月別アーカイブ: 2019年5月

毎年のことですが、この時期は演習課題ずくしです。

デザイン工芸科夜間部です。

令和に元号が変わったフィーバーも、そろそろ落ち着いて来ました。受験生として、今のうちに特に出来ることを優先してやるようにしてください。日々の積み重ねによる学科、実技の向上は、一夜漬けでは到底およびません。毎日コツコツじっくりコトコトよろしくお願いいたしますー。

さて、5月から6月にかけては演習課題が続いていきます。演習課題は実践実技課題をより理解しやすくするために考案しています。単純に枚数を重ねることで実技力はアップしていきます。演習課題をすることで効果的に理解が出来れば、枚数が多くなくても早く上達することが出来るのが良いところです。現役生にとって、この期間はとても重要な期間です。これから入学を検討している方は、出来るだけこの演習授業を受けられる期間に入学していただけるとようお勧めします。

 

演習課題制作例です。光限定し、少し強引に理解をするための演習です。芸大美大の入試において、陰影を表現することは物凄く重要です。前期中は特に何度も演習を繰り返しています。

そして、覚えていかなくてはならないことが多いのが、平面構成です。基礎的な課題をこなして、用具の使い方や用語と意味などを覚えてもらいます。平面構成は学科的な要素も多いですね。そして、日々良い作品を見て、自分の引き出しを増やすようお願いいたします。

今年度から、描写や構成などに特化したゼミを5月から開催しています。通常授業で時間が足りない現役生にとっては、ありがたい話です。枚数をこなした方がより上達していきます。一枚でも多く描くチャンスを作って行きましょう。

次回は芸大デサイン科の構成ゼミと工芸科の描写ゼミ(透明モチーフ編)が5月26日(日)に行われます。ぜひ参加してください。よろしくお願いいたします。

 

くにたちの5月

国立校です。

大学通りは緑一色。

     

授業では毎年恒例の写真模写を制作しています。

     

     

完成作品は後日お見せします。

体験入学は随時受け付けています。
見学・相談だけでも構いませんので、お気軽に来校してください。

渋谷校です。平面構成の道具を揃えよう。道具について。

⑦平面構成の道具について

パネル
私大の入試はB3サイズが多い。用紙を水張りして使う。

用紙
ケント紙や画用紙を使うことが多い。イラストボードを入試で使うところもある。

クロッキー帳
アイデア出しや構図を決めるエスキースに使用する。

平筆
色面を塗る時に使用。色面の大きさに合わせて太さを使い分ける。本数は多い方が良い。

面相筆
細い線や縁取りに使う。毛先が長く、細くまとまる筆、比較的高価な筆が使いやすい。

彩色筆
抑揚をつけて色面をつくる時や物を描写する時に使用する。

筆洗
内側が何個かに分けられたバケツが使いやすい。

絵皿(陶器製)
絵具を溶く皿。1色につき1枚ずつ使用する。枚数は多く必要。

ペーパーパレット
少量の絵具を混色する時に使用する。

定規
溝引き用の溝のついた透明定規。60cmと30cm2種必要。

絵具
アクリルガッシュ。(ターナーかホルベイン製)白は多く使うので大きい物を買うこと。本数は多く。

溝引き棒
溝引きをする時に使う。

雑巾
筆を拭いたりするのに使う。何でも良い。

水張りテープ
水張りに使う。裏面は水をつけると糊が利く。

ドーサ刷毛
水張りに使う。

筆記用具
(鉛筆、消しゴム、カッター)
下描きやエスキースに使用。

コンパス
製図用の30cm以上の円が描けるもの。

烏口
線を引く道具

水差し
絵具を溶く水を入れる。

デザイン科の試験ではアクリルガッシュ(またはポスターカラー)を使用することが多いので他の絵具を間違えて揃えないようにしましょう。アクリルガッシュ以外の絵具だと塗りムラが出来やすいです。最近ではポスターカラーよりアクリルガッシュを使う学生の方が多いので、絵具の種類で迷っている場合はアクリルガッシュを勧めます。色数はなるべく多く(36色以上)揃えるようにしましょう。

・アクリルガッシュとポスターカラーの違い
ポスターカラーは植物系の樹脂(アラビアゴム)などを使って固めるので水で溶いて使い、乾燥後も水溶性の性質を持つ。
これに対してアクリルガッシュはアクリル系の樹脂を使っているので水で溶いて使うが、乾燥後は耐水性の性質を持つので、塗り重ねが容易である。

・ガッシュとは
不透明水彩絵具の一般名詞として通用している。

★絵具の収納

下のように市販のケースに入れて収納することが多い。

秋葉原校:5.26(日)体験授業!豪華デモスト祭り!のお知らせ

こんにちは、秋葉原校の石崎です。
先日は校内模試、今月末は全国模試と模試が続きますね。
今の自分の実力を知る大事な機会です。
特に総合力が求められる私大入試では、安定して8割得点できればグッと合格に近づきます!

さてさて話は本題に移りますが、
昨年に引き続き、5.26(日)秋葉原UDX美大芸大進学相談会に合わせて、
秋葉原校で体験授業+日本画、デザイン科の先生による豪華デモスト祭りを行います!
がっつり6時間体験から、1時間のプチ体験まで色々ご用意させて頂きましたので、好きな課題を選んでやりましょう。
見学もお待ちしております。
申込みはこちらから

来場者には鉛筆プレゼントのサービスもあります。

去年のデモストの様子です!

お申込みお待ちしております!

季節を感じる

最近は5月というのに夏みたいに暖かいですね。
つい季節感がわからなくなる今日この頃ですがその時期にしか
咲かない花を描いて今を感じることは絵を描くことにとても重要です。

そして、今日の新美日本画科の一人一卓課題は菖蒲を描きました!

大きな花びらにしてはとても繊細でヒラヒラした薄い感じが独特の存在感をだしていますねΣ(-᷅_-᷄๑)
色も鮮やかな紫色にしっかりと表情があり、それでいて花びらの軽やかさも出さないといけないという。。。
花の作りも一見複雑そうですがよく観察して作りを理解すると一気に描きやすくなります。

植物を描くときはそれがどんな気候で育ったかをイメージしながら描くとより一層実感が出てきます。
暑さの中で咲く花、寒さに耐えながら咲く花と多種多様ですからね╰(*´︶`*)╯

旬の時期は立派に育っていたりするのでただ色や形を追うだけではなく
季節感も感じながら描いていけるといいですね( ´∀`)