カテゴリー別アーカイブ: 新宿校


明日のギャラリートーク

こんにちは、全科総合部です。
現在、20日まで新美ギャラリーにおいて「渡辺護展」を
開催しています。

今回は、映像などの媒体を通して人間の知覚に訴えかける作品を展示してくれています。

プロジェクターで投影されているノイズのような動きが、鑑賞者の足音に反応するのにもおどろきましたが、他の作品では、モニターの表面に2つのファンが回っています。思いっきり画面を遮っています。
鑑賞者が近づくと・・・・。

明日、新美ギャラリーで16:30より、作家によるギャラリートークがあります。
ゲストに映像ディレクターの宮川貴光さんをお招きして対談をしてくれます。
宮川さんは、藤元明さんというアーティストなどと作品を作っていて、美術と映像の両方で作品づくりをしているということで、今回の渡辺さんの作品の一つのテーマである「境界」という部分で色々話していただけるのではないでしょうか。

興味のある方は、是非お越しください。損はしません。
通りすがりの新美生の方、少し早めに登校して、トークを楽しんでみてはいかがでしょうか?
また、講評会の終わった昼間部生の方々も、帰る前に新しい美術の一片を覗いてみてください。

よろしくおねがいします。


通信教育

こんにちは。通信教育です。

ただいま10月作品添削中です。到着までいましばらくお待ちくださいね。

 

 

冬期講習は毎日集中して制作出来る機会です。担当講師が直接面接指導を行ない、入試に向けての修正点や目標等じっくりとお話し致します。

申し込み  お待ちしています。


芸大デザインコース

こんにちは。芸大デザインコースです。

■工芸と合同課題

卵を高所から落とし割れないようにケント紙で包む形の立体 グループもしくは一人制作 

作りながら考え何個か作り実験し、クッションと外形固めるタイプや、パラシュートタイプ、浮力とたわみで衝撃吸収タイプなどが成功していました。

たまにこのような課題で、手探りでどうしたら解決するのか違った角度から楽しんで制作するのも勉強になりました。

 

 

■公開コンクール

デッサン課題  石膏:ガッタメラータ  構成:堅あげポテト、ブロッコリー、延長コード、手

平面課題 白いバラ、牛乳瓶、ぶなしめじ、任意の幾何図形

立体課題 レモン、紙テープ  水粘土

 

 

■12/2(日)プレ冬期

芸大デザイン科一次合格デッサン特訓

芸大デザイン科のデッサンは、丁寧な観察力と自然なバランスで表現し、モチーフを客観的に伝えることが大切です。空間や光の状況を感じて自然に、正確な形、石膏像の魅力、画面の大きさに対してのモチーフの扱いや、組み方、形体の精度と空間性、質感や細部の密度バランスと時間配分など、作者の視点と、観る側との共感を軸に制作して行きます。

講師によるデモンストレーションと一緒に制作し、合格レベルを実感し、これから取り組むべき事を明快にしていきます。新美ならではの、充実した参考作品や、個性を尊重する丁寧な解説指導、講評を体感してください。

申し込みお待ちしています。


受験シーズンに向けて

デザイン工芸科夜間部です。

美大の受験では、メンタル的なケアも重要なことになります。

実技に悩んでいたりすると、それが出来た作品に直接影響したりします。そういったメンタルケアが必要な時期にきています。

面談や会話をすることで、状態を確認したりしますが、精神面のことなのでなかなか難しいところでもあります。特に受験直前となるとほぼ全員が落ち着かなくなります。今のうちに直前に向けての心構えなどの準備もしていきたいです。

いうことで、今のうちにちょっと厳しいモチーフを描いてもらうようにしています。描く量が多かったり、形の難しさや観察の多さなどなど、今のうちに耐性をつけておきたいです。

デザイン科としては、上手に絵が描けなくても、理解のある絵がまず描けてほしいと思います。その上で上手であればさらに良いですね。絵が上手くいかなくて困ったときは、仕事のようにやってあげることを着実にやりましょう。それが一発試験での冷静さを保つ要因になります。

生徒に協力してもらい、パンフレットの撮影もありました。どんなパンフレットになるのか、楽しみにしたいですね。


画家の王、ルーベンス真の実力

こんにちは。油絵科の関口です。
西洋美術館でルーベンス展をやっていますが、皆さんはご覧になりましたか?先日僕も見てきました。ただ今回は展覧会とはちょっと離れたところのお話が中心になります。

ルーベンスは絵の実力もさることながら、非常に多才な人物でした。人文主義の学者で美術品収集家。7ヶ国語を自由に話し、外交官も務めたそうです。凄いですね。
この作品は「フランダースの犬」でネロがずっと見たがっていたルーベンスの作品。これを見たい人はネロの様にアントウェルペン大聖堂まで行かなくてはなりません。

当時ルーベンスの実力はヨーロッパ中に知れ渡り、他国からの注文も殺到しました。王族や貴族からも大人気だったんです。作品は彼がお頭を務める工房で制作し、その作品はヨーロッパ中に収蔵されています。「ルーベンス作」となっている作品はかなりの数に上りますが、実際のところはほとんどがお弟子さんとの合作です。まずは下の絵を見比べてみてください。


美術館に収蔵されると、どちらも「巨匠ルーベンスの作品」ということになりますが、実際は左がルーベンスのオリジナル。右はお弟子さんとの合作です。違いがわかりますか?ルーベンス自身が一人で描いた作品は、殆どが小さな板切れ。それを使って「今回〇〇国王から注文を受けた絵は、こんな風に仕上げるから、お前たちはこの下絵に則って、大体のところを描いておく様に」と、お弟子さんに指示を出す訳です。
実際に収める作品は、宮廷や貴族の豪邸に入る為、高さが数メートルにもなる大きな作品…ということが殆どです。お弟子さんを何人も雇って、殆どの作業を彼らに任せてしまいます。お弟子さんもそれなりに優秀な人たちを雇っているので、絵を描いていない人には「巨匠ルーベンスの作品」として享受したと思われます。


一見良くできているんですけどね…。これもお弟子さんとの合作と思われます。

25年ほど前、ヨーロッパに旅行に行ったある芸大生が「どこの美術館にもルーベンスのデカイ作品がこれでもかっ!てほど飾られててさ、もうお腹いっぱいで、見たくないな〜」と言っていました。まあ、わかりますけどね…。お弟子さんの作品を沢山見せられたら、そりゃそう思いますよ。

ここだけのお話ですが、ルーベンスの真筆を簡単に見分ける方法をお教えしましょう。
①小さな作品であること。(大抵は10号以内)
②高い絵具を使っていないこと。(当時の絵具は鮮やかな色が高い絵具です)
③意外とざっくりと描いていること。
④絵に沢山人物がいてもゴチャゴチャ見えないこと。
⑤板に描かれていること。(例外はありますが、ルーベンスは板好きです)
⑥画面全体に刷毛目が残っていること。
⑦自分の家族を描いていること。


⑥に書いた刷毛目がわかりやすい例。下塗り(インプリマトゥーラ)の刷毛目ををわざと残すのがルーベンスの大きな特徴。影のところに残っている場合が多いです。


これぞルーベンスの真骨頂。さすが画家の王!ムチャクチャ巧いです。