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芸大デザイン・工芸科

こんにちは
デザイン・工芸科講師の山本です。

暑い日が続いています。
夏期講習会では、藝大一年生によるデモストイベントが盛りだくさんです。アトリエ内で、同時に進行されるデモンストレーションを見るのはもちろん、受験期の過ごし方や制作への姿勢などの貴重なアドバイスも聞くことができます。

すでに開催されたデッサンと色彩のデモストイベントの様子をお届けします。2つのイベントで共通して印象的だったのは、合格者は自分の特性を客観的によく見て理解しているという点です。自身の長所や優れた能力をよく理解しつつ、苦手な点や弱い点ともよく向き合っているということです。入試で試されるのは完璧な能力ではなく、機転の効いたプロデュース力であると言えます。作品をより魅力的に見せるための気遣い、思いやりがどれだけできるかがポイントです。技術だけでなく、しなやかな思考力を養っていきましょう。まずは気遣い、思いやりとは何かを知る必要があります。それは普段の生活に当たり前に存在していて、うっかり見落としているものかもしれません。今一度、生活そのものから見直して気付きのある日常にしていきたいですね。

画像はデモストの様子です。