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彫刻科4月の秀作紹介

こんにちは、彫刻科の新妻です。

昨年の今頃はみんなが自宅で描いたデッサンやクロッキーをFB上で講評していましたね。。(遠い目)今年はなんとか春から直接アトリエに通いながらの制作が出来ていますね。当たり前のことですが思い切り制作ができることが嬉しいですね。

入試直前のタイトな制作時間から一転、今はまたじっくりと時間をかけることができる時期です。ここでゆったりのんびり構えていてはもったいないです!試行錯誤を重ねながらでいいので基礎的なクロッキー力をつけていったり、一つ一つの課題、モチーフ、作品を味わい尽くして自分の中の発見や表現に深みを増していきましょう!それが来年の入試直前に必ず活きてきます。

では最近の秀作紹介にうつります。

堂々とした印象の捉え方と形の理解度がバランスとれていて安定感あります。最終的に入ってきたスカッとした光でカッコよくフィニッシュ出来ましたね!

 

ライティングを劇的にして絵的な魅力を引き出していくことを試みました。ひと目見ておお〜カッコいい!と思いました。顔の印象がよく、エンブレムなどが落とす陰もリアルですね!

ヤシの実と手の構成です。作品として全体のまとまりに気を配っている仕上がりになりましたね。手のポージングも美しいです。

グデアの彫刻的特徴を実感して作れているのが伝わってきます。ここまで詰めてくると模刻も面白くなってきますね!

夜間部も盛り上がってます!

絵のやり切りがそのままマルスのもつ威圧感にも繋がっていて目を惹きますね。描写の力はかなり高いので出だしの精度をどんどん洗練していきましょう!

石膏の乾いた質感と光が魅力的なデッサンに仕上がりました。制作していく過程で色んな違いに反応できるセンサーをどんどん磨いていきましょう!

全体の印象のバランスがしっかり合ってきました。影の中のトーンも気が効いています。描いていく中でのリズム感が安定してくるとさらに絵のクオリティも上がってくると思います。

 

もうすぐGWです。緊急事態宣言でまたクローズしてしまう施設もあるかと思いますが、連休の機会を活かして色々と観に行ったり出来ると良いですね。普段の課題制作をより楽しむために彫刻に限らず絵画、工芸、デザイン、映画、音楽、漫画、小説、自然、化学、ファッション、、、なんでもいいので外からの刺激も取り入れていきたいですね。僕はたまにyoutubeにある国内外の作家のドキュメンタリーとかも見ると創作意欲を刺激されたりします。tokyo art beat.comのサイトも地域別やジャンル別で展示やイベントを探せるのでオススメです。

カッコイイもの、美しいものを自由に創作する永い道のりの上を今歩いてる最中なんだというワクワクを切らさず受験を走りきって欲しいです!ではまた。

 

 

オンライン教育科 

こんにちは。オンライン教育科です。https://www.art-shinbi.com/online/

今週は、2021年度一学期、最初の4月ターム講評週間です。

5月入学受講生募集しています。

オンライン教育科では、
油絵、日本画、彫刻、デザイン、私立美大デザイン、工芸、映像、先端芸術表現、建築、デッサンの10講座を開講しています。
課題数は自らの生活のスタイルや、受講生の進度に応じて、
高3・受験生は新たに、10講座 【月5課題コース】と【月3課題コース】から選択になります。
高1・2生は原則【3課題コース】です。

 

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合格体験記① 東京芸術大学 油画 合格

2020オンライン教育科【油絵コース】 R.M. 1浪 (長野県)

オンライン授業を受け始めたのは去年の6月でした。油絵の経験が浅かったので、大手予備校の力を借りなければ合格は難しいと思ったからです。
地方予備校に通っていた私は当時、完全オンラインのこの学科か、従来の通信添削のどちらかを併用しようと考えていました。そこでオンライン授業を選択した一番の理由は、自分の作品を見ながら、先生と一対一の会話ができたからです。これは一般的な通信での手書き文章やメール添削よりも、より深く疑問を解決できる上に、些細な事も質問し易く、その場ですぐに答えが聞けるという魅力がありました。更に作品を郵送する必要がないので、いつでも作品に手直し・再送信ができ、課題とは別に講評してほしいドローイングが急に出来ても、すぐに送ることができました。
講評の内容はとても丁寧で、Zoomの書き込み機能やインターネットを使った説明を、毎回30分程度頂けました。何度も貰った具体的なアドバイスの中で、分析・試作を繰り返し、求められる作品の形を掴もうと尽力した事が、成長に繋がったと思います。
その後10月までの間で毎月3課題を制作し、夏にはオンライン夏期講習を受講しました。この講習では毎日先生と話す機会があり、制作しながら質問できた事が良かったです。また他の講習生の作品を見る事もでき、普段話す機会の無い先生からも講評を頂けて、より視野を広げることができました。
11月からは東京に引越し、油絵科昼間部として校舎に通っていました。厳しい講評の中でも、オンライン教育科で学んだ事を活かしながら、”しっかり考えて”描く事を意識して、徐々に感覚を掴んでいきました。特に、”好きな絵を描く”→”課題文を後付ける”という過程を大事にしていました。後付け力は受験当日にも役立ちました。
最後に、お世話になった先生方へ、有益なご指導の数々、感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

