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11月です。少し寒くなってきました。

11月です。少し寒くなってきました。今年は、人前で咳をするのも難しいですね。皆さん、風をひかないように気を付けましょう。

デザイン・工芸科夜間部です。

11月には芸大の公開コンクールがありました。デザイン総合のブログ記事で報告があるかと思いますが、デッサンの公開コンクールは見てきたので簡単に報告です。現役生はデッサンの修練の時間が、浪人生よりもどうしても少なくなってしまいます。少ない枚数で、効率良く腕を上げていくのかを考えることが必要だと思います。単純に描くだけではなく、ファイルにまとめたりして、分析をしてみるのも良いです。携帯電話のカメラ機能が充実してきているので、文明の利器をふんだんに使うのも良いでしょう。色々と作戦を考えていきましょう。

もちろん、一枚一枚しっかりと描いていくことも大事ですね。がんばってください。

 

夜間部私大系では、11月からの年内に準備すること、学科のやり方、息抜きなどなどについて、去年の先輩たちに来てもらい体験談を語ってもらいました。みんな真剣に聞いていました。やはり年の近い先輩の体験談というのは気になるのでしょう。質問もたくさんあって、時間が足りないくらいでした。先輩方、ご足労ありがとうございました。

寒くなって、ウィルスの活性化が心配になります。マスクの着用、手の消毒を徹底していきましょう!

筑波大 学校推薦型選抜対策講座 

秋葉原校です。
11月になり、校内では総合型選抜や学校推薦型選抜のための面接や実技対策、
留学生の志望理由書チェック等、目まぐるしい毎日です。
一般の生徒、推薦の生徒、留学生、帰国生…みんな頑張っています。

先日web上にアップされましたが、
11/21(土)22(日)の2日間、秋葉原校にて筑波大芸術専門学群 学校推薦型選抜対策講座を行います。

今年度の入試から、専攻に関わらずに午前1課題、午後1課題の計2課題という形式に変わりましたので、対策講座でも本番同様1日2課題実施します。
また、面接練習もあわせて行いますので、本番前の最後の追い込みにぜひ活用下さい!!
21(土)は12:30~20:30
22(日)は9:30~17:30
と実施時間が異なりますので、ご注意下さいね。
どちらか片方のみ、両日参加どちらもOKです。
詳細はこちらよりご確認下さい。

今回は学校推薦型選抜の講座ではありますが、一般選抜にも対応していますので、一般志望の方もぜひご検討ください。
ちなみに昨年度は4.5倍と大変高倍率でしたが、秋葉原校からは構成1名デザイン1名洋画1名の計3名合格しました。

昨年度推薦入試合格者作品です。

参考問題によると、今年は木炭デッサン選択だと静物が出題されるようですが、参考に。

芸大デザインコース 公開実技模試2020

こんにちは。デザイン科の山本です。

11月になって寒くなってきましたね。今年は感染症対策に気を使う一年になっていますが、ここからの時期はより一層の警戒が必要になりそうです。体調管理には気をつけましょう。

先日、芸大デザインコースでは公開実技模試(デッサンと色彩)が行われました。たくさんの方のご参加ありがとうございました!良作が並んだ良いコンクールになったと思います。

今回、良い点数が得られた人はこれを励みに油断せず、自身の考えを整理していけると良いと思います。

点数がよくなかった人は、ここから入試までの過ごし方で結果は大きく変えることができます。自己を客観視し、意識を改革しながら目の前の課題に真摯に向き合うことが出来る人は成長が速いと思います。

公開コンクールの様子と、通常授業でのデモストを紹介します。公開実技模試 デザインⅡ(色彩)の全体講評会の様子

授業内での講師デモンストレーション

11/8(日)には芸大デザインコースの公開実技模試 デザインⅡ(形体)が行われます。自分の力を発揮できるようにしっかり準備しましょう!講師一同応援しております!

いよいよ11月に突入!!

こんにちは。新宿校油絵科です。

今年は様々な社会的ストレスもある中いよいよ11月に突入し、気温も下がって体調管理には充分に気を付けていきたい今日この頃ですが、今年度の各美大入試も推薦は元より一般入試もノシノシと近づいてきました!

さて、油絵科の入試では想像力も重要なファクターの一つです。
様々な課題に対応する上で発想力で苦しむ人も少なく無いと思います!

そんな中、「観たことのない映画のポスターを描きなさい」と言われたら皆さんはどうしますか?

今回はあるギークサイトで出会った
『1980年代〜90年代のガーナの映画ポスター』に個人的にとても元気を貰ったのでご紹介します!

 

「007 私を愛したスパイ」
魚に関しては意味不明ですし、後ろの白い車のパースなんてたまりませんね!(まさかアストンマーチン!?)

当時のガーナではプリンターの輸入が禁止されていてポスターを印刷できなかった為、ガーナのアーティストが公開前の映画の予備情報も大して無い状況下で、想像力を働かせて描いたようです!

 

「 E.T.   」
もうツッコミどころ満載で、マイケルの表情もたまりませんが全く関係ない映画「エイリアン」に登場するフェイスハガーとエッグチェンバーが登場してます!

 

「天使にラブ・ソングを…」
ロザリオの持ち方なんか素敵ですね。

 

「プレデター」
シュワちゃんちょっと似てます。これは割と予備情報しっかりしてますね。

 

「ミッション:インポッシブル」
トム様!?

