはとても貴重な体験でもあり、講師も含めて「映像」について考え直すきっかけにもなりました。(東京光音さん、ありがとうございました!)

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日曜日の授業では現在日本科学未来館で開催されている「文化庁メディア芸術祭」の受賞作品展へ。二会場あり見て回るだけでもなかなか大変で課外授業らしい記録を撮れませんでした・・・。この日の課題としては、自分の興味と繋がりそうな作品をジャンル問わず取り上げてレポートしてもらいます。メディア芸術祭はアートとしての映像だけでなく「エンターテイメント」「アニメーション」「漫画」と様々なカテゴリがあります。

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そして先週は久しぶりに教室に戻り、木金日の3日間で映像制作実習です。プロジェクターを使って映像を『投影する』ことを条件として映像インスタレーション作品を制作するという内容。グループワークですが、誰かひとりのアイディアを実現するというよりは、ディスカッションしながら具体的な内容やテーマを深めていきます。制作期間は実質2日間でしたが、予想以上に手の込んだ作品が見られました。

なお今週末は「映像鑑賞課題」と「武蔵美のオープンキャンパス見学」。
来週からは実技試験に近い形式の制作を行います。

5月、近況。

暖かくなってきました。夏の気配がしてしました。

デザイン工芸科夜間部です。

夏の気配ということで、夏期講習会のパンフレットが出来上がってきました。表紙はデザイン工芸科のとって馴染み深い、黄色の水入れです。なかなか良いデザインです。夏期の申し込みも6月1日から始まりました。通常授業の演習課題を夏期講習会の実践的な課題に応用していく、夏期講習を合わせたカリキュラムとも言えます。夏をどうやって過ごしていくのか、しっかりと考えてください。

https://www.art-shinbi.com/season/summer/index.html

 

5月の後半では、学生講師を中心とした大学説明会がありした。世代の近い大学生による大学説明は、とても身近に大学を感じることが出来ることもあり、生徒も志望校を決める良い機会になるようです。プレゼンテーションを作ってくれた学生講師に感謝です。

課題は、やらなきゃならないことがたんまりとあるので、その中からこの時期に合う課題を厳選してやっています。夜間部は、時間のやりくりが大変です。

去年のカリキュラムの中で上達に有効だった企画や課題を、実施する時期や内容を修正して今年にいかしています。企画、課題、資料は毎年少しづつ更新していくことで、入試傾向の変化にも対応します。

毎年少しづつ、リニューアルです。

映像科:「映像って何?」を考えるための図書の紹介

こんにちは。映像科です。
今週の木金日コースでは「映像」と認識される様々な表現や技術についてのレクチャーや課外授業を予定しています。というのも一口に「映像」と言っても指している対象は幅広く、映像科の学生も(講師も?)「映像って何ですか?」というストレートな質問を投げられると、一瞬固まってしまうことがあります…。興味ある分野に限らず、映像を使って表現する人は「映像とはこういうもの」という自分なりの考えを持っておきたいものですね。
今週の授業の詳しい内容はまた機会があれば紹介しますが、今回はそうした「映像って(そもそも)何?」ということを考える上で参考になりそうな図書をいくつか紹介してみようと思います。しかし紹介する上でいつも困るのは、映像が技術的につねに更新されてゆくこと。必然的にある程度新しい情報に触れることが必要になります。もちろん内容的に古びない本も沢山ありますが、今回はこの1〜2年くらいに出版された本限定で選んでみました。

・『インフラグラム 映像文明の新世紀』港千尋/講談社選書メチエ
・『アニメ制作者たちの方法 21世紀のアニメ表現論入門』高瀬康司など/フィルムアート社
・『ヴァナキュラー・モダニズムとしての映像文化』長谷正人/東京大学出版会
・『スクリーン・スタディーズ:デジタル時代の映像/メディア経験』光岡寿郎など/東京大学出版会
・『現代写真アート原論「コンテンポラリーアートとしての写真」の進化形へ」』後藤繁雄など/フィルムアート社
・『ホンマタカシの換骨脱胎:やってみてわかった!最新映像リテラシー入門』ホンマタカシ/新潮社
・『インスタグラムと現代視覚文化論』レフ・マノヴィッチ/BNN
・『ゲームする人類-新しいゲーム学の射程』中沢新一など/明治大学出版会

やや難しそうに感じる本も入れてありますが、手に取ってみて自分の興味と繋がりそうな部分から読んでみることをおすすめします。