映像科:一学期前半の授業

こんにちは。映像科です。
先週から2021年度映像科の木金日コースがはじまっています。
一学期の授業のテーマ(目標)は「映像メディアについて知ること」と「絵と文章で表現すること」です。ゴールデンウィークまでは特に「絵で表現すること」「文章で表現すること」の基本的な内容を学びます。

最初の週は映像で自己紹介。「2021年4月11日のわたし」をテーマに短い映像作品を制作してもらいました。

先週は感覚テストなど「場所のイメージ」を描く上で基本になる、
「パース(遠近法)」「人物クロッキー」「鉛筆デッサン基礎」の課題を制作しました。

今後5月いっぱいまで文章表現のトレーニングや、感覚テスト、小論文、鉛筆デッサンなどの形式の課題に取り組んでいきます。
この時期は特に授業見学や無料体験講習などもおすすめです。
映像メディア系で美大進学を考えはじめた、という人はぜひご参加ください!

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映像科の授業
オンライン教育科(映像コースも開設)
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【 油絵科夜間部 新宿校 】 合格体験記

こんにちは、油絵科の鷹取です。
昨年度夜間部から武蔵美に現役合格した生徒から合格体験記が届きました。
武蔵美への憧れがものすごく強い子だったので、最後までしっかり頑張って見事武蔵美生になれて良かった!!!
自分らしさは意固地に守るものではなく自分の芯を持ちながら自由に動くことだと思っています。

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【合格体験記】
武蔵野美術大学 油画 現役合格
大森 有花

私はこの度、武蔵野美術大学の油絵科に一般選抜で合格することが出来ました。
私は高校一年の冬から新美に通い始め、基礎固めをしてきました。基礎科の時から武蔵美のことがとても好きで、武蔵美以外の大学に全く興味が持てませんでした。そのため総合型選抜を受けることになり、基礎科の時から”自分が絵を通して伝えたいこと”、”自分らしい絵”を考え続けていました。

もともと私はドローイングを描くのが好きで、自分らしく楽しく描けるのは油絵でなくドローイングでした。油絵になるとやはり受験を意識してしまい、硬い表現になることがあったのですがみんなが同じ絵の描き方をする必要はない、とわかった時、油でも私の好きな絵が描けるようになりました。
それから受験科に入り、総合型選抜と一般選抜に向けて、”自分の絵”を固めながら作品を作っていきました。しかし私は11月に推薦で落ちてしまったので、そこからは何が悪かったのか、武蔵美は何を求めているのか、私の好きな絵は受け入れてくれないのか、など考えながら、前以上に必死に油絵とデッサンの研究をしました。
冬期講習になり入試が近くなってくると、自分が好きな絵で勝負してよいのか と不安になり、絵がまったく描けなくなりました。推薦で落ちているのが影響して自信がゼロになり、描きたい絵もわからなくなってしまったのです。
でも先生に”自分の好きな絵でいい”と何度も言われた事で、自分の好きなように自分の大事にしてるもので勝負して楽しんで描こう、頑張り続けようと決心し、最後まで自分の最高に持っていけるよう頑張ろうと思いました。
それからは毎日絵のことを考え、どうしたら気持ちよく楽しく描けるかをひたすら研究しました。入試直前に色んなことを指摘され悩み続け、最後の一週間で絵を変えたりもしました。画集をみて、今好きなものや色、気持ちよく書けそうだとおもうものを取り入れたりして最終的に楽しんで描けるようになりました。
私の絵は油絵らしさがなく、ドローイングのような絵で、ずっとそれを突き通してました。
でも”自分らしさ”を守らずに最後までいろんなものを見て、絵を変え続けることが大切だと改めて思います。
途中はうまくいかなくて辛いことがなんどもあるし、たくさん泣いたけど最終的に自分の満足いくところまで持っていけたのでとても成長した受験期を送れたと思います。
これからの受験生の方も、自分らしい絵で、頑張ってください!応援してます。

留学生コース、ブログはじめました

はじめまして、夜間部留学生コースです。

今年度から、謎に包まれた(?)新美の留学生コースについてこのブログで情報発信していきたいと思います。
授業の様子や講師のデモスト、イベントの紹介、その他雑談など、色々な話題をアップしていきますので、留学生も留学生でなくてもよかったら覗いてみて下さいね。

さて、新学期が始まりました。
新美では、留学生は基本的に日本人の生徒と同じ教室で制作し、講評を受けます。
そのため授業はもちろん、日本語で行われます。
来日して間もない生徒にとっては不慣れなことも多く、大変かもしれません。
コミュニケーションがスムーズにいかないときは講師が中国語や英語で通訳したりフォローすることもありますが、自分でメモを取りながら一生懸命ついていくことも大切です。
書いたり調べたり困ったり…そういった積み重ねがやがて自信につながります!

留学生試験は一般入試より時期が早く、11月、12月に行われることが多いです。
準備期間が短いだけあって、毎年新年度が始まるとともに、一気に緊張感が高まります。
程よく緊張感を持ち、程よく息抜きをし、自分を良い状態にしてあげることが重要ですね。

入試まで一緒にがんばっていきましょう!

 

↓デザイン・工芸科夜間部の全体講評、留学生もこの中にいます