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デザイン・工芸科夜間部、カリキュラムについて。

梅雨が長そうな気配がします。気温が暖かくなってきました。今年は、蒸した梅雨になりそうです。

デザイン・工芸科夜間部です。

デザイン工芸科夜間部では、前期のカリキュラムをかなり重視しています。上達のスピードを早める為に必要な、演習を多めに組んでします。前期は夏期講習会につなげる為に、非常に重要な期間です。入学を検討している方がいるようでしたら、出来るだけ夏期講習会前に入学してくれるようにしてほしいです。

基礎的な表現のやり方と、技術の使い方を合わせた課題をやっています。

単なる静物デッサンでも、色々な工夫をして描かせています。ちょっとした工夫が、上達を早めてくれます。

課題で問われている内容を理解し、考えずに描くのではなく、考えて描くことを実践してもらいます。もちろん、参考デモストもやっています。

 

現役の大学生、卒業したての方を読んで、受験生と世代の近い方からの大学説明会と受験の体験談もやってもらいました。やはり、年齢が近いことの説得力は大きいです。とても参考になったようで、生徒の目の色が変わっていくのが分かりました。先輩方、ありがとうございました。

では、また次回、くれぐれも体調の管理をしっかりとやっていきましょう。

何故人は絵を描くのか?

みなさん、こんにちは。

新宿校 油絵科 夜間部の山田です。

そろそろ梅雨入りの時期に入り、気温の変化も激しくなり体調を崩しやすい季節です!     体調管理には充分に注意していきましょう!

4月のブログで渋谷校の箱岩先生が「洞窟壁画」について触れられていましたが、僕も全く同じ事をその時期に感動を受けてまして、一方的ににシンクロしている!というプラス感動の元、今回は「洞窟壁画」の中でも特に自分が心を打たれた「ショーべ洞窟」についてお話したいと思います!

そもそも絵を描いている人間であれば、誰もが「何故自分は絵を描くのか?」という問いにぶつかると思います

それは言い換えれば「何故人は絵を描くのか?」という問いと同義になります。

そして、「人はいつから絵を描いているのだろう?」という問いにも広がります。

今回お話する「ショーべ洞窟」の壁画の制作推定年数はなんと!!…32000年前!!
これだけでまずロマンの塊ですよね!
只、これに関してはそれまで有名だった「ラスコー壁画」が15000年前であり、それを遥かに塗り替えてしまったため、宣伝目的の誇張だ!と主張する人もいて、論争になってる様です。

「ショーべ洞窟」は1994年にフランス南部のアルデシュ県で3人の洞穴学者によって発見されました。今では絶滅してしまったホラアナライオン、ケブカサイ、マンモス、ハイエナ、野生のウシやウマ等々わかっているだけで260もの動物画が描かれているそうです。

動物好きとしてはユーラシア大陸にライオンやサイがヨーロッパにいたという事実が絵で表現されているという事自体にテンションが上がってしまいます!

しかもこれ、フラットな面にではなく洞窟の凸凹を利用して反立体で描かれています!更に炭の濃淡の調子もうまく利用して写実的に表現されています!

当時、制作者は深い洞窟の中で作業をしている訳ですから、当然明かりがないと絵は描けません。深い洞窟の中で火を燃やし続ければ当然酸欠状態になるので半分トリップ状態で幻覚を見ながら描いていたと言われています。

大学時代、ある映画監督から面白い事を聞きました。「人間が映画館に行くのは古代の暗い洞窟の中で火を囲み、音楽を鳴らし、幻覚や幻視を見ていたのと同じ事をしている。」

洞窟壁画は絵画でもあり、インスタレーションでもあり、果ては映像作品とも考えられる!
あらゆる芸術表現のルーツと言えるのかもしれません!!

ではまた!

日本画:透明を描く

こんばんは。日本画の佐々木です。

今回は、ガラス器の透明ってどう描くの?というお話です。

とにかく、ガラス器は観察の視点が多い!

透け感、ガラス越しのゆがみ、ガラスの表面の写り込み、そして立体としての明暗…。

どれか一つではなく、全部必要だからちょっと難しい。

色々な視点からガラスの観察を楽しめるようになりましょう。描けるようになると、めちゃめちゃ楽しいモチーフです。

昼間部 デザイン・工芸科

こんにちは。昼間部 デザイン・工芸科 講師の山本です。

1学期の授業では受験課題ではなく、基礎、演習課題に多く取り組んでいます。
受験課題だけでは発見しにくい自分の弱点、または武器となるものをどんどん見つけていくように促しています。

画像は、昨日行った水粘土での立体造形課題の生徒作品と、自身で収集した資料の発表会の様子です。

今月30日には、第一回パーフェクト描写ゼミが開催されます。
現役芸大生の久田真晴也先生のデモンストレーションをみながら、モチーフ「魚」を色彩描写する内容です。
夏期講習前に描写の不安を少しでも解消できるようにしておきたいですね!
皆さんの参加をお待ちしております。

■開催日時
第1回 5/30(日)モチーフ:魚
第2回 6/13(日)モチーフ:ナス
両日共10:00~17:00

■参加料金:6,600円(税込)
イベント詳細・お申し込み↓
http://art-shinbi.com/event/2021/21event-craft-01.html