こんにちは。年末年始の休館日は、以下のようになっております。
【新宿校】
・12/31(水)~1/2(金) 休館
※12/31(水)の学科講座に関する当日のお問い合わせは、新宿セミナー(03-5309-2531)までお願いします。
【国立校】
・12/30(火)~1/2(金) 休館
※冬期講習期間 12/22(月)~29(月) 1/3(土)~6(火) の国立校受付時間
9:00~16:30
★お間違いのないようお願いいたします。
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【国立校】
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こんにちは。油絵科の関口です。
先週は冬期講習に入った途端、急に寒くなりましたね。インフルエンザも流行っているそうなので、皆さんも十分気を付けてお過ごし下さい。
さて、先週の続きです。
油絵に使うオイルは沢山ありすぎて難しいですよね。今日はカテゴリーに分けながら説明しようと思います。



合成樹脂
・アルキドメディウム
合成樹脂のアルキド樹脂は乾燥が非常に早く、数時間で接触乾燥する為、速乾性のオイルやチューブ入りのメディウムにも多く使われています。乾燥後は若干黄ばんだり茶色っぽく変色する傾向がありますが、強度的には天然樹脂よりも若干の柔軟性があって比較的安定しており、変色を計算に入れれば十分に使えるオイルだと思います。特に受験生には欠かせないオイルなのではないでしょうか。個人的にはシッカチーフ(乾燥促進剤)をオイルに混ぜるよりはアルキド樹脂を混ぜた方が、色んな意味で安全な気がします。
?乾性油
油絵具には必ず入っている重要なオイルで、顔料を画面に定着する接着剤になります。但し受験生は、乾燥の遅い乾性油を使いこなすのはかなり難しいかもしれません。
乾性油とは文字通り「乾く性質のある油」の事を言います。ここで言う「乾く」とは、常温で酸素と結びついて固まり、再び元の液体に戻らない状態を指します。専門用語では酸化重合と言います。逆に不乾性油というのもあり、文字通りいつ迄経っても乾きません。サラダ油やオリーブ油等がそれに相当します。乾性油には種類も色々あり、サフラワー油、クルミ油、ヒマワリ油等も乾性油ですが、日本ではあまり出回っていません。
あと、粘度の強い(水飴状の)スタンドリンシードやサンシックンドリンシード、他にも普通のリンシードより乾きの早いボイルドリンシードという加工された乾性油もあります。乾性油に何を使うかは絵のタイプや自分の好みによります。

・スタンドオイル
それぞれの特徴を簡単に説明すれば以下のようになります。
・ポピーオイル(芥子油)
乾きが遅い
堅牢性はリンシードに劣る
サラサラしている
乾燥後黄変しにくい(実際は少し黄変する)
値段が高い
・スタンドオイル(リンシードオイルを空気に触れさせずに加熱したもの)
乾きが遅い
粘度が強い(トローンとした水飴状)
黄変しにくい(実際は少し黄変する)
?・シッカチーフ
こんにちは先端科です
クリスマスとお正月が近づいてくることが、今年ばかりはあまりありがたく思っていないかもしれない受験生のみなさんに向けて、先端科ラジオも今回で4回目です。
受験が近づき不安が募ればつのるほど、受験生としては講師の先生に助言を求めたくなるものです。あわよくば、何か「ひとつの」「答え」が欲しい!
それなのに、、、先端科の3人はいつもどうしてバラバラなことを言うの?!
という(聞かれてもいない)疑問にこたえることからスタートして、
「コンセプトやテーマってないといけないの?」「そもそもテーマって何?」という問いへと続き、
そして話は何故か、アイデアが出なくて追いつめられたときどうしてる?という切実な問題へと寄り道し、
講師3人の個人的で具体的な経験談が飛び出します。
先端科の本音トークをお聞き逃しなく!
こんにちは工芸の松井です。
関東は連日の快晴で空気が乾燥していますね。爽快な天気ですが大切な時期ですから風邪など体調を崩さないか心配です。
今年は新種の変異インフルエンザウイルスが猛威を振るいそうとゆうことで、ワクチンの効果があまり期待できないようです…皆さん手洗いや嗽、マスクの着用を欠かさず体調に気をつけてくださいね。
下の写真は冬期講習会での13年度合格者のデモンストレーションしてもらった作品です。立体、デッサン、色彩と3人にお願いしたのですが、久々の制作にもかかわらずなかなか良い内容で受講生達にとって刺激となるよい機会となりました。技術的な差は殆ど無いだけに、やはり「自己を客観視できることが大切なんだよな」とあらためて感じてもらえました。



さて、センター試験も近付き学科の成績がとても気になる時期ですね。僕が以前読んだ本で『思考の整理学』という本がありまして…自身の思考からアイデアを生み出す為の工夫や、思考の整理の仕方について書かれた本でしたが、その中に書かれてたことで(空覚えですが…)、人は睡眠中に脳内で記憶の整理が行われていると聞きました。不必要な情報を忘れる事も必要で、睡眠はとても大切です。朝起きて食事を摂ると血液が胃など消化器官にまわり脳の働きが鈍るようです。ですから目覚めてから朝食を摂るまでが脳の働きが最も良い時間!しかも短時間の昼寝でも同じ効果が得られるとのこと。1日に2度、あるいは人によって3度、脳が活性化する時間を作る事が出来ることになります。しっかりと睡眠を取り脳が活発な時間に学科をする!限られた時間を効率良く使えるように工夫することは大切ですよね。
美術系…学科が苦手な人(嫌いな人)も多いと思います。諦めず1点でも加点に繋がるように勉強する環境など見直してリフレッシュしてもうひと頑張りして下さいね。
こんにちは。彫刻科の小川原です。
11月末にムサビの自己推薦入試の合格発表がありました。今年の受験者は11名で、合格者は5名でした。新美からは3名受験して、3名全員が合格!!素晴らしい結果でしたね!
それまで全てが未経験であっても時間をかけて作品制作を行い、面接、作文、ファイル制作の対策がすることで、しっかりと合格を手にする事が出来ると言う事が実証されたと思います。そういったサポートがしっかり出来る体制が推薦入試を勝ち抜く為には最も重要なのだと実感しています。
合格おめでとう!
さて、2学期後半は短時間特訓や構成課題が多かったのでブログに載せられる作品が少ないですが、いくつか紹介していきたいと思います。
K.S君の作品。6時間。

