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1学期はそろそろ終わり【彫刻科】長い夏はもう始まっている!

こんにちは!彫刻科講師の佐宗です。梅雨明けしたのかしてないのか、6月から暑い日が続いていますね。やっと暑いのにも慣れてきたというか、覚悟ができてきました。

もうすぐ1学期も終わりになります。学期末コンクールを控えたこの時期ですが、みんなとても頑張っています。制作のブレも少なくなってきていますし、底力がついてきたのを感じます!

秀作もとても多く、全ては紹介しきれませんので私のお気に入りをピックアップします!良い自刻像もたくさんありましたが、肖像権出てきそうなぐらいみんな似ているので今回は紹介を見送ります。

まずはブルータスの模刻

通常首の付け根まででつくることが多いブルータスですが、少し大きめにつくることで動きがよりわかりやすくなっていて良いですね。制作のリズムも安定していて、安心して見ていられます。

すごく印象がいいデッサンだと思います。細かい描写が大きな形態にしっかりのっているのが良いです。


ミロヴィは良いデッサンがたくさん出ました。私は特にこの4枚がお気に入りです。顔の印象が良いのと、柔らかそうな身体がよく描けています。トルソーは比率を合わせるのが難しく、特にミロヴィみたいな大きい像は測り始めると結構沼りますよね。感覚を信じて描いていきましょう!


弥勒菩薩のデッサンを自主練で描きました。かなり長く、しっかり時間をかけて、描写とはどんなものかに迫れた一枚です。素晴らしい!


こちらも自主練です。作者は最近すごく伸びていて、楽しそうにデッサンしてるのを見てこちらもとても良い気持ちになります!

 

こちらは夜間部、現役生のラオコーンです。時間をかけるといつも良いクオリティにはなってくるのですが、夜間部生はまだまだ自分で大きく直していけないところがあります。とにかく印象が合うまで大きく見ることを心がけましょう。

 そして最後は基礎科生の手の塑造です。どちらもとても自然に手を捉えられていて、上手いと思いました!手は形が豊富で難しいですが、いつでもどこでも観察できる良いモチーフですよね。マッサージするように触って骨のつき方を観察したり、動きを見たり、どんどん新しい形を発見してください!

それでは皆さん、夏バテには気をつけて、この調子でがんばっていきましょう!

 

6月イベント報告Ⅱとイベント告知Ⅱ

6月真っ只中で、37度ですか?暑いのなんのって!これじゃ、本格的夏が来たらどうなってしまうのでしょうかー。今年も熱中症対策をしっかりとやらなくてはって、思いますー。

大宮校です。

まずは、満員御礼の石膏デッサンを描こうイベントの報告です。なかなかのアツいイベントになったと思います。初心者、経験者、講師、みんな一緒に黙々と描くって感じが、良かったですね。簡単に表彰もしました。意識向上にはとても良いイベントになりましたねー。

講師も頑張りましたー。心地よい疲れになったですね。

7月に大宮校で行われるイベントの案内です。

【E】川田龍講師によるデッサンの実演解説、体験制作と作品講評会

※進路相談と大学説明会も同時開催(全学科対応)

※進路相談と大学説明会も同時開催(全学科対応)

講師が木炭デッサンの基本的なテクニックや道具の使い方について説明します。
線の引き方やトーンの表現、木炭の種類、技法のやり方など、初心者にとって役立つ講座となります。

https://www.art-shinbi.com/event/2025/25event-s_s_s/s_s_s-E.html

【D】
大宮校/静物・卓上デッサン時間短縮特別講義&3時間実技(無料)

  • 【D】大宮校/静物・卓上デッサン時間短縮特別講義&3時間実技(無料)

デザイン系の3時間静物・卓上デッサン

夏期講習が始まる前に、デザイン系の3時間静物・卓上デッサンの時間短縮の進め方を進め方伝授します。

https://www.art-shinbi.com/event/2025/25event-s_s_s/s_s_s-D.html

 

さらに授業の報告です。デザイン工芸科は、恒例のデモストを見るだけの授業がありました。こちらは、後ろで見られながらのデッサンデモストになります。なかなか描く方にはプレッシャーのかかるデモストです。こちらも頑張りましたので、紹介しておきます。

良い参考になったはずと、信じております。

最後に、基礎科の細密デッサンが良かったので、載せておきます。

今年も暑くなるようです。夏期講習会は大事です。頑張ってやっていきましょうー!

彫刻科 6月後半戦

こんにちは、彫刻科講師の臼田です!6月にしては暑い日が続いていますね、、。体調管理に気をつけて下さい。学生たちは熱さに負けず、良い集中力を保てていると思います!

