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先端芸術表現コース、新学期スタート

こんにちは。
新宿校先端芸術表現コースです。

先端芸術表現コースでは、1学期の間は、作品制作や活動につながる課題やワークなどを行いながら、受講生の関心や制作のあり方を探っていきます。

写真はドローイングワークの記録。描くことを学ぶ、というよりも、「うつす」こととはどういうことか、イメージをつくりだすために人々はこれまでどのような方法を行なってきたのか、ということを自らで実践していくワークショップになっています。お互いの影をうつしたり、鏡に映る自分の姿をなぞったり、円を描いたり、フロッタージュを行なったりしました。

こうしたワークでは、結果としてうまくいくかどうかよりも、自分が行なっていることやその結果できたものを、自分なりに捉え返すことがより重要です。こうしたことこそが、「実験」と呼ばれるものだと思いますが、こうした実験や試みを通して、日常的な制作を行なっていくことが、先端ではひとつの基礎となっていきます。

5月からもワークショップや課題演習とともに1次対策も継続して行なっていきます。
もし興味がある方は、ぜひ無料体験も活用ください。
https://www.art-shinbi.com/event/event-muryo.html

遠方の方は、オンライン教育の方も是非活用してください。
https://www.art-shinbi.com/online/

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それでは、先端芸術表現コースでした(画像はワークショップの様子になります)

彫刻科:新学期スタート!素描の春

こんにちは、彫刻科講師の新妻です。今年度もよろしくお願いします。

今年は以前無料体験で来てくれた人、基礎科生だけど一足先に受験科に混じって制作に取り組む人、今年度からの新入生、昨年からの経験豊富なベテラン勢とフレッシュ現役生と、彫刻科のアトリエは例年になく春から活気づいております。

春期講習から新学期はデモストを見てもらいながら、何に気をつけながら作ったり描いたりしてるのかを伝えつつ、それぞれの制作に取り組んでもらう機会が多いです。基本の確認と共に、今の時期だからこそできるチャレンジや価値あるものを目指して制作するマインドを育んでいきましょう!

 

春は特に総合的な素描力の向上を重視したカリキュラムになっています。対象がどんなものであったとしてもその魅力を引き出し表現する力は作品を作る上で大切だと思います。

では生徒作品の一部をご紹介します。

「自分の靴を描きなさい」

コンバースの生地のヨレ感やソールの溝、靴紐の重なりなどじっくり迫っています。

エナメルの光沢が伝わってきます。黒の色幅の引き出しがふえましたね!

まさかの下駄!構造は単純ですが、色味の幅や接点、質感など欲しい情報の見え方が適切です。

「コーヒー樽と綱」

序盤で形の修正をしっかりしたおかげで後半の描写でグイグイ絵が魅力的になりました。

各モチーフのあらゆる箇所に気遣いとこだわりを感じます!重さまで伝わってきます。

「鳩」

動物は常に動いているので、見て形を描く意識だけでなく、観察した情報からそのものらしさや骨格理解を自分で紙の上に再構成することが求められます。鳩の自然な佇まいが無理なく表現できています。

「ブルータス」

描き出し特訓の中の一枚です。この段階でブルータスをビンビンに感じる秀作です!

観察したものを余すことなく描いてやるという気概を感じます。見えない後頭部へとつながっていく形態の自然さと、衣の中の身体を感じさせられるとよりgoodです。

表情ハマってます。掘りかけのの頭部のはつりあとや、曖昧になりやすい衣同士の接点なども横着せずとらえていて好感がもてます。やや右肩が落ちるタイミングが早い感じがするのと、強い黒の采配をもう一段調整できるといいですね。

自主的に夜間残って描いた背景付きラオコーン。去年よりも自由に使える時間が増えた分貪欲にやりたい課題にチャレンジしてほしいです。ネックだった顔の印象も改善しましたね!