最近は芸大の入試傾向として模刻が続いています。それも割と小振りなモチーフが連続して出題されています。今回の課題は入試に合わせて6時間で制作してもらいました。短時間での模刻となると、観察と同時に構造や印象の分析が必要だったり、増してやアバタのように皆がつくり慣れている像だと、事前の知識が制作のスピードを早める事にもつながるので、それまでの経験がしっかり役立てられるかという事も重要になります。この作品はアバタを説明する上で必要なポイントがしっかりおさえられている事が評価できます。
T.U君の作品。6時間。

明解かつ自然に全体が捉えられています。像全体が持つ印象(動きや量や形)を高い精度でまとめあげられている事がこの作品が評価に値する最大のポイントと言えるでしょう。この作品も6時間制作ですが、本番もブレること無く合わせていけると良いです。
R.Y君の作品。6時間。

やや伸び、たわみの表現に対して消極的な面も伺えますが、画面をコントロールする力は素晴らしいです。顔を似せてきている事にも好感が持てます。安定感は1度限りの受験を勝ち抜く為に重要な事なので、入試までしっかりバランスを保ちながら照準を合わせていって下さい。
T.U君の作品。7時間。

モデル首像です。一見荒々しいようですが、土付けのすべてが形のリアリティに反応出来始めています。方法論としてではなく、実感を持ちながらこの表現を追求していって下さい。もともとデッサン力があるのでかなり効果的に結果に結びつくはずです。
K.S君の作品。6時間。
以前から土付けに魅力があり、それが強みでした。しかしどこかで構造のずれがあり、それが作品として大きくマイナスになってしまうのがもったいない点でしたが、この作品は全体がかみ合って響き合わせられていると思います。その事で自然に生命感がしっかり出ている事がこれまでの作品と違うところです。作業が狭い視点になる事のないよう気をつけて、作品全体での魅力をしっかり考えていければ全く問題ないです。
T.F君の作品。6時間。
土付けに独特の柔らかさがあり、魅力を感じます。鼻の下面の不自然さや、耳や髪の説得力不足が補えたら素晴らしい作品に化ける予感をさせてくれる。そんな作品です。この時期6時間でこのくらい出来るのであれば十分間に合うと思うので引き続き頑張って下さい。
T.U君の作品。6時間。

土の一手一手の重みが増してきたように感じます。ただ表面をならしていくのではなく、全てに厚みと緊張感を感じてやり取りしていく事で初めて作品に深みが与えられるでしょう。そうして初めて生身の人間の魅力が表現できる訳です。かなり良くなってきました。これからが楽しみです。
小川原。奴隷プロセス3.5時間。

アタリから全体のバランス(動き、量、印象)を、最も魅力的な構図となるように心掛けながら捉えます。

内側の構造を確認しつつ、アウトラインの精度も一緒に高めていきます。

光源を整理しながら調子を乗せていきます。顔も具体的にはまだしませんが、細部もサイズ感や位置関係を含め似ている事をこの段階で確認します。

ガーゼで奥行きのある面や下の面をおさえて空間表現の為の下地をつくります。手前部分は全くガーゼを使っていないのが分かると思いますが、こうして下地から表現に差を付けるのも最終的に要素の多い作品に仕上げていく上で重要な事です。

少しずつそれぞれの形を具体的にしながら完成のビジョンを高めていきます。この辺りの段階はそのまま最終的な完成に影響してくるのであまり狂いは残しておきたくはないです。

完成に向けて全体のまとまり感や、より具体的な印象を深めていきます。画面を触りすぎて弱まってしまうようならこのあともう一度下地として強めていく作業を入れたりもします。

最終的には作品としての言い切りをしっかりやりきりましょう。言いたい事が曖昧な作品はスルーされてしまいます。その上で、表現が独りよがりでなく、第三者が共感できるものであれば必ず評価されます。デッサンもあくまで美術表現である事を忘れないで下さい。形を合わせるだとか、調子をコントロールするだとか、完成度を上げる。と言ったものは当たり前の事です。それを責任を持ってやり切った上で何が言いたいのか。それをはっきりさせましょう!
さて、冬期講習がはじまり、受験も目前となってきました。緊張感も高まってきた事と思います。しかし焦ってはダメです。焦っても何も良くなりません。残りの時間でやれる事は限られている訳だし、その時間を最も有効に消化していく為に何が必要か考えてみて下さい。
残りの時間の使い方次第で結果はかなり変わってくると思います。受験間近とは言え、恐いのは「受験」しか目に入らなくなってしまい、自分の作品が冷静に見えなくなってしまう事です。
悔いの残らないよう、やるべき事をやりきりましょう!