 

「スペース・ジャム」
どこを取ってもバッグス・バニーには見えないキャラクターの脇毛も気になるところですが、ジョーダンの膝すごいです。

 

若干マニアックな内容でしたが、映画を知ってた方はさらに元気をもらえたんじゃないかと思います!

今の時代、様々なメディアで常にあらゆる視覚伝達が容易に手に入る時代ですが、当時のガーナで限りなく情報が少ない中で努力した健気さにグッと来るモノがありますね!

みなさんもガーナのポスターを描いたアーティストの様に楽しく発想力を膨らませて、あらゆる課題に対応力を身に着けていきましょう!!

ではまた

明日はいよいよ 新美彫刻科の公開コンクールです。

昼間部講師の氷室です。

明日は、彫刻科の公開デッサンコンクールです。
受験本番に近い緊張感を持って挑める機会です。
受験におけるデッサンは、モチーフの情報を短時間で表現せねばなりません。しかも、その絵は他者の主観に基づき客観的に判断されることになります。
自分のデッサンがどの様に伝わるのか、その結果を次につなげて行って下さい。
光や形、木炭を扱うテクニック、印象、全てを研ぎ澄ませてバランス良く表現していきたいですね。

『ロダンの言葉抄』の中に
ー芸術家とは見る人のことです。
眼の開いた人のことです。
その心に、物の内面の本質が、いずれにしても存在事実として考えられる人のことですー
と書いて有ります。

また、面と陰影が構造を作り出すことや、皆さんの日々の制作に引っかかる部分が言葉にしてあるので、もし手にとる機会があれば読んでみてください。

10月後半の優秀作品の紹介です。

視点と量感を大切にしながら印象や動きも良くまとめられています。探る姿勢が活きています。


逆光で難しい位置ですが、顔の印象を丁寧に観察しブルータスの印象らしく表現出来ています。力を感じますね。綺麗なデッサンです。


大きな面展開をしっかり感じさせながら、肩から首までの構造にも迫れており、見上げた迫力が伝わります。


ピタッとした形を描けており、顔の印象も綺麗です。動き量感、木炭の色幅の強さを兼ね備えたカッコ良い1枚です。


そこにあるリアリティをひと目で感じます。光、質感、空気も全てが表現出来ています。


丁寧で熱い1枚です。全体感と細部の描写バランスが素晴らしいです。大きく取った構図が活きています。


難しい視点ですが、パースもしっかり描けており、申し分ない画力です。

素描力は全てに通ずる基礎になるので、こういったモチーフが置かれている状況を理解し、絵に起こせる技術と観察力は強みですね。


パジャントは頬周りや首がツルッとして見えるので難しいですが、良く探れており炭で形を起こしてくる表現力がかっこ良いですね。じっくり見られるデッサンです。


視点がキチッと作られており、スッキリした言い切りのあるデッサンです。丁寧な仕事で、絵としての強さがあります。


難しい位置ですが、目の前に有る彫刻・立体を描こうとしている姿勢が現れており、1歩深い観察力を持っている事が分かります。


自主課題のデッサンです。光が爽やかに描けており、そこから見えてくる空間が魅力的です。良い1枚ですね。この調子です!


唇とアゴ周りの髭の印象が惜しかったですが、見上げたスケールを感じさせる視点や光を綺麗に表現できています。

今回は、日数を多めにして普段より大きめな模刻に取り組みました。

模刻としてモチーフを写すだけでなく、面を上手に捉えて粘土で表現し作品として昇華していく力量も素晴しいです。


普段扱う粘土より大きな量を動かしながら妥協せずに構造に対峙し、ヘルメスらしい印象まで辿り着けています。綺麗ですね。


バッチリ造り込めています。メヂチらしいキリッとした形と印象が良く表現出来ています。清々しい作品です。


こちらのメヂチも上手です。髪の毛に落ちる影も綺麗に形とつながっており、印象も似ています。粘土付もカッコ良いです。


やや口元が下がり気味ですが、こちらの作品もメヂチの印象に迫れており、良く作り込めています。


絵にするとどの位置からでも絵になりやすいガッタメですが、地味な動きを持っており模刻するには難しいモチーフだったと思います。比率や構造も妥協せず取り組めており、最終的には印象まで捉えてこれています。カッコ良い作品です。


制作過程も奴隷の印象を壊さずに、終始カッコ良い捉え方で制作が進められていました。難しいモチーフですが、どの位置から見ても破綻がなく、良く奴隷の印象を拾えています。

ここからは現役生の作品です。


カッコ良い1枚だなと思います。ずっと見ていられる魅力が詰まっているデッサンです。円盤の持つ独特の形を余すところなく探り、描き起こせており、素晴らしい観察力と表現力だなと感じます。


このブルータスのデッサンも、とても上手です。肩の形も爽やかな色味の中にここまで追えるのかと感じる形態の強さがあり、胸の奥行きもしっかり面の中に描き込まれていますし顔の印象も似ています。現役生の集中力の高さを感じます。


ジョルジョの竜を睨み据える表情、両肩をしっかリ探り、そこからでる独特の首の構造も素直に追えており、作者の彫刻を観察していく実力を感じます。
個人的には爽やかな空気を感じさせてもらえる質感が好きな1枚です。

今回は以上です。
デッサンや塑像は、自分自身が色濃く反映される、まさに分身の様な物だと感じます。
2学期も残り1ヶ月半。冬期講習が始まると時間が早く感じられると思います。
今のうちにどれだけじっくり課題や自分と向き合うことができるのかが、後半戦の鍵になってくると思います。
また、寒くなってくると体調も崩しやすくなってきますので、気を付けていきましょう。