ここからは夜間部生(高3、高2生)の作品です。

「薪の束と針金」

今までなかなか踏み込めなかった細部描写やカリッとピントを合わせる仕事ができました!持ち前の形態感の強さや探りも効いています。

高2でこんなにいろんなことのバランスをとりながら描き上げることができるのが驚きです!アドバイスをこまめにメモする姿勢も貪欲でナイスです!

 

最後は昼間部生の1人、すっかりルーティンとなった人物クロッキーの一部を。

線が走っていますね〜!昨年から段々と捉え方や表現が洗練されてきました。デッサン、塑像にも確実に良い効果をもたらしています。

続けること。単純なことのようで小さな積み重ねが大きな気づきと自信へと繋がっていきます。

今回は以上です。気温差が激しいので体調崩さぬように!

こんにちは。オンライン教育科です。

こんにちは。オンライン教育科です。

今週は4月ターム講評期間です。

5/1(日)から5/7(土)までは新美全館休館となります。何卒ご了承ください。

 

5月末には第13回特別講義アップロード予定しています。

オンライン教育科では、毎月約3課題(生徒によっては5課題)を生徒に送付し、その講評を Zoomを用いて行っています。 講評はマンツーマン形式で、30分程度の時間をとり、各月の終わりに行っています。それに加えて、オンライン教育受講生のみを対象とした特別講義を1学期に2回行い、受講生の受験対策及びモチベーション維持に役立てることを目指しています。

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◯【NEW】2021年度 オンライン教育科生の合格体験記です。https://www.art-shinbi.com/online/taikenki_2021.html

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◯2022-2023 学生募集中です。

オンライン教育科  新美の指導を遠隔地の方にも!

オンライン教育科は、時間的・地理的な理由で各校舎に継続的に通学できない方のためのコースです。
Webミーティングツールを利用したオンライン上でのリアルタイム講評、録画による動画講評、豊富な参考資料によって、遠隔地の方の芸大・美大受験をサポートします。
講評は全てマンツーマンで行われ、受講生の進度に応じて、カリキュラムを組みながら進めていきます。

オンライン教育科では、
油絵、日本画、彫刻、デザイン、私立美大デザイン、工芸、映像、先端芸術表現、建築、デッサンの10講座を開講していきます。

高3・受験生は 10講座 【月5課題コース】と【月3課題コース】から選択になります。

高1・2生は原則【3課題コース】です。

2022新学期始まってますー。

あっという間に、4月も半分過ぎてしまいました。暖かい日も増えてきています。服のチョイスが難しい時期ですが、それが楽しい時期でもありますね。ファッションは気合といいますが、風邪をひかないように気を付けましょう。

デザイン・工芸科夜間部です。

新学期始まっています。基本的に例年通りですが、少しバージョンアップして授業している感じです。一学期で大事なのは、カリキュラムです。進行やり方で夏期講習会に持っていく感じが変わります。一課題一課題、大切に進行していってほしいです。現役生はデッサンや平面構成の手順など、まだまだ慣れないことが多いです。芸大を受験する方は立体もあるので、覚えることが増えます。気合いいれていきましょう。

前回予告した、春期講習会にデモンストレーション制作してもらった、多摩美グラフィックの現役合格生の入試再現を紹介しておきます。自身のこれからの制作に役立ててくださいー。

芸大デザインコース

こんにちは
芸大デザインコースの山本です。

新年度がはじまり、アトリエに活気がみなぎっております。これからの一年間もどうぞよろしくお願いします。

まずは基礎実技課題を軸として授業が展開されていますが、今年度は同時にデザインワークと題した課題を課しています。入試実技の対策のみではなく、デザイナー、クリエイターとしての素養を身につけるような内容です。今後の学生それぞれの課題への取り組みが大いに期待されます。

新年度、夜間部授業内での石膏デッサンデモストを紹介します。描き出しで重要なことと、そうでないことの分別をわきまえることが大事です。ブルータス:2時間程度