月別アーカイブ: 2018年6月

「1学期も残り1ヶ月となりました」

私立美大デザインコース講師の笹本です

1学期最終日まで残り1ヶ月。
6月1日から夏期講習会の申し込みも始まっていますが、夏の予定は決まってきましたか?
夏期講習のことで迷われている方は、ぜひ一度来校してみてください。
来校できない方はお電話にて対応致します。

と、その夏期講習会直前の7月16日(月・祝)に特別授業を実施しますので、
こちらの宣伝を少しします。

スペシャル・サマー・セミナー
『手』についての講座
~ Method of Checkmate ~

今後、美大・芸大の入試で手を描くことになる高校生・既卒生を対象とする特別講座です。
夏期講習会や入試で手を描くときに知っておくだけで役に立つ、
「これだけは絶対におさえておいて欲しい3つのポイント」に絞り込み授業を展開していきます。
経験者も初心者やデッサンの経験が浅い方もこの講座を受講して夏期講習会でじゅうぶんに活かしてもらえる内容です。

1.「的確な構図で発想をアピールしよう!」
発想を明快に伝達するためには、画面をパッと見た時の第一印象が重要です。
その画面の見映えを成す要素に「構図」があります。
いくら発想が良くても構図の的確さを欠くだけで画面の見映えと明快さが半減してしまいます。
的確な構図とは?入試における定番の構図をはじめ、いろいろな構図について触れながら解説をします。

2.「明暗の見極め術でスピードUP!」
デッサンをする上で必要となる「光の把握と陰影の表現」。
光をどのように捉えて、どんな風にして陰影を表現するのか。
作例を使用しながらテクニックを解説します。知っておくだけで今後の作業ペースを確実に速められるはずです。

3.「細部の仕上げ術で差をつける!」
作品の完成度をよりいっそう高めるための細部の仕上げ方に焦点を合わせた解説をします。
作品に見応えをもたらすためには、細部を仕上げるためのテクニックが必要不可欠です。
その仕上げるための術を伝授します。

乞うご期待ください!
詳細は新宿美術学院のホームページにて掲載しています。

通信教育:もうすぐ夏期講習

こんにちは、通信教育の講師の土屋です。

今月、6月に発送する7月タームの課題で一学期の通信教育は終わりです。
提出は来月ですが、一つ一つの課題を着実にやっていきましょう。
通信講師一同、作品をお待ちしております!

さて、一学期が終わりということはもうすぐ夏期講習会ですね。
特に通信をとっている遠方の生徒の方は
早目にスケジュールを考えていることかと思います。

夏期講習はWEB申し込みも受け付けていますので、
こちらをご覧ください。

ちなみに、せっかく東京に来たから美術館やギャラリーも見てみたい!という方は
Tokyo Art Beat
というサイトが便利ですよ!

こんな感じで、エリアやジャンルごとにアートスペースを探せます。

それでは夏期講習のお申し込みお待ちしております!

芸大デザイン総合コースのW.S

6/17(日)サマーワークショップ リサーチTシャツ制作を行ないます。

新美から新宿中央公園へ短時間でリサーチ、自分の興味の視点を持ったスケッチ、ドローイングを基にデザインし、伝える内容と表現との実際を体感します。

ヘビーウエイトTシャツと描画材は用意しております。

申し込みはこちらからどうぞ。



秋葉原校 日曜日のこと

秋葉原校の石崎です!
昨日は晴れ間でしたが、今日は雨模様ですね(-_-)

今週はムサビのオープンキャンパスがあり、今日はそちらに向かっている生徒も多いのではないでしょうか。
秋葉原校の先生たちも昨日の日中に行ってきたとのことで、色々お話を聞かせて頂きました♪

オープンキャンパスでは合格者の作品展示や、作品持ち込みによるアドバイスは勿論、受験の統計データ集や作品集なども貰うことが出来ます。また、先生方によると、各専攻によるワークショップも盛んでしたとのこと!

実は、、、来週6月17日(日)新美でもワークショップを開催します!

なかなか普段予備校で対策していると、大学に合格した後の先のことよりも目の前の受験対策のことに意識がいきがちですよね、、、
(勿論今の受験対策が後々の制作に大いに役立ってくることには間違いありませんが!)

志望の専攻が決まっています!という方も、まだやりたいことを模索していますという方も
受験対策から一度離れて手を動かして見るとまた新しい発見があると思いますよ!
というか純粋に楽しそうです。笑
このクオリティのものを無料で出来る機会、早々ないと思います。
定員がありますので、お早めにどうぞ!

そして今回のワークショップ、秋葉原校の多田先生も参加します。
twitterで一部作品を紹介していらっしゃいます。可愛いなあ?もう??