皆んな実力がかなり上がってきていて秀作も多いので同一学生で複数点被ることなく今回は紹介していこうと思います。まずは昼間部から

 

よく印象を捉えられていると思います。全ての実技を通して安定感が出てきていていますね!ただ時折大体良いのに像の印象を1つ拾いきれず、、みたいなことがあるのでそうならない様にできれば完璧かなと思います。ロジカルに像の印象をおさえていくような感覚ももう少しだけプラスできると良いのかなと思います。

円盤らしい動きの流れ、形を表現できていますね!課題である最後まできっちり密度を上げていくということも自分で考えながら遂行できることが増えてきていると思います!後は印象の狂いがどれくらいのものなのかを判断できるようになればさらに良くなりそうです。個人的には描いていて迷ったとしても取り敢えず描き進めつつ警戒して印象を探っていっても良いかなと思います。

難しい位置ですがしっかりと円盤らしさを拾えていると思います!カタさが気持ちみられるところもありますが良いと思います。像の印象を捉える眼をもっと養っていければ言うことなくなるかなと思います。もっともっともっとマニアックに、詳細に像を観察、理解してそれを手にゆっくり乗せて行けたらいいと思います!この調子で頑張りましょう!

授業後に少し延長して作り上げました。本当に素晴らしいできだと思います!粘土もデッサンもただトレースしていく様な感覚がまだちょいと強いかなと思います。基本的にはその感覚で良いと思いますが、像の印象の機微を拾いきれていない時が時折見られます。印象で像を見極めると言うことをもっと鍛えていければ凄まじい高みに行けると思うので意識してみて下さい。期待しています。

こちらも延長して作り切りました。似ていると思います。首周りは形が全然甘いです。よく観察して作れていると思いますが、見方にまだムラがあると思います。その段階で見なければいけないのはどこなのかもっと精査しても良いと思います。制作していく中で印象がロックされるタイミングをもっと認識して大事にしていきましょう!

美しいデッサンですね!光、空間ともに綺麗です!構造的な理解や、大きく形を見ていく事が課題でしたが、どんどん良くなってきていると思います!ちゃんと意識して像をゆったりと観察できれば必ずできると思うので出だしから中盤にかけては堪えながら進めていけると良くなると思います!この調子です!

全体に描写が行き渡っていて良いデッサンがと思います。ベース⇄描き込みのリズム感みたいなところが大分身になってきたのではないでしょうか。印象を留めていきつつ狂いや印象の悪さがなんなのかをより精度高く見極めていくと言うことも大事なことだと思います。迷って進めないくらいなら進んでみてどうなのかでも良いのかなと思います!どんどんこの調子でいきましょう!

かっちりと強い表現ができていますね!今回はしっかりと全体感、空間表現を意識してできていたんじゃないかなと思います!後は画面左側の絶妙な色味の機微をしっかりと追えてよかったと思います!画面全体で責任感持って進めていくことがとにかく大事なことだと思います。空間表現に対してはもっと研究してより綺麗な空気の流れを作っていきたいですね!まだまだ高みにいけるよ!

美しい色味かつ空間表現で仕上げてこれたのではないでしょうか。良いと思います!その像に置いて何が印象的に大事なのか、この位置からだと何が表現しづらいのかをもっと意識してみても良いかもしれないですね。そこを踏まえた上で計画的に出だしから進んでいけると迷いなく積み上げていけて尚良くなるのかなと思います。

続いて夜間部の作品になります。ややラインに単調さを感じますが、素晴らしいできだと思います!個人的には出だしから中盤にかけて印象の狂いを発見できたら柔軟に躊躇する事なく修正できれば何も問題ないかなと思います。(話聞くと狂いに気づいてそうなので)狂いを見つけられたらラッキーぐらいの感覚でやってみて下さい!

こちらも夜間部の作品になります。よく印象を捉えられていると思います!黒の汚さみたいなものも無くスッキリ表現できています!手前の書き込みなどはもう一歩パワー込めてビシッと表現していきたいですね。手前と奥側での対比による空間表現を意識していきたいです!

 

長くなりましたが以上になります!

