日別アーカイブ: 2020年7月25日

彫刻科優秀作品紹介。

こんにちは!彫刻科の小川原です。1学期後半でそれぞれの課題が見えてきたところで早くも夏期講習に突入です!
それではここまでの優秀作品を紹介していきます。
ジョルジョの模刻。

カッチリと作り切った上で印象を合わせてきました!人体として、またジョルジョを理解して模刻が出来ているところがすばらしいです!


面の捉え方が少し大雑把なところがありますが、ピントの合わせ方がうまいですね!印象がはまっています!

円盤投げ

彫刻的によく考えられていますね!実際に紙の中に円盤を「再現」していく感覚でないとこうはいきません。デッサン を見て模刻できそうな内容です!


横位置でも意外と難しいのが顔側です。動きもよく捉えられ、顔も似せてこれていますね!

マスクと手

弥勒菩薩の作りがとても良いです。西洋彫刻よりもニュアンスを表現するのが難しくて、形を写しとる感覚だけでつくっていると悪代官みたいな表情になりがちなんです。手の添え方も魅力あります!



手を2つ作るのは時間的にもバランス的にもかなり難しいことだと思いますが、模刻も似せてきた上でかなりやりきってくれました!すばらしい完成度だと思います!

クロッキー

ペンでジョセフをクロッキーしました。頭部はもっと突っ込んで描いていって良いです。しかし構図もバランスも印象も、短時間でよく捉えられていると思います。体の形態感の見せ方も良いです。


木炭で気配を探った後にペンで描き込みました。印象を探ることに対する柔軟な姿勢が良いです!作品としての魅力がありますね!

ジョセフ

この時期ですが試験時間で描いてもらいました。とても印象がよく、充実した完成度を感じます。間違わないこと、直すこと、合わせること。様々意識しないといけないですが、結局見る人の心を動かすのはそれ以上の作品の中身ですね!この作品はそうした部分にしっかり引っかかってきます!

夏期講習中にそれぞれ1つでも2つでも、これはという作品を出しておきたいですね!それが2学期以降の制作において重要な指針となるはずです!気合入れていきましょう!