秋葉原校では、多田先生の作品がさり気なく置かれていたりします。

こちらはペンたてと小物入れ。素敵ですよね。
多田先生、いつもありがとうございます。

話は変わって、日曜といえば秋葉原校では毎週英語と国語の授業を実施しています。

学科の野澤先生が前回の校内模試の結果をもとに生徒一人一人と面談。
弱点を素早く分析し、適切なアドバイスをくれます。

実技対策に力を注ぎすぎて、学科の点数が足りずに泣く、、、という結果にならないよう!
勉強の仕方がわからない方はぜひ一度体験を受けにきて下さい。

日曜繋がりで7月8日(日)には学科模試もありますね。今回は多摩美系です。
(※模試料金3,780円は校内生料金です。校外生の方は4,320円ですのでご注意を)

日曜は実技はお休みですが、オープンキャンパスがあったり、ワークショップがあったり、模試があったりとイベント盛り沢山で受験生は大忙し。

体調とも自分との予定とも相談しつつ、勢力的に!積極的に!頑張っていきましょう!!!!
頑張る受験生のために、こちらも精一杯頑張ります。

それではまた次回のブログで。

彫刻科 5月後半からの秀作の紹介。

こんにちは。彫刻科の小川原です。暑くなってきましたね!新年度がスタートし、2ヶ月になります。この春から初めて本格的に彫刻科での特訓をスタートした生徒の皆さんも大分慣れてきて、成長が実感できるようになりました!一通り出来るようになってからが本当の勝負なので、今後一層頑張ってもらいたいです!僕達講師は必要な時、必要な指導をどんどん入れていくので上手く吸収していって下さい!

先に宣伝をしておきます。7/15(日)、16日(月祝)に石膏デッサンのイベントを行います。15日は石膏デッサンに関わる科全ての講師が集まり、クロッキーと描き出しについての解説、デモンストレーション、実技指導を行います。特に芸大入試において一次試験である石膏デッサンは確実に自信をつけておきたい課題ですよね。実際の所ほとんどの人は描き出しで形が取れず、そのまま終わってしまうことが多いのではないでしょうか?上手い人が毎回良いデッサンを描けるのは、すでにスタートの時点で捉えているものが違うということをまずは理解してもらえると、スムーズな成長に繋がると思います。実際描写がどうのとか、描き込みがどうのとか、そういうことは形(印象)の狂いからしたら今の段階では大した問題ではないと思います。そこの認識が甘い人は本当にいつまでたっても、それこそ何年やっても形が合うようにはならないのです。

まずは意識を高めましょう。形が取れないことを重大な問題だと受け止めて下さい。何となくの気持ちでこのままやっていてもダメだと思います。それではどうやったらいいのか、それについて15日の講習では明確な答えを用意して待っています!今年の芸大の合否に関わるような内容の濃い講習にしたいと思っています。期待していて下さい!

16日はコンクールを行います。1日単位での参加も可能なのでコンクールだけ参加するのも可です。このコンクールでは石膏デッサンに関わる全科合同のコンクールです。採点は各科ごとに行うので、実際の入試や公開コンクールに近い感覚で臨めます。ただ今回は全科合同なので他科のデッサンの捉え方を制作中に見ることが出来たり、講評では自分以外の科のデッサンの良い所(吸収するべきところ)を各科の講師の先生の解説を聞きながら理解することが出来ます。各科上位の作品が同時に並ぶコンクールというのはなかなか経験できないことなので是非参加して欲しいです。
制作時間は6時間で、この時期としては短いし、そもそも日本画は元々12時間描きなので大変な部分もありますが、科ごとの採点という意味では差がついてしまうことはないし、6時間の時点での内容でほぼ作品の善し悪しは決まっていると思います。今年芸大を狙っている学生は新美生、外部生問わず挑戦してみてください!!

それでは彫刻科生徒の作品を紹介したいと思います。
昼間部生の作品。
夜間自主練習作品。ラオコーン。

木炭デッサンを初めて使ったところから2ヶ月ですが素晴らしい成長を見せています。アドバイスをスポンジのように吸収してくれるので教えている方もワクワクしています!
今回の作品はかなり丁寧に仕上げてきています。そこが良いところですが逆に捉え方が小さい単位での連続なせいでやや大きな空間感や量感に欠けるところが惜しいです。

塑像ジョルジョ。

課題の時間内では狂いを残して終わってしまいましたが、その後残って直しました。出だしからブレることなくコントロールできるようになれることを目指していきましょう!しかし最終的に出来上がったものはとても良い印象です!

ミロビ。6時間制作。

この時期からペースを上げてやってもらいました。表面的に作りきる事が武器でしたが、今回は6時間という短い時間の中で、ミロビという難しい課題で表面に走ることなく全体感を重視して良いバランスで終えることが出来ました。決して完成度が低く見えたりはしないです。良い傾向です!

ライティング課題。アトリエを暗めにして、強い光源のもとデッサンを描きました。

もうそのままの見た目が美しく見えたと思いますが、それがデッサンからも感じ取れます。とても良い反応ができました!通常の光源のデッサンでもこうした無力のブラッシュアップを行っていきましょう!


印象もよく、カッチリ描けていてよいです。調子の変化が形に正確に張り付いているようです!
どんどん上手くなっていきますね!


前半かなり苦戦しましたが魅力的な画面に仕上がりました。手前の腕や体の弱さはありますが、それを補って余る調子の魅力があります!
夜間部。現役生の作品。
体育祭と重なって短時間での制作になってしまいました。若干焦って進めたところがあり、まだ顔に安定感が無いですが、それでもジョルジョで一番難しいこの位置でここまで持ってこれる事に高い実力を感じます。また次回はやりきったものを見たいです!

さて、僕は自分の作品の鋳造作業が進んであと1月くらいで2作品が同時に完成しそうです。完成したら新美のショウウィンドウの作品を入れ替えようと思います。

いま制作中の原型。


夏は暑いけど、それ以上に熱く頑張りましょう!!