《基礎科》先日の座談会について

先週の日曜日ですが、毎年恒例になってきました
座談会シリーズ第6回目、『講評ノート座談会』でした。

デザイン×2、日本画、油の計4人の方に登壇していただき、
予備校生時代の講評ノート事情について教えていただきました。

実はこの企画は2回目なのですが、
前回に引き続き、今回も内容がかなり濃厚かつ、ためになることばかりでした。

かいつまんで話しますと、
講評ノートは先生から言われたことを書くだけのノートではないということ。
自己分析のツールとして講評ノートを使っており、
その書き方は、『どうやって自分を客観視できるか』の方法によって人それぞれである、
ということでした。

最初のうちは講評時に先生から言われたことを1つずつクリアしていくことが
1つの目標になっていくと思うのですが、
ある一定のレベルになってくると、目標を自分で決めることが
とても大事になってきます。

出された課題のとは別に『今日はこれをテーマにしよう』ということを
自分で決め、それを確認しながら作品を作る。
この『自分で決める』ということが成長にとって大きなキーワードに
なるのではないかなと思っています。

美大芸大は意外と放任主義だったりします。
その代わりに自分で決めないといけないことがほとんどです。
『何を作りたいのか』『何を表現したいのか』『何になりたいのか』
先生は決めてくれません。
自分で決めるんです、大学って。

その自分で決められる人から順に大学に受かっていくんじゃないかと、
それが1つのキーワードになるんじゃないかと思うんです。

そしてその考え方は将来のやりたいこと、仕事にも繋がってくると思うんです。
『なぜ自分は会社に行きたいんだろう?』『何を自分は将来仕事にしたいんだろう?』
そういうことってポンッって急に答えは出てこなくて、日頃頭の中で考えてるモヤモヤ
みたいなものを1つずつクリアにしていって初めて答えが出るもんだと思います。

とりあえず頭の中にあるものを全部書き出してみる、その後にいるものといらないものとを整理していって、答えが出てきたりするもんです。

そう言った仕事を講評ノートを通じてやっているんじゃないかなと
聞いてて思いました。

美大芸大に行くと、ひたすら自分と向き合うことになります。

日本中の絵や立体が上手い人たちが一堂に介するわけで
そこで否応にも『自分の立ち位置や存在について』を
確認させられることになるわけです。

そのときに、
客観視というのがきっとまた役立つはずです。
あーあの時言ってたのはこのことかぁとなるはずです。

ぜひ受験だけではなく
この先の大学生活含めて、
アーカイブが上がりましたら
見てみてくださいね。

映像科:続・夏期講習会、受講受付中!!

こんにちは。映像科です。
一学期の授業も残り三週。いよいよ最終コーナーを回った感じです。

教室では本格的に入試を想定した実技対策を行なっています。武蔵美映像学科の「感覚テスト」をはじめとして小論文や鉛筆デッサンなど。夏期講習前の段階で自分なりの制作の仕方を掴めると良いですね。その上で夏期講習会ではさらなる飛躍を目指します…!

そんな流れで夏期講習会のおしらせも再度。引き続き受講生募集中です!
7月中旬から8月下旬にかけての4つのタームです。受験する大学や学科、受験方法に応じて受講できます。詳細はこちらをご覧ください。

○〈Ⅰ期〉7/21(月)~7/26(土):私立美大映像 総合型選抜対策コース
→武蔵美映像のクリエイション資質など作品制作やポートフォリオ作成が必要な入試の対策です。

○〈Ⅱ期〉7/28(月)~8/2(土):武蔵美映像学科 実技対策コース
→武蔵美映像学科を想定して感覚テスト、小論文or鉛筆デッサンを制作します。

○〈Ⅳ期〉8/11(月)~8/16(土):私立美大映像 実技対策総合コース
→武蔵美映像、東京造形大の映像メディア系専攻、日芸映画学科など幅広く対応します。

○〈Ⅴ期〉8/18(月)~8/23(土):武蔵美映像学科特訓&コンクールコース
→武蔵美映像の実技対策を経て後半の二日はコンクール(実技模試)。
(※Ⅲ期とⅥ期は映像科の授業は開講していません。学科試験対策を頑張りましょう!)

+

そして7/5(土)にも一日だけの特別授業があります。題して「映像科「感覚テスト」を攻略する」!
(※こちらは土曜講座「感覚テストを攻略する!第三回」との合同開催となります)

「感覚テスト」は武蔵野美大映像学科の実技試験の形式。授業では近年の出題傾向を分析しつつ、特に発想やキーワードへの応答の仕方についてレクチャーします。その後実際に一枚の作品を制作して、制作後は一人一人の作品にコメントします。
この夏から本格的に感覚テストの対策を行うという人も多いかと思います。感覚テストを制作したことのある人も、初めて感覚テストを制作するという人も、奮ってご参加ください!!
詳しくはこちら!
◎追記:
一学期は残り三週ですが現在7月入学生も大大募集中!
詳しくはこちらから。

↓↓SNS(映像科公式)もあらためてよろしくお願いします!
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オンライン教育科(映像コースを開設)

広報チームの皆さんが制作してくれたショート動画。かわいいです。