日別アーカイブ: 2021年4月24日

彫刻科4月の秀作紹介

こんにちは、彫刻科の新妻です。

昨年の今頃はみんなが自宅で描いたデッサンやクロッキーをFB上で講評していましたね。。(遠い目)今年はなんとか春から直接アトリエに通いながらの制作が出来ていますね。当たり前のことですが思い切り制作ができることが嬉しいですね。

入試直前のタイトな制作時間から一転、今はまたじっくりと時間をかけることができる時期です。ここでゆったりのんびり構えていてはもったいないです!試行錯誤を重ねながらでいいので基礎的なクロッキー力をつけていったり、一つ一つの課題、モチーフ、作品を味わい尽くして自分の中の発見や表現に深みを増していきましょう!それが来年の入試直前に必ず活きてきます。

では最近の秀作紹介にうつります。

堂々とした印象の捉え方と形の理解度がバランスとれていて安定感あります。最終的に入ってきたスカッとした光でカッコよくフィニッシュ出来ましたね!

 

ライティングを劇的にして絵的な魅力を引き出していくことを試みました。ひと目見ておお〜カッコいい!と思いました。顔の印象がよく、エンブレムなどが落とす陰もリアルですね!

ヤシの実と手の構成です。作品として全体のまとまりに気を配っている仕上がりになりましたね。手のポージングも美しいです。

グデアの彫刻的特徴を実感して作れているのが伝わってきます。ここまで詰めてくると模刻も面白くなってきますね!

夜間部も盛り上がってます!

絵のやり切りがそのままマルスのもつ威圧感にも繋がっていて目を惹きますね。描写の力はかなり高いので出だしの精度をどんどん洗練していきましょう!

石膏の乾いた質感と光が魅力的なデッサンに仕上がりました。制作していく過程で色んな違いに反応できるセンサーをどんどん磨いていきましょう!

全体の印象のバランスがしっかり合ってきました。影の中のトーンも気が効いています。描いていく中でのリズム感が安定してくるとさらに絵のクオリティも上がってくると思います。

 

もうすぐGWです。緊急事態宣言でまたクローズしてしまう施設もあるかと思いますが、連休の機会を活かして色々と観に行ったり出来ると良いですね。普段の課題制作をより楽しむために彫刻に限らず絵画、工芸、デザイン、映画、音楽、漫画、小説、自然、化学、ファッション、、、なんでもいいので外からの刺激も取り入れていきたいですね。僕はたまにyoutubeにある国内外の作家のドキュメンタリーとかも見ると創作意欲を刺激されたりします。tokyo art beat.comのサイトも地域別やジャンル別で展示やイベントを探せるのでオススメです。

カッコイイもの、美しいものを自由に創作する永い道のりの上を今歩いてる最中なんだというワクワクを切らさず受験を走りきって欲しいです!